異界探訪記 恐い旅

著者 :
  • 二見書房
3.09
  • (5)
  • (17)
  • (32)
  • (11)
  • (5)
本棚登録 : 258
感想 : 29
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576191027

作品紹介・あらすじ

心霊スポットに泊まる旅をくりかえしていた2年間を振り返り、約200箇所で体験した不思議な話をまとめた一冊

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 心霊スポットを巡る旅。全国各地を、タニシとたまに愉快な仲間たちが共にする。写真やイラストがあったり、視覚からも場所の状況がわかるので、読みやすい。芸人だけあって、タニシの喋り?もとても面白く、割と厚みのある本だが、飽きずに読むことができた。
    毎回心霊スポットで憑依される、にしねさんも気になる一冊です。

  • 日常のように深夜「異界」向かう松原タニシがすごいです。内容は淡々として怖さは感じませんが、びっくりしたのは私が子供の頃住んでいて、地元の人しか知らないと思っていた地味な心霊スポットが紹介されていた事です。今は神社の境内も縮小し木々も減って明るくなってしまった坂ですが、昔は本当に鬱蒼として怖かった。昨今そんな暗闇が減ってしまったなあと思うこの頃です。

  • 王道の心霊スポット巡りですが、始終淡々としていて旅行記を読んでいるような感じに思いました。奇行を繰り返してしまう芸人さんのくだりが興味深かったです。校正が入っているだろうとは思いますが、うまい書き方だなあと感じました。

  • 単純にここまで心霊スポット巡りしているタニシさんの凄さ。
    恐い話のはずが、面白そうな旅の話として書かれている。楽しませてもらいました。

  • 事故物件住みます芸人、松原タニシの著書。
    廃墟や心霊スポットなどの、異界巡りルポルタージュ。
    動画配信のキャプチャなのか写真がどれも不鮮明で、ひとつひとつネットで調べながら読んでいたら読み切るのにすごく時間がかかったけど、バーチャル異界巡りに参加できて楽しかった。
    同行している「にしね」という人が憑りつかれたような謎な行動をちょくちょく起こすのが結構怖い。真夜中の山中に単身入って行ったりして、霊よりも怖い生きてる人間に遭遇して事件に巻き込まれたりしないか心配になりますが…。
    映画にもなった「恐い間取り」も読もうと思う。

  •  まずは俺の経験から。
     自転車旅にハマって15年、思い返すと強烈に覚えている心霊現象的な恐い体験をしたのは2回ある。
     一つ目は南アルプスの篠沢大滝近くの沢のどん詰まりでテント張ったとき、真夜中に鐘の音が10回ほど大音響で近くから聞こえたとき。
     二つ目は猪苗代湖から土湯峠に上って、そろそろ今日の野宿場所にアタリをつけようと目に入ってきた廃ロッジはどうかと近づいたら、強烈に誰かに見られている気配でここはヤバイと直感した横向ロッジ。
     ちなみにそのあと野宿した土湯ドライブインも心霊スポットであるが、こちらは何も感じず、むしろ深夜に来たヤンキーのほうが怖かった。
     他にも古座川で駅寝した時に、深夜2時過ぎに駅にきた父娘がずっと楽しそうに遊びに来た話し声は未だに謎。

     事故物件に住む芸人による、諸国心霊スポット巡り旅。
     心霊スポットだと言われながら何も感じない場所。
     逆に、明らかに謎の現象が起こった場所。
     それら訪れた心霊スポットの実況中継を記事に書き起こしてまとめられたのが本書。

     今は心霊スポットに夜中に挑戦する気は全くないけど、学生時代に一回、心霊ラン考えたことはあった。
     八王子城跡、滝川城跡、旧吹上峠を夜に走るサイクリングを考えたけど実行しなかった。
     おっさんになって恐いことするのは気が引ける。
     ただでさえ一人のナイトランは遠慮したいところ。

  • 事故物件すみます芸人のタニシくんの心霊スポット巡りをまとめたもの。
    最近は見てないけど、一時期寝ながらスポット巡りのキャス配信を観ていたので、大体のエピソードが分かる。
    そんな風だっけ、と言うカタチに脚色されてたりするものも有る気がするけど、まあ面白かった。
    そういやソレミテの面々といい加減面識は執れてたりするんだろうか。

    語り部しょうへいは嫌い。

  • 配信ファン向けのインデックス集かな。

    全部は読んでいない、気になるスポットをいくつか目を通したのみ。
    事故物件芸人で知られる著者が、2年間で全国のホラースポット200ヶ所を同時配信しながら巡った記録。
    なのだが、1スポット、1~2ページ程度の簡単な記録で、ほとんどが、大したことは起こらない内容。
    障害物などによって目的地にたどりつけないケースもある。
    有名な未解決事件現場など、興味を惹かれるチョイスもあるのだが、行っただけで終わっている。

  • 前回の『恐い間取り』が面白かっただけに期待しすぎたのかなとは思う。ただ、読んでいるときに妙な耳鳴りに何回もあったのと、朝で通勤時なのにつぶれたセブンイレブン跡からめちゃくちゃでかいラップ音のようなものが、聞こえたことは本当です。
    あと、華井ってひとが親切すぎて気になった。

  •  多くの心霊スポットを回っている割には大きな怪異が起こらない。これってどうなんだろう。事故物件住みます芸人としてはめちゃくちゃ緩すぎる気がする。

     比較的写真も掲載されているのだがところどころの写真がピントずれで見にくい、これが唯一の怪奇現象だったのだろうか。

     これだけの探訪記録があるのだから一度写真とその解説だけの本も見てみたい。カラーで大きな写真であれば見逃した心霊現象を掘り起こすことができるかもしれない。 

     異界巡りのルールを挙げているが
     知られていない場所へ行く
     可能な限り一人で行く
     動画の生配信
     微妙に守られてない。

全29件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

松原タニシ
11982年4月28日、兵庫県神戸市生まれ。
松竹芸能所属ピン芸人。「事故物件住みます芸人」として活動。これまでに大阪、東京、千葉、沖縄など16軒の事故物件に住む。心霊スポットめぐりをライフワークとし、数々の不思議体験を持つ。ラジオ関西「松原タニシの生きる」、MBSラジオ「松原タニシの恐味津々」、CBCラジオ「北野誠のズバリ」、エンタメ~テレ「北野誠のおまえら行くな。」などで活躍中。著書『事故物件怪談 恐い間取り』『事故物件怪談 恐い間取り2』『事故物件怪談 恐い間取り3』『異界探訪記 恐い旅』『死る旅』(二見書房)がある。

「2022年 『ボクんち事故物件 4軒目』 で使われていた紹介文から引用しています。」

松原タニシの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×