やさしいライオン (フレーベルのえほん 2)

  • フレーベル館
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感想 : 112
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784577003022

感想・レビュー・書評

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  • やなせ たかしのデビュー作かな。

    これは、多分、はじめて読んだ。
    あんまり、ひねったところはない、やなせさんらしい作品になっていると思います。

    素朴で切ないな感じです。

  • UniLeaf では、この絵本に透明点字シートを挟み込んで製本した、ユニバーサル絵本を貸し出ししています。
    状況が「読みたい」になっている本はお貸しできます。
    「いま読んでいる」になっている本は貸出中ですが、ご予約いただけます。
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  • 2年2組 2013/12/3

  • ああ、やなせさんの絵本だなあと思います。アンパンマンと同じ、とてもやさしい。

  • イヌがライオンなどのコの代理母になる実話は時々あるけれど、それはやっぱりずっと一緒にはいられないんだろうなと思うだけで切ない。
    なのにこの絵本、さらに切ないラストが待っている。
    ムクムクとブルブルがとんでいった場所で、もう誰にも邪魔されず寄り添っていられますように。

  • Amazon、¥575.

  • みなしごの赤ちゃんライオン「ブルブル」と赤ちゃんを亡くしたメス犬の「ムクムク」のお話です。
    ムクムクはブルブルのお母さんの代わりをつとめます。
    大きくなったやさしいライオンのブルブルはサーカスの人気者になりますが、ブルブルとは離れ離れになります。
    ある日、ムクムクのやさしい子守唄を思い出したブルブルは…。
    僕が後書きや前書きといった作者の「言葉」を読み出した初めての本でした。
    幼い頃、本書を読んでいつも泣いていました。
    本を読んで泣くということの意味がわからなかったのか、人前で「やさしいライオン」を読むことができませんでした。
    もう少し年を重ね、漢字まじりの作者の前書に「書きながら私は涙をおさえることができませんでした」と書いてあるのを読み、泣いてもいいんだと思うようになりました。

    極めて個人的な「本」の可能性を広げてくれた原初の記憶でした。

  • 優しくて悲しい本でした。

  • え、子ども向け?
    と思ってしまった

    かなしいけど優しい絵本

  • 子どもの頃、強烈に惹かれて繰り返し見ていた絵本。
    どこか物悲しい色彩、表情。

    ただ2、3歳児に読み聞かせると、やなせたかしの強烈な原画にアンパンマン好きの子どもたちもたじたじ。
    恐い、可哀想と泣く子から、執拗に見たがる子と反応は様々でした。

  • 上に紹介した本「明日をひらく言葉」に「やさしいライオン」について書いてあり、興味を持ち読んでみました。この物語は2つの実話
    ◆ 「外国の動物園に、犬に育てられたライオンがいる」
    ◆ 「サーカスから逃げだしたライオンが射殺された」
    という2つの新聞記事を忘れられなかったやなせさんが、物語を誕生させたのです。切なくて、泣けます。

  • 図書館で借りてきた本。
    作者はアンパンマンを書いている「やなせたかし」さんだわ。
    本当に優しいライオン。
    愛情を持って育ててもらった恩を忘れてないのね。
    ジーンときた。

  • やなせたかしワールドだわ〜

    「泣かせよう」という意図で書かれてある本はあまり好きじゃないんだけど、それでもやっぱりウルウルしてしまう。

    色使いが綺麗!

  • 心優しいらいおんと育て親となった犬の様子にとても心温まります。それだけにこの結末がとても悲しずぎると思いました。

  • ライオンだからって絶対狂暴だとは限らないのに!!
    娘の感想…悲しくなっちゃったようです。

  • みなしごのライオンを一匹の雌犬がお母さんのかわりに育て、やがて2人は離ればなれに…そして…。
    読むと絶対泣いてしまう。だから泣きたいときに読んで、そしてこの絵本から愛を感じるのも良いかもしれない。

  • お母さんの優しさと、それを忘れない子供のちょっと悲しいお話です。最近は改訂版なのか、だいぶお母さんの愛情が簡略化されてしまいました。それでもこのお話は初版の頃から大好きです。もちろん映画も。
    by まりさん

  • 動物園のみなしごの子ライオンを面倒見のいいメス犬が育てる。
    ライオンは臆病なのでブルブルという名前だった。
    ライオンは順調に育っていったけれど、ある時ライオンだけ遠くの動物園に行くことになり、2匹は離れ離れになる。
    ライオンはサーカスで人気者になった。
    でもあるとき犬のことを思い出して空を駆けて犬の元へ。
    犬はもう年老いていた。
    そこへライオンを追ってきた人たちがライフルを打つ。
    雪の中にしっかりと抱き合って倒れる2匹。
    だけれど、その後のライオンの足跡を辿ると、丘の上で消えている。
    その日、たくさんの人が年老いた犬を乗せて空を駆けるライオンの姿を見たのだとか。

    犬やライオンの目がキラキラしていてちょっと怖い…。
    空を駆けるライオンというのは夢があって好き。

  • 言葉を失う作品。

    絵のタッチの素晴らしさもさることながら、ストーリーは善悪の枠組みを飛び越えて、生きるとは何かを問いかけてくれます。子どもだけでなく大人まで繰り返す意義のある本です。

  • 犬のムクムクが子ライオンのブルブルを背負って子守唄を歌うシーンから涙腺がゆるみっぱなし(T_T

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著者プロフィール

1919年生まれ、高知県出身。百貨店宣伝部にグラフィックデザイナーとして勤務の後、漫画家・絵本作家として活動を始める。絵本の作品に『やさしいライオン』『チリンのすず』『あんぱんまん』(フレーベル館)など多数。2013年永眠。

「2022年 『アンパンマンかみしばい③』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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