いたずらおばあさん

著者 :
  • フレーベル館
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本棚登録 : 121
レビュー : 24
  • Amazon.co.jp ・本 (158ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784577015261

感想・レビュー・書評

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  • 発明した数十枚の服を着る、というところが既に可笑しいが、その服を着て引き起こす数々に、大笑い。

  • 高楼さん大好きだー。この人ほんっと女の子かくの上手いよなあ。ええ、女の子です。おばあちゃんでなく。 着たら若く見える服。しかも外からの見た目だけじゃなく、本当に若くなれるなんて、なんてわくわくする設定なの! そこでエラちゃんの行動力、もう最高!楽しすぎです。 あ、あと挿絵は高楼さんのお姉さんとのこと。 うわー文学一家だったのかなあ?

  • もう一冊、高楼さん。こちらもきょう借りてきてきょう読んだもの。
    「ルチアさん」より格段にカラッとした、軽快で爽快なおはなし。徹底的に、いたずらっ子の味方、という姿勢が貫かれていて、わくわくする気持ちが本から溢れ出てくる気がする。こういう奇想天外さも描けるひとなのだなぁ。
    読んでいて、なんとなくケストナーを思い出した。子どもを心の底から信頼している感じが、似ている気がする。

  • いたずらおばあさん 
    高楼方子 千葉史子 フレーベル館

    二人のおばあちゃんにヒソムいたずらっ子が蘇るお話
    服飾研究科のエラババ先生が発明した若返る下着

    それは「隠れみの」や「裸の王様」の現代版
    透明の布で全身にかぶると皮膚のようになり
    一枚ごとに一才若返る魔法の下着
    84才のエラババ先生が8才になるには
    裸になって76枚のおくるみを重ね着しなければならない
    その上に子ども用の服を着れば
    大昔の自分の肉体に今のままの意識が乗り移る
    ので気を付けないと声や言葉使いがおばあちゃんになってしまう

    二人のおばあちゃんは日曜ごとに子どもに化けて
    ハシャギまわりデパートの屋上や食堂に行き
    「おやつセット」なるお菓子を食べたり
    素直な感性の子ども心を失って物欲に汚れた大人にいたずらして
    子ども心の愉しさを思い起こさせて行く

    何と言っても
    知識に溺れ勝ちな物質文明の中で
    大事なのはモノにヒソム知識を手段として
    人生の目的である
    子ども心にヒソム形のない意識を
    具体的な体験で育てて行くこと

    少し社会性も覗くステキなお話でした

  • お年寄りに関する本を探していて、手にした。

    エラババ先生は、84歳のえらいえらい洋服研究家です。
    ヒョコルさんは、68歳のひかえめなおくさんで、エラババ先生の特別講義にかよっています。
    ある日、ヒョコルさんがエラババ先生の家にしょうたいされて見たものは、「一まい着ると、一歳わかくなる」服でした!
    (路傍の石幼少年文学賞受賞作)

    おもしろいなー、はじめの1章・たった10ページで、ぐっとおもしろくなってくる。
    エラババ先生、ヒョコルさん、名前もとぼけてていい。
    お年寄りのおはなし、という雰囲気ではないけれど、いい具合にあぶらと力が抜けているお年寄りのおもしろさがある。
    若返りが何の役に立つのか、楽しさの役に立つ、最後に子どもの役に立つ。
    洋品店のスカーフの話がよかったな。
    若返った子どもの姿があんまりかわいくないけど、絵の雰囲気はよかったです。

  • おばあちゃんたちがお茶目ですごく可愛い!
    おばあちゃんたちが主人公だけど、この2人のいたずらにはたくさんの子供たちが共感できるんじゃないでしょうか。
    こんなおばあちゃんたちが近くにいればな〜と思ってくれそう。

  • 1枚で1歳若くなる服を発明していたずらをします。
    子どもになって楽しむ様子が楽しいです。

  • なんだかワクワクしちゃいました。全然違うんだけど、おばあちゃんが大活躍するところが、かぎ婆さんシリーズを思い出させます。

  • 4年BT「時間」で使用予定。
    1枚着ると1歳若返る服!
    出てくる人たちの名前がオモチロイ。
    挿絵がたくさんで読みやすい。

  • 高齢のえらい洋服研究家、エラババ先生が開発したのは、1枚着ると1歳若返る下着のようなもの。生徒の中から弟子としてヒョコルさんを選び、子供になって、2人で楽しみ放題!そして上っ面ばかりの嫌な大人を達者な口と演技でやりこめ、手の込んだ悪戯で懲らしめます。子供が面白がるのはもちろん、大人が読むと子供のころのかけがえのない時間を思い出します。みんなかつては子供だったのです。忘れてしまってはいるけれど、その気持ちを失ってしまったわけではないんだと気づきます。おばあちゃんたちがとてもまぶしいお話でした。

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著者プロフィール

高楼 方子(たかどの ほうこ)
1955年、函館市生まれの作家。1996年『いたずらおばあさん』『へんてこもりにいこうよ』で路傍の石幼少年文学賞、2000年『十一月の扉』産経児童出版文化賞フジテレビ賞、2006年『わたしたちの帽子』で赤い鳥文学賞、小学館児童出版文化賞、2006年『おともださにナリマ小』産経児童出版文化賞をそれぞれ受賞。
絵本に『まあちゃんのながいかみ』(福音館書店)「つんつくせんせい」シリーズ(フレーベル館)など。幼年童話に『みどりいろのたね』(福音館書店)、低・中学年向きの作品に、『ねこが見た話』『おーばあちゃんはきらきら』(以上福音館書店)『紳士とオバケ氏』(フレーベル館)『ルゥルゥおはなしして』(岩波書店)「へんてこもり」シリーズ(偕成社)など。高学年向きの作品に『時計坂の家』『十一月の扉』『ココの詩』『緑の模様画』(以上福音館書店)『リリコは眠れない』(あかね書房)『街角には物語が.....』(偕成社)など。翻訳に『小公女』(福音館書店)、エッセイに『記憶の小瓶』(クレヨンハウス)『老嬢物語』(偕成社)がある。

高楼方子の作品

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