ヨハン・クライフ美しく勝利せよ

  • 二見書房
3.50
  • (15)
  • (17)
  • (44)
  • (6)
  • (0)
本棚登録 : 184
感想 : 20
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576991993

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 個人的には大好きですが、おそらく、サッカー界でアンチが多い人物のトップ3に入る人だと思います。

    しかし、クライフの功績と合わせてこの本を読んでほしい。

    なぜワールドカップを獲得してないのにペレやマラドーナと並列に語られるのかがよく分かる内容になってます。

    そりゃあ能力が高い人を集めてガチガチに守り、素早いカウンターをしてれば成績は残せます。

    カペッロやモウリーニョがタイトルを沢山取ってるのが何よりの証拠。

    ただ、点の多さを競う競技なんだから、守って1対0よりも攻めて3対2のほうが面白いじゃないですか。

    クライフとはそういう人です。

    だからこそ、攻撃よりも守備に重点を置くチームには遠慮なく批判を浴びせます。

    もちろん万人に好かれる人じゃないのは確かですが、昨シーズンのインテルvsバイエルンの内容に不満を持った方には、ぜひクライフサッカーの考えに触れてみてほしいです。

    もっと練習方法なんかにも言及してたら最高でした。

  • ボールを取られるのは、実は戦術的な洞察力がないからなんだよ(P.65)

  •  ヨハン・クライフ自らが半生を語る。サッカーの戦術的な話は少なく、メインはクライフの主義主張、それをどのように実践してきたのか。メディアにはメディアの言い分があるし、クライフの言葉が100%正しいわけではないだろうが、彼の一貫した姿勢には説得力がある。彼は絶大な称賛を浴びてきた一方で、それに匹敵するあるいはそれ以上の批判にも晒されてきた。それでも自らの主義を貫くことはどれほど困難なことだったのだろう。様々な意見があるにせよ、ピッチ内だけでなく、ピッチ外でも多大な影響を及ぼしたことは確か。クライフが伝説になっているのは、彼が確固たる哲学を持ちそれを実践したからではないか。
     翻って自分は周りとの良好な関係性のために、自分を曲げすぎていないか。そう自問してしまう。もちろん人付き合いは必要だが、譲れない一線は持っておきたい。(内容とは関係ないが、稚拙な誤字脱字がみられた。初版ならまだしも版を重ねているのになぜ直されていないのか)

  • この人は偉大。サッカーの次元を変えたクレイジーの考え方に触れるのはとても有意義。

  • 俺のなかでは神様、クライフ。少し物足りない内容だが、フットボールファンには読んでもらいたい一冊。

  • インタビューでのコメントを元に編集したクライフのサッカー史、サッカー観およびこれまでの半生を振り返る書。

    クライフの入門書的位置づけで読むには良いが、個人的には、オランダサッカーの詳細などの事実の深堀がもう少し欲しかった。

  • ヨハン・クライフ著。オランダが生んだ最高の選手にして、近代フットボールを作り上げた筆者の半生と考え方がまとめられている。W杯の結果を見ると、彼の目指していたモノは本物だった。

  • ヨハン・クライフ公認ということだったが、クライフとして重要だと思うことは太字で書いてあり、エッセンスはわかった。ただし、あくまでクライフ入門書という感じが強く、知っていることも多かった。

    伝記的な半生ならば、「スペクタクルがフットボールを変える」方が、ヨハンクライフの半生がわかるのではないかと思う。

  • 永遠のヒーロー

  • オランダサッカーファンのみならず
    およそサッカー通といわれる人なら
    必読の1冊です。

    世界で最も美しい(はずの)サッカーを
    (時には勝利よりも優先して)目指し
    続けるメンタリティはどのようにして
    形成されたのか?

    おススメです。

全20件中 1 - 10件を表示
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×