心閉ざされて (二見文庫 ハ 7-3 ザ・ミステリ・コレクシヨン)

  • 二見書房
4.04
  • (36)
  • (14)
  • (28)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 174
感想 : 26
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (490ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784576992235

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 初ハーレクイン

    崇拝し敬愛する又従兄弟のお兄さんヒーロー(七歳年上・有能経営者)×醜いあひるの子型不憫ヒロイン(名家の末裔・初恋一途・拒食症、不眠症、夢遊病の三重苦)

    ハーレクインといえばリンダ・ハワードらしいので読んでみました。
    恋愛には酔えなかったけれど、話がおもしろく最後までぐいぐい飽きずに読めてよかった。

    ヒーローがことあるごとに勃起してるのがなんだか笑ってしまった!

  • アメリカ人ときたらどんだけ盛ってるんだおい、とビビらされる。
    ニーリーというおっさんはやることしか考えてないんじゃないか、というくらい、まぁ本に登場するときは、ってことだけど。ウェッブというおっさんも何につけ勃起させてるし、いやほんと大丈夫か。
    という盛りまくってるにも関わらず、心の中はたっちゃんと南ちゃんレベルで、一晩中やることやっておいてから、まだ分からないはあの人の気持ちは、とかなんとか、もう風紀の乱れとか言ってる場合じゃない。
    とまぁアメリカ人の心配をしてもしょうがないけどね。そんなキオスクのエロ本みたいな直接的な描写も満載だけど、意外や向こうの大河小説みたいな重厚さもあって読ませるので面白かったわけですよ。

  • 最初から重い話で始まって、ヒロインがとても可哀想な境遇で辛辣な言葉や対応をされて、げんなりしてしまいました。
    近親相姦でも気持ち的に沈んだので私にはあいませんでしたが、犯人は驚きの犯人でした。

  • おてんばが過ぎて皆から疎まれるロアンナ。資産家の祖母ルシンダの屋敷に、従姉妹ジェシーと又従兄弟ウェッブと暮らす。唯一の理解者ウェッブはやがて、ジェシーと結婚し、ルシンダの跡取りに。ロアンナがウェッブにキスする現場を見られたその夜、何者かに殺害されたジェシー。容疑者とされ一族の誰からも守られなかったウェッブは屋敷を去った。10年間、憎しみ続けていたが、余命わずかのルシンダのために戻ったウェッブ。最初はロアンナを傷つけてしまい、お互いを誤解しあったまますれ違う2人がとても切なかった!やがて命を狙われたロアンナとウェッブ。ジェシー殺害との関連は?
    自分のせいでウェッブを失ったロアンナの10年間が、なかなか壮絶だった。何があっても変わらずウェッブを密かに愛し続けるのがいじらしくていじらしくて…(泣)憎んでいたはずが、変わらずロアンナを守り続け、やがて愛情を自覚するウェッブの愛の告白がとても印象的!ジェシーはじめ、同じ屋根の下で暮らす一族の殆どが嫌なヤツ過ぎて面白かった。犯人はまさかの…

  • 以前読んだ著者の作品とは全く違う濃密な物語で、彼女が多くのファンの支持を受ける理由が理解できた。

    タイトルの意味がわかったときには涙し、ヒロインの成長と強さには感心した。
    良い読書体験ができたと思える本だった。

    1996年。

  • 「ヒロインがあまりに不憫」「下衆キャラがそこかしこに」「まさかの真犯人」の3点が揃ったロマンティックサスペンス。リンダ・ハワードにますますハマりそう。

  • 名家の末裔であるロアンナは幼いころに両親を亡くし、祖母の屋敷に引き取られた。
    ずっと幼い頃から又従兄弟であるウェッブに叶わぬと知りながらも、想いを寄せていた。
    そんな折、ウェッブの妻が殺され彼は容疑者扱いされ、故郷を去った。
    あれから10年。彼を連れ戻すように言われたロアンナは…。


    ロアンナが不憫なんだよね~。
    小さい頃から本当に不憫。
    良い作品だったと思うけど、重くて辛い。

    ウェッブは、10年後に再会した夜、ロアンナに酷なことやらせるけど、あれだけ小さい頃から知ってて守ってきて、あれだけ自分を慕ってきていた人によくあんなことできるなぁ、と思った。
    10年の年月と、お酒ですか。
    酒怖い。

    まぁ、その後はロアンナをまた俺が守るモードに入って、良いヒーローっぷりだと思います。

    ジェシーはまじビッチだね。
    コーリスもなかなかだけど。
    そしてハーパーのド下衆っぷり。

    とにかく、最後にロアンナが幸せになったのが嬉しい。
    ☆は4つ。

  • リンダ・ハワードもどうやら当たり外れがあるらしいなと悟り始めた二冊目(一度しか死ねない)を経て、傑作の声が高い本作セレクト。

    傑作でした。

    成長の物語はときめく。あとやっぱ王子の王子っぷり大事。
    人物の魅力というか特徴は、多少あくが強いくらいのほうが物語を引っ張る力ってあるなあと再認識。犯人が最後の最後までわからなかった!

  • とっても不憫なヒロインが幸せになるまでの、ロマンス版小公女みたいな話だった。(この話の)アメリカ南部ってやなとこだなっ! 人脈こそ全てみたいな地域社会で、一族の財産を守るためもあって最初に従姉、次に又従姉と結婚するヒーロー。モラルのないサブキャラ達。死んだ人とか死にそうな人とか殺される人とかが多くて全体のトーンが暗い。

  • 私のロマンス本コレクションの中ではバイブル的な存在。何度読み返したかしれない。ヒーローがツボ。

全26件中 1 - 10件を表示

リンダ・ハワードの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×