- 二見書房 (2018年2月2日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784576180151
作品紹介・あらすじ
フェルマーの最終定理という難攻不落な難問。それに取り組む学徒たちの姿を通して人間が生きる意味を探るテキスト。
感想・レビュー・書評
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めちゃめちゃ面白い本で一気読みしてしまいました。
題材は「フェルマーの最終定理」です。
「フェルマーの最終定理」はサイモン・シンさん著の作品も読んで感動しましたが、この本も、数学者の熱い気持ちが伝わり、とても良かったです!
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算数ももちろん数学も嫌いだった。だけど、小川洋子さんの博士の愛した数式を読んで、素数の美しさをなんとなく感じることができた。それ以来、嫌いだけど気になる存在に昇格。そして、この飲茶さんの本。
まえがきに書いてあった通り、数学って熱い学問なんだ、と納得。数学者がこれほどまでに夢中になる数学って、私の理解はおいといて、面白い学問なんだと知ることができた。さらに、夢中になれるものがあるって時に恐ろしいけど、素晴らしいということも分かった。
ここに出てきた数学者。フェルマー、オイラーくらいは名前だけは知っていたけれど、女性の数学者がいたことに驚いたし、それぞれ人生を賭けてフェルマーの最終定理にのめり込んでいるのが分かり、壮大な物語だった。なんだかとても感動したなぁ。 -
科学の方を先に読みましたが、こっちのが面白かったなぁー
ちなみにほぼ全てがフェルマーの最終定理が証明されるまで、の歴史を噛み砕いて解説した本になります。
その定理についても知りませんでしたし、数学の専門的な知識はありませんが、過去の数学者たちの人生を賭けた努力にちょっと胸が熱くなりました。
しかし、フェルマーの証明方法がワイルズと全く同じだったとすると、フェルマーの死後登場する谷山志村予想やなんちゃら理論も全て何百年前にフェルマーは思い付いてた事になりますよね?
この人マジで何者?という神秘的な感覚も覚えました。 -
先にS.シンのフェルマーの最終定理を読んでたからだいたい知ってる話だったけどガロアに行き着くためのコラムのn次方程式の話は知らなくて面白かった!
とっつきやすい内容だったのでこの本→S.シンで詳細を詰めるでも楽しく読めそう。
谷山=志村予想の呼称をめぐるくだりやコーシーが何度か何人かの論文紛失してたとか、名前と功績だけではない情報があってこの人達も生きてたんだなーって感じられて良かった。 -
フェルマーの最終定理の何となく内容と誰かが証明したという話は知ってたけど、こういうことだったのか。
それがワイルズだむたこと、そこに谷山=志村予想というものが影響していること、発表後の審査で一度欠陥が見つかり、苦悩の末の顛末、そこから本当にあった話なの?と思うくらいのどんでん返し。
天才たちが挑む悪魔、また役に立つかどうかではなく、美しさを追究したものが数学であるということ。
324冊目読了。
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タイトルからは分からないが、「フェルマーの最終定理」に立ち向かった歴代の数学者達のお話。コラムとして「n次方程式の解の公式」物語が並走し、時に交わる。いわゆる偉人伝である。
数学と聞くと無機質なイメージをしてしまうが、それに関わる「人」に焦点を当てれば、やはりドラマチックであった(飲茶氏の書きっぷりによるところも大きいと思うが)。
学問に限らず、芸術でもスポーツでもそうだが、「偉業」自体よりも、それを成し遂げた人間の物語のほうが面白いものである。 -
哲学的な何か、あと数学とか
飲茶
2022年1月2日読了。
1993年6月23日。それまで約350年間もの間証明されてこなかった一つの定理が証明される。
「フェルマーの最終定理」
1600年頃のフランスの法律家フェルマーが遺した定理。それを証明しようと数々の天才達が人生の全てを懸けて証明に挑み続けた。
それはまさに「悪魔」と言えるほどの証明。この問題に取り憑かれ持てる才能を全てを注ぎ込んでも解けることのないパズルを人類は350年もの歳月をかけて解くことになる。
このフェルマーの最終定理が世に出てから証明に携わった数々の数学者の苦闘の人生。
オイラー、ソフィー、ラメ、コーシー、クンマー…そしてワイルズによる証明。
彼らの壮絶なドラマが紡がれ一つの物語にしたような一冊。
裏テーマである「人生を懸けるものがあるって素晴らしい」「人が生きるとは」という哲学的な何か。を考えさせるテーマも素晴らしい。
心動かされる一冊。
レオンハルト・オイラー
ガウスに並ぶ数学界の二大巨人の一人。
あまりに数学に没頭し続けて片目を失明。その後、両目とも失明したがそれでも数学に携わり多大な業績を残した。
ソフィー・ジェルマン
フランスの女性数学者。
フェルマーの最終定理に関してその後何百年もの間、探求者達の研究となる基礎を作った。
ガブリエル・ラメ
オーギュスタイン=ルイ・コーシー
ラメとコーシーでフェルマーの最終定理の完全証明をどちらが先に成し遂げるかで激しい争いをした。数学界も注目の的となったが、クンマーによって二人の方法では証明できないという事が証明されてしまう。
エルンスト・エドゥアルト・クンマー
ベルリン大の三大数学者の1人。
ラメとコーシーのフェルマーの最終定理の証明に穴があることを見つけただけでなく、その解決方法についても方向性を示した。
谷山=志村予想
楕円曲線とモジュラー形式を紐付けるもの。
フェルマーの最終定理の証明に繋がる役割となった。
アンドリュー・ワイルズ
谷山=志村予想を証明させることでフェルマーの最終定理の証明をした。
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フェルマーの最終定理が解き明かされるまでの長い道のりと、かかわった数学者達のドラマがそれだけで面白い。壮絶だけど。
サイモン・シンの本は数学史の流れのなかで語られたように思ったけれど、こちらはよりテーマを絞った感じでした。
どちらも面白いし、読みやすい。 -
【星:♾】
あまりにも面白くて一気に読み終えてしまった。
ファルマー最終定理が証明されるまでの道のりをこれ以上なく分かりやすく、かつ面白くて説明している。
ただ、その道のりは様々な数学者の苦悩の歴史であり、涙なしには語れないドラマだと知ることができた。
笑いあり、涙あり、感動ありの最高の数学本であり哲学本だと思う。 -
「哲学的な何か、あと科学とか」は、物理の流れを紹介した秀作だったが、こちらはフェルマーの最終定理が証明されるまでの数学者たちの挑戦を描いたこれまた秀作。かつて読んだ、サイモン・シンの「フェルマーの最終定理」は名作だが、少し長くてわかりにくかったが、本書は明快。いや、ワタシのような一般人向けに極めてわかりやすく書いてくださっている。人類史上の天才たちは少しずつ自らの役割を果たしつつ、後世にバトンを渡していく。人類の営みってすごいものだ。
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題名にある哲学はほぼ関係ない。
フェルマーの大定理についての人間物語。
コラムでガロアに行き着く方程式論。
参考文献に挙げられていた本を読んだ方が得られるものが多いのでは。 -
一年くらい前に「哲学的な何かあと科学とか」を読んで、次は数学だな、と思っていた。
科学の方はかみくだいた表現のわりにけっこう難しくて、数学はもっと難易度あがるかも…と思って覚悟して読んだ。
私にとって聞いたことはあるけどよく知らない、フェルマーの最終定理。
この数学史上、もっとも難解な問題に挑む数学者たちの歴史をなぞりつつ、役に立つこととは、ひいては生きることとは…を問うていく内容。
いやぁ…飲茶さんの書き方のせいもあるとは思うけど、めちゃくちゃエモーショナルでドラマチック。
フェルマーの最終定理がなんなのか、そんなの全然わからなくてもとても面白く読める。
一見無機質とも思える数学を軸にして、そうは言ってもそれを取り巻く血が通った人間のドラマを数百年単位で追っていくうちに、その背後に世界の理を通す美しい繋がりを漠然と感じて、「神様って本当にいるのかもしれない…」と思ってしまった。
御多分に洩れず、私も「この公式がこれからの人生で一体何の役にたつんだよ!」と忌々しくツッコミをいれていた学生だったのだが、半世紀近く生きていると、人生の中でいつ何が役に立つようになるのかは、出会ったその時にはわからないということがだんだんわかってきた。
そして全てはうっすら繋がっていて、
その繋がりが垣間見えるのはとても気持ち良くて美しいのだということも。
こういうのを突き詰めていくのが哲学であり、その過程でもしかしたら何かへの信仰が芽生えるのかもしれないな。
いやぁ、面白かった。
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科学とか、が面白かったのでこちらも買った。こっちも面白かった。
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1 どんな本?
フェルマーの最終定理を通して数学という学問
の熱い歴史を教えてくれる本。高卒の学の無い私
でも数学の面白さや人間ドラマを垣間見る事がで
きる名著。著者は天才なのでは無いか?と思うほ
どメチャクチャ面白い。
2 なんで読んだの?
(1) 飲茶さんの本だから。
(2) 数学の哲学を知りたい。
(3) 数学の哲学要素を知った状態になりたい。
3 構 成
全5章264頁
フェルマーの紹介から始まり、エピローグで未解決
問題の悪魔が囁いて終わる。章間のコラムでn次方
程式の解の公式の歴史を教えてくれる。
4 著者の問題提起
数学と言う学問を無機質な物だと思っていません
か?
5 命題に至った理由
数学が如何にロマン溢れる学問かを伝えたいと
言う思いから。
6 著者の解
諦めない心、友への想い、熱い戦い、純粋な好奇
心etc
数学の歴史にも人間の歴史同様の熱い人間ドラマ
で溢れている。
7 重要な語句・文
(1) フェルマーの最終定理
(2) 谷山=志村予想
(3) オイラーは盲目
(4) ソフィーは良いとこの子
(5) ラングランズプログラム
(6) アンドリューワイルズ
(7) ヒルベルトプログラム
(8) ラメとコーシーの戦い
(9) ヴォルフスケール賞
(10) 岩沢理論
8 感 想
考えられないぐらい面白かった。飲茶さんは天才
だと思う。
刺さったのはもちろんフェルマーの最終定理。
こんな人類にかけられた呪いがあったなんて知ら
なかった。そして人生を賭けた人々がいた事も。
深く知りたい事は他の未解決問題の概要と歴史。
人に勧めるなら数学が熱い歴史ある学問だと言う
事。人々を熱狂させる力がある。
図で分かりにくい第五公理が分かった。
タイトルからは想像もつかない内容だった。
9 TODO
(1) 次の飲茶さんの本の購読
(2) 本書を友人知人に勧める。
10 問 い
幸せとは?(不幸とは?)
11 答 え
熱中出来ることがある事。
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「フェルマーの最終定理」に立ち向かってきた数学者たちの物語
数学という無機質そうなものがテーマなのに
彼らの想いが伝わってきて心が熱くなる -
最後の岩澤理論出た場面で涙が出そうになった。熱いぜ人間。
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面白すぎて一気に読んだ。
脳が活性化した。
タイトルとカバーと著者名のセンスはどうかなと思う(すいません)が、内容はフェルマーの最終定理の証明にいたるまでの長い数学の歴史。
サイモン・シン氏、藤原正彦氏「天才の栄光と挫折」を、よりライトに書き直した感じ。
さらっと読んで没頭できます。おすすめ。 -
フェルマーの最終定理はサイモンシンの著書で読んだことがありその時に感動を覚えたのだが、この本も同様の感動をもたらしてくれる。
クライマックスの描写は絶妙で、涙がこぼれそうだった。
読んで幸せになる本。 -
答えがあるか分からないものに人生かけれることが凄い。答えがあることが確実ならモチベーションも保てるだろうけど。自分には無理だなと思う。
壮大な話を分かりやすく書いてて楽しく読むことができた。 -
数学や哲学の本というより、偉人伝でした。
数学はデジタルのように割り切れる世界だと思っていたけど、そこには数学者の心と努力がある。
あとがきの「数学の意義(2) 〜100年後に役に立つ学問だから〜」に少し感動した。
著者プロフィール
飲茶の作品
