仮面の天使 (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション) (二見文庫 ラ 8-1 ザ・ミステリ・コレクション)
- 二見書房 (1999年2月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
- / ISBN・EAN: 9784576990163
作品紹介・あらすじ
モデル出身の新進女優ローラは、ヴェネツィア映画祭にノミネートされ、真夏のヴェネツィアに向かった。ところがそこで待ち受けていたのはかって恋い焦がれた映画監督セバスチャンとの再会だった。彼との思いもしない再会に心揺れるローラ。しかし、大スターだった彼の妻は数年前に謎の死をとげ、いままたローラにも謎の脅迫状が送られてきた。夏と冬のヴェネツィアを舞台に、過去と現在、愛と憎悪が錯綜し、読者をヴェネツィアの運河と迷路にいざなう。ロマンス小説の女王が挑む華麗なるサスペンス。
感想・レビュー・書評
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モデル出身の新進女優ローラは、ヴェネツィア映画祭にノミネートされ、真夏のヴェネツィアに向かった。ところがそこで待ち受けていたのはかって恋い焦がれた映画監督セバスチャンとの再会だった。彼との思いもしない再会に心揺れるローラ。しかし、大スターだった彼の妻は数年前に謎の死をとげ、いままたローラにも謎の脅迫状が送られてきた。夏と冬のヴェネツィアを舞台に、過去と現在、愛と憎悪が錯綜し、読者をヴェネツィアの運河と迷路にいざなう。ロマンス小説の女王が挑む華麗なるサスペンス。
再会ものというか、前に一緒に仕事をしたというくらいの関係。もちろんそのときから互いに意識しあってはいたけれど。でもヒーロー、ヒロインのロマンスよりも、バックボーンのヒーローの過去および謎めいたアンジェラ宮に関してのほうが要素が大きい。むしろもっとそちらにウェイトを置いて書いたほうが良かったかも。伯爵夫人にも救いがなさ過ぎ。最終的にどうにもならない過去を暴いて終わっただけのような。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ロマンチックだけどドロドロな一冊でした。