失われた愛の記憶を (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション(ロマンス・コレクション))

  • 二見書房
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (808ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576171227

感想・レビュー・書評

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  • 図書館の本 読了

    内容(「BOOK」データベースより)
    4歳のとき、目の前で父親が母親を殺害したのを目撃したエリザベスはすべての記憶を失い、生まれた町を離れた。23年後、仕事で町に戻ったとき大地震に遭遇し、複雑な気持ちを抱えたまま彼女はずっと会っていなかった父を訪ねる。だが病気のせいで記憶が混乱しつつも母への変わらない愛を語る父を見て、疑念がわきはじめた。本当に父は母を殺したの?愛し合いながら別れた元夫のFBI捜査官ギャリックとともに調査を開始するが、意外な町の秘密が徐々に明らかに…

    久々に大ヒット。
    エリザベスの記憶が完全に戻ることはなくてもこのラストはとても好き。
    地質学者としての地震、ネイティヴアメリカンとしての地震の締めくくりはとてもとても心地いい。
    チャールズの最期もいいしね。
    厚くてなかなか手に取らなかったことを後悔。

    Virtue Falls by Christina Dodd

  • ★4.5

    子供の頃、目の前で母が殺され父が逮捕されるのを見ていたヒロイン。
    その時の記憶を失ったまま伯母の元で育てられた。
    一方FBI捜査官でヒロインの元夫であるヒーローも子供の頃に負った傷を抱えている。

    と、まぁこう書くと元サヤものなんですが、サスペンスの部分がめちゃくちゃ面白かった…!!
    犯人は誰?みんなが怪しく見えて疑ってた。

    正直なところヒロインの母と父が同じところで幸せになれるのかな?なんて思っている自分もいる。
    ロマンス読みとしては綺麗でキラキラした愛を求めるのさ…。
    でも父親とヒロインの愛は泣けた。
    父親の失ったものを想って更に泣ける。

  • ☆3.5

    4歳のとき父が母を殺して逮捕された。
    目の前で目撃したエリザベスは当時の記憶を失ったまま、23年が経ち生まれ故郷へと帰って来た。
    地質学者である彼女は地域を襲った大地震に遭遇し彼女を心配した元夫ギャリックとも再会する。
    アルツハイマーを患い介護施設にいる父を23年ぶりに訪ねた彼女は次第に母を殺したのが本当に父なのか疑いを持つようになる。

    地震、津波が出てくるけど3.11にも影響されたのかなと思います。
    ただ悲惨さとか壮絶さは感じず、ヒロインが地質学者といえど逃げずに3.11を超えるような津波の映像を撮影して名声を上げようとしている(?)というのはあまり気分の良いものでなく引っかかったのは私だけなのか。。
    そしてこのヒロインって人がいいんだろうけど記者を簡単に信用したり反対を押し切って仕事に行ったりと無防備なところが気にかかりました。
    しかし何より妻を愛し信じていたのに妻殺害容疑で自白も遺体もないまま有罪となり長年刑務所暮らしで子どもにも会えなかったヒロイン父が可哀想すぎませんか…
    幽霊のヒロイン母がちょろちょろしたって生前裏切ってこんな目に追いやったのは彼女にも原因があるわけでスッキリしません。
    あとエピローグというか最後は本筋とは異なる人物の独白で終わってるんですが、次作への伏線かもしれないけど本作では蛇足にしか思えませんでした。

    2014年。 

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