スイッチョねこ (フレーベルのえほん 7)

  • フレーベル館 (1975年1月1日発売)
4.09
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本棚登録 : 166
感想 : 21
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  • 本 ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784577003077

作品紹介・あらすじ

あくびをしたとたんに、スイッチョを飲みこんでしまった子猫。おなかの中からスイッチョの声が。大佛童話の味わい深い絵本。

感想・レビュー・書評

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  • 絵本、むかしも、いまも…
    第21回「素朴で誠実なリアリズム―――安泰」
    スイッチョねこ(大佛次郎:文 安泰:絵 フレーベル館刊)
    http://www.hico.jp/sakuhinn/3sa/suiityo.htm

    大佛次郎のおすすめ本5選!映画化もされた『鞍馬天狗』の作者は猫好き | ホンシェルジュ
    https://honcierge.jp/articles/shelf_story/2875

    スイッチョねこ- フレーベル館
    https://www.froebel-kan.co.jp/book/detail/9784577003077

  • 先月読んだ「猫のいる日々」から
    気になって絵本を購入
    情緒感ある絵柄とお話で
    とても素敵な一冊!

    子猫の丸っこい感じ
    これから成長するんだろうな
    と思わせる身体の割に
    しっかりした前足とか
    描き手の安泰さんも
    そうとうな猫好きだろうな...

  • 表紙の三匹猫が可愛いですよね。
    この中の1匹が、ちょっとやんちゃな子なのです。
    秋の虫が庭で鳴いているけど、お腹をこわすから食べちゃダメよ、とお母さん猫に言われたのに、好奇心に負けて食べてしまうんですね。
    さて、それからが大変。
    その虫がお腹の中で鳴き出すのです。スイッチョ!スイッチョ!
    仔猫は眠れなくなって泣き出します。
    お母さんと一緒にお医者さんに行きましたが、さてそこからも大変。。。

    くすくす笑って、一緒に心配して、最後はほっとする温かいお話。
    季節感もたっぷりで、言葉もやさしく、何より猫たちの表情がどれもとても愛らしいのです。
    飾り気のない、素朴な文体と絵がマッチした、ほのぼのする一冊です。
    大佛次郎さんというと小説家とばかり思っていたのですが、こんな作品も書いていたのですね。新発見です。
    読んで聞かせる子供がいないのが、たまらないほど惜しくなりました。

    私が大笑いしたのは、お医者さんが登場する場面。
    大きな茶色のにゃんこ先生なのです。
    これなら、すぐにでもキャスティング出来そうですよ。

    でも、仔猫役の子にスイッチョを食べさせるわけにはいきません。
    実写版は、幻の名作ということで。
    すべての猫好きな方に、お勧めの本です。
    どうぞ手にとってみてください。

    • fukusixyaさん
      おさなぎ次郎さんといえば知る人ぞ知るねこ好きサンですね
      絵本も描かれていたとは楽しくなりますね
      読んでみたいです
      おさなぎ次郎さんといえば知る人ぞ知るねこ好きサンですね
      絵本も描かれていたとは楽しくなりますね
      読んでみたいです
      2010/04/20
    • nejidonさん
      ぐりさん、なんとなんと、2010年の4月にコメントをいただいていたのですね!
      今頃お返事して、なんとお間抜けさんのワタクシでしょう。
      実は・...
      ぐりさん、なんとなんと、2010年の4月にコメントをいただいていたのですね!
      今頃お返事して、なんとお間抜けさんのワタクシでしょう。
      実は・・・お返事の仕方がずうううううっと分かりませんでした。ええ、本当なんです。
      【返信】という文字がどこにもない!ない!ないない!
      それなのに今なぜ?とお思いでしょう。
      それは、他の方のブクログにコメントしたら、それに対してお返事があったからなのです。
      お返事の仕方は、つまり、ただ「コメント」というところに書き込めば良かったのですね・・
      というわけで、大変申し訳ないことでした。
      これから一週間くらいは、この話で笑ってくださって結構ですよ。

      さてこの本はお読みになりましたか?
      起承転結のあるお話といい可愛い挿絵といい、季節感といい、すべてがとてもバランスの良い本です。
      また感想などお聞かせくださいませ。
      今度はちゃんとお返事できますので(笑)
      2013/03/08
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      nejidonさん
      大佛次郎と言えば「猫のいる日々」
      https://www.tokuma.jp/smp/book/b502767.htm...
      nejidonさん
      大佛次郎と言えば「猫のいる日々」
      https://www.tokuma.jp/smp/book/b502767.html
      2021/06/05
  • ねこ絵本。文章の端々からねこ愛がにじみ出ている。文体が古いのも良い。温かい気持ちになる絵本。

  • 絵がとても素晴らしく原画を見たいと思いました.大仏次郎氏が猫を好きでこのような童話を書かれるとは知りませんでした.とても可愛いお話でした.

  • パパと土手を散歩した時、猫がいると、パパが、猫が虫を食べるために居るんだと言った事を、思い出した~

  • 甘くないけど温かみのある猫の絵がいいです。
    お母さんネコの背中の丸みがとても優しくて秀逸。
    文字も微妙に整っていない感じが懐かしい。
    小さい頃よく読んでもらっていたけど、大佛次郎作ということに今気がついた。

  • 歴史小説などで有名な大佛次郎がネコ好きで、
    こんな童話を書いていたとは、つい最近まで知らなかった(^^;)
    昆虫のスイッチョ(馬追虫)が白い仔猫の口に飛び込んで、
    お腹の中でスイッチョ、スイッチョと鳴き出したので、
    白い仔猫は不眠症になってしまい、
    猫のお医者さんの診察を受けることに……という、
    何とも微笑ましいお話。
    かわいくってムズムズします(笑)

  • お医者さんのとらねこがすてき☆
    かわゆいお話です。

  • ずいぶん前に奥さんが大佛次郎記念館で購入。娘にこのたびはじめて公開。文も絵もほのぼのとしていてやさしい。やわらかい。読み聞かせていても楽しい一冊。

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著者プロフィール

大佛次郎
一八九七年横浜市生まれ。本名・野尻清彦。兄抱影は天文学者。東京帝大政治学科卒業後、鎌倉高等女学校の教師、外務省嘱託を経て、一九二三年関東大震災を機に文筆に専念。『鞍馬天狗』シリーズで急速に支持を得る。『パリ燃ゆ』『帰郷』『地霊』など歴史と社会に取材した作品も多い。六七年から死の直前まで朝日新聞で『天皇の世紀』を執筆。六四年に文化勲章受章。七三年没。生涯で五百匹の猫を世話したほどの猫好きでも知られる。横浜に大佛次郎記念館がある。

「2023年 『宗方姉妹』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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