龍の妻恋い ~うそつき龍の嫁取綺譚~ (二見書房 シャレード文庫)

著者 :
  • 二見書房
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本棚登録 : 35
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576180083

感想・レビュー・書評

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  • 平安朝和風ファンタジー。
    スパダリ攻め×純真無垢な受けの取り合わせ。
    若干ヤンデレ入っているとはいえ、9年間受けを思い続け、リスクを覚悟して愛を乞う攻めに、受けがほだされていくお話。

    余裕な顔をしながら受けのために必死だったり、無体を働かないように自分を抑えてたり、なのにぺろっと嘘をついたりする攻めが読んでいて楽しかったです。
    ストーリーも展開がしっかりしていて、安心して読めるお話でした。

  • 受である清伊の子供っぽさが混じる思春期の情動と葛藤が等身大で描写されていて大変可愛いかったです。強がったりムキになったり、思わずついてしまった嘘を数年も引きずってしまったり…そんな部分もみんなまとめて受け止めて清伊を愛してくれる光雅の大人の愛情の深さに痺れました。
    光雅が清伊を軟禁して徐々に手を出し始めた時は優雅な腹黒タイプかと思ってしまいましたが、清伊を本当に大事に思っているからこその決死の行動であったことが、話が進むことで明かされていきます。
    光雅から宝珠を返されたシーンでは彼の深い愛情を理解しても、清伊は彼を愛しているかどうかわからず彼と家族を天秤にかけることなどできずに八方塞がりな状況に嗚咽を漏らしてしまうほどに追い詰められてしまいます。そのあとさらに大勢を巻き込んで窮地に陥ってしまうわけですが、どうしようもない状況の中で清伊は必死に必死に考えて、光雅だけが悪くないことを訴えて…そこに清伊の光雅に対する愛情を感じました。

    楠田先生の作品は恋愛感情に到るまでの描写がすごく丁寧で自然で大好きなのですが、今回も清伊の心が決まるまでの流れと葛藤が存分に書かれ、そして心が定まったあとの彼の力強い意思と行動は心にじんときました。最後はもちろん素敵なハッピーエンドを迎えられて、大変読後感の良い作品でした。

  • 平安時代を模したかのような舞台で、男なのに子を成すことができる能力を持つ受が主人公。
    攻の、受に対する紫の上計画もどきな溺愛がよし。しかも、光源氏のようにさっさと手を付けるんじゃなく、肝心なところはじっとこらえつつ、徐々に愛を交わすことを教えていくのにも萌えた。そんな妖しい公達の攻なのに、イラストでは色気が皆無なのが惜しかった。

  • 蒼玉院家一の君・光雅×紅玉院清伊。ウェブ既読。
    ふたりがどうなっちゃうんだろうととてもドキドキしながら読みました。よかった。清伊が純真無垢で可愛らしかった。初めて光雅と出会う時に「ららららら〜」と踊ってるところがもう愛らしくて! なにも知らなかった清伊が少しずつ光雅の想いの深さを知って、光雅と繋がるまでが本当にじわりときて、よかったね光雅という気持ちでいっぱいでした。

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