老舗にもいろいろありまして (シャレード文庫)

  • 二見書房 (2019年3月25日発売)
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本 ・本 / ISBN・EAN: 9784576190426

感想・レビュー・書評

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  • 江戸時代から因縁のある家でそれぞれ仕事をしている春告と黒澤。
    黒澤がゲイでノンケにばかり恋をして振られ、と恋に関しては可哀想なヘタレけれど仕事に関してはドライ。
    そんな黒澤が一目惚れしてしまった相手春告。
    仕事の為に春告の家とは知らずに追い詰めてしまい、流れでそれを盾に付き合いを強要するような事になってしまったのはなんともいやはや。
    春告が勘違いしてしまうのも分かる。
    でもそこで紳士な黒澤の態度、仕事の事など会話をしていくうちに惹かれ初めてお金の絡む関係ではいたくないとお互い考えた時に取った行動が黒澤はもう会わない、春告は改めてお付き合を、とそれぞれの性格が現れていて春告の男前がカッコよかった。
    ようやく恋人同士になれたと思った矢先に春告の勘違いであわやとなるけどそれも乗り越えられてホッとしました。
    長年の因縁をここに来て断ち切ることが出来この先は仕事もプライベートも充実した2人でいて欲しいです。

  • 老舗ラブ

  • 大企業の老舗和菓子会社専務・黒澤×老舗染元ながら零細企業の息子・春告。
    とてもよかったです。春告が非常にストレートな性格で男前。黒澤が仕事はできるのに、恋愛になるとヘタれるのがとても可愛らしかった。秘書の小野塚にも春告にも言われてるのが可笑しい。そして春告の様子を気にして感情ダダ漏れの様子がもうほんと可愛らしくて。春告に好かれようというより嫌われないようにというのが、それまでの経験を思わせて切なかった。でもわりと惚れっぽい…?と思わなくもない。春告は不満もストレートに伝えるので、少し恋愛に臆病な黒澤を引っ張ってくれそうで、よい組み合わせだと思います。

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著者プロフィール

花川戸菖蒲 Ayame Hanakawado
ハッと気がついたら今日が平成最後です。平成ラストの仕事がハニー文庫。……記念? 記念になるのかな?

「2019年 『獣王と失われた王女の秘密愛』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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