セブン (二見文庫 ブ 6-1 ザ・ミステリ・コレクション)

  • 二見書房
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576952109

感想・レビュー・書評

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  • ブラッド・ピットの出世作?である映画で有名だが、こちらはそのノベライズ版。これを読んだ当時は観ておらず、後年になってDVDで観たという……肝心の衝撃のラストも知っていたってわけで。意味ねーw

    ラストに関しては「そう持ってくるかい…」とだけ。ある意味、禁じ手を持ってきたようにも思えた(それが悪いとは全く思わないが)。
    サイコスリラー、ってのが一番適当な表現なのだろうが、読んでいてもやはり怖かった。ただ一つ難癖をつけるなら、犯人の動機。どうも納得できないのだよなぁ……。

  • 好きだったので映画を3回位観ていて、本だったらどんな描写で物語が進むのか興味があった。
    読むとまあ面白かったけど、映画を超えない本って初めてだった。
    再読はないな。

  • もう公開から21年もたつんだなあ……。
    「羊たちの沈黙」と「セブン」、シリアルキラーの傑作が立て続けに登場してサイコホラーサスペンス時代の幕が切って落とされたわけだけど、いまだにこの二つを超える映画は出てきていないなあ( ´ ▽ ` )ノ。
    「セブン」は特に、殺害シーンを一切描かない(最後は別として)という極めて特異なサスペンスだった( ´ ▽ ` )ノ。
    ブラピはもちろん、モーフリ、ケビスペ、フィンチャー監督の出世作であり、いまだに四人の代表作でもあるよね( ´ ▽ ` )ノ。
    ブランシェットも若くて可憐( ´ ▽ ` )ノ。


    映画を観た直後だと、本書が実にシナリオに忠実なノベライズだということに気付かされる( ´ ▽ ` )ノ。
    冒頭の、モーフリが田舎の家で壁紙の一部を切り取るシーン、あれは映画にないから小説オリジナルのシーンかな?……と思いきや、ちゃんと撮影はされていて、DVD特典映像の「カットされたシーン」で観ることができるんだよね( ´ ▽ ` )ノ。
    ラストの方、ケビスペが大地で朽ちている犬の死骸を見るシーンも、同じく「ストーリーボードで見るもうひとつのエンディング」で描かれているよ( ´ ▽ ` )ノ。

    もちろん、映画と違うな?というところも多々あって、ブラピの性格は映画だともっと柔らかだし、モーフリとの心のつながりももっとフレンドリー( ´ ▽ ` )ノ。
    小説のほうが基本的にヤなやつだね( ´ ▽ ` )ノ。
    撮影の過程で変更されたんだろうね( ´ ▽ ` )ノ。
    あと、ラストのラストもちょっと違ってて、映画だともう一つ前のシーンで終わってるね( ´ ▽ ` )ノ。
    読むと明らかに蛇足だから、編集されたんだろうね( ´ ▽ ` )ノ。

    一番驚いたのは、モーフリが45歳という設定だったこと(゚д゚)!。
    60歳くらいだと思ってた(゚д゚)!。


    ノベライズ作家なんかどうせ無名……と思ったら、本書を執筆したのはアンソニー・ブルーノだったんだ(゚д゚)!。
    この人の「バッド・ブラッド」、むかし読んだよ( ´ ▽ ` )ノ。
    うろ覚えだけど、刑事が合気道に目覚めたり、ヤクザの親分が部下の信頼を確かめるため自分でさばいたフグを子分に食べさせたり、そんな話だった気がする( ´ ▽ ` )ノ。
    まさか、こんな形でブルーノに再会するなんて、思いもよらなかった( ´ ▽ ` )ノ。

    ともあれ、映画も傑作だけど、本書も本書で独立して十分堪能できる出来だと思う( ´ ▽ ` )ノ。


    2016/10/07

  • キリスト教の“七つの大罪”に着目したサスペンス。
    犯人と刑事の駆け引き。
    ベテラン刑事サマセット(退職前)と若き刑事ミルズ(野望があり、転任したて)の関係。
    サマセット警部補の生き方、考え方はとても参考になると思う。

    映画である、モーガン・フリーマン、ブラッド・ピットの演技も素晴らしいと思う。

  • 読んでみて、映画は原作に忠実だなぁと感動していたら逆で、映画を元に書籍化されたものだった。
    映画自体が面白く、本も表現が上手なので同じぐらい面白かった。

  • 映画セブンのノベライゼーション。
    小説化が巧みで映画にない心情表現や設定を追加して小説として深い表現に成功しています。
    元々好きな映画なので改めて小説化されたものを読んでみました。古本屋でまだ手に入りますし映画を見て結末を知っている人でも楽しめます。

  • 言わずと知れた名作ホラーサスペンス映画の小説版。基本的には映画と同じだが、小説版ではビジュアルの衝撃度は低めながらも老刑事サマセットの心情やミルズの過去等、理解を深められる。

  • ラストシーンの状況でもし自分が主人公の立場だったら、やはり同じことをすると思う・・

  • 退職間近の刑事と新任刑事。

    一つの殺人事件が発生。それが連続猟奇殺人に。
    七つの大罪(大食、強欲、怠惰、怒り、傲慢、肉欲、妬み)になぞらえられて発生する殺人事件を阻止できるか。

  • 映画を見た後で、ストーリーをしっかり追いたくて読みました。
    感想は「よくできた(ストーリーに忠実な)映画だったんだなー」という感じです。
    ラストはこのタイトルでは仕方ないのかもしれませんが、切ないです。

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