だってだってのおばあさん

著者 :
  • フレーベル館
4.22
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本棚登録 : 527
レビュー : 54
  • Amazon.co.jp ・本 (31ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784577036495

作品紹介・あらすじ

「だって、わたしはおばあちゃんだもの」それが、くちぐせのおばあさん。でも、99さいのおたんじょうびに、ねこがかってきたろうそくは、たったの5ほん。つぎのひ、おばあさんは…。30年間愛され続けたロングセラー。全国学校図書館協議会選定図書。

感想・レビュー・書評

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  • 敬老の日にちなんで、おじいちゃんやおばあちゃんの登場する話を読んでいる今日この頃。
    さのようこさんの手にかかると、かくも楽しくなるという一冊。
    高学年から大人向け。約10分。
    これはもう、とにかく面白いのだ。

    タイトルだけ見ると、いつも言い分けばかりしている往生際の悪いおばあちゃんを連想する。
    まぁ、序盤は確かにそうなのだが、後半は大変貌を遂げる。
    その変貌の理由は、誕生日のケーキに飾るろうそくが、99本から5本になってしまったからなのだ。
    お遣いに行った猫が、94本もあわてて落としてしまったというわけ。
    5本のろうそくを立てて数え、おばあちゃんが言った言葉は、
    【ことし わたし 5さいに なったのよ】である!
    さぁ、ここからおばあちゃんんのぶっとびの人生の幕開け。

    前半はずうっと下を向いても物悲しげだった表情までが、すっかり明るく変わっている。
    そして身体までが軽くなっている。
    そんな、バカな。。と思いながら爆笑である。
    ラストの一ページの猫との会話まで洒落てて、読んだ後の爽快感がたまらない。

    そう、何事も気の持ちよう。
    やりたいことがあるなら、年なんて気にしないでどんどんやっておきましょう。
    さのさんの、そんなメッセージがしっかり伝わってくる。
    【あとがき】も笑えるので、ここも読み飛ばさずにね。
    脇役の猫が、それはそれは良い味をかもし出している。
    毎日帽子をかぶって長靴はいて、釣竿もって釣りに行く5歳の猫。
    私も欲しいぞ。
    一緒にケーキを食べる猫ならいるけど。

  • 98歳のおばあちゃんといっぴきのねこ。
    げんきなねこは、毎日まいにちおばあちゃんを魚釣りに誘います。
    だけど・・・
    だってわたしは98だもの。といってばかりのおばあちゃん。

    99さいの誕生日に。
    ねこは頼まれたろうそくを落としてしまいます。
    のこった5本のろうそくに火をつけてお祝い。
    5才の誕生日おめでと~。

    次の日から
    だって5さいだもの。あらそうね。5さいだった。
    と、いろんなことにチャレンジ!
    楽しいお話。
    最後のおちもよかった。

    99才で94年ぶりに かわを跳び越す絵は最高!
    ブラボー!!!

  • 絵本ならではの展開。ありえない話をすーっと受け入れちゃって、そのストーリー展開を楽しめる年中さんくらいの子どもに読み聞かせしてあげたい。やっぱり佐野洋子さんだなっていう絵本。大人として読むと、「ことば」の力について考えさせられたりする。。

  • K
    3歳4か月

  • ねこが ろうそくを おとしちゃって ないてる ところが おもしかった。

  • 「バラシュラ」に作者が年齢を言い訳にするシーンがあって、(そういえばそんな本を読んだな)と思って読書記録を調べたのに登録がない!登録を漏らしてたようなので再度読んでみたら...思っていたの違った。歳を言い訳にしたおばあさんがそれでよくないことが起こる教訓めいた話だと思い込んでいたけど、全くの記憶違いで、むしろみごとに「だって」ということばがネガティヴだけでなくポジティヴな意味も持つことに気づかされた。それにしても記憶違いって怖い。たまに再読もいいかも。

  • 尊敬する年上の友だちに勧められて購入。
    98歳のおばあちゃんは、ねこにいくら誘われても、だってわたしは98歳だもの、と言って冒険はしない。「こうあらねばならない」という固定観念に縛られているという暗示(暗示でもないけど)なのだろう。98歳には良いこともあって、ケーキを作るのがすごく上手。「98歳のおばあちゃんは、ケーキを作るのが上手なものよ」と、本人はお手の物。ねこにろうそくを買いに行かせるが、途中トラブルに巻き込まれた(?)ねこは、ケーキをたったの5本しか持って帰らない。
    個人的にはこのときの切なそうなねこの様子がとても好き。感情移入して泣きそうになります。小さい頃って、こういう取り返しのつかない失敗をたくさんするよね。そしてお父さんやお母さんに苦い顔をされながらも許される、みたいな。そんな経験をみんな思い出すんじゃないかな。
    さておばあちゃんは、5本のケーキでお祝いして、5歳になった気分になる。5歳だと思えば、だって私はおばあちゃんだから・・・とやろうとしなかったことにもチャレンジしてしまう。固定観念に縛られなければ、新しいことにもチャレンジできて、楽しいこともたくさん!
    始まりも、終わりも好きです。とても楽しい絵本です。

  • 2017.12.28
    だってわたしは5歳だもの!99歳のおばあさんが5歳に。歳だからとあきらめていたおばあさんが、気持ちが5歳になったことでいろいろなことを楽しみはじめる。さすが佐野洋子さん。ユニークで素敵で痛快です。

  • 5-1 2013/02/27
    4-1 2012/11/07
    **********
    3-1 2008/06/11

  • 佐野洋子さんの個性はまぶしい

    でも絵本はやさしい
    絵が好き
    言葉も好き

    あとがきで
    「おばあさんは一番たくさん子どもの心を持っている」と

    ≪ おばあさん だって五さいに なれるもの ≫

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著者プロフィール

1938年、北京生まれ。絵本作家、エッセイスト。おもな著作に、絵本『100万回生きたねこ』『わたしのぼうし』、童話『わたしが妹だったとき』、エッセイ『神も仏もありませぬ』など。2010年没。

「2019年 『はればれ、お寿司 おいしい文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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