- 本 ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784577036495
作品紹介・あらすじ
だってわたしはおばあさんだから。それが口ぐせのおばあさん。99歳の誕生日にろうそくがたりなくて、おばあさんは5歳になりました…。だってわたしは5歳だもの! 新しい生活がはじまります。
感想・レビュー・書評
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児童館にて。
5歳のネコと99歳のおばあさんのお話。
これ、子供向けというよりアラフォー(とも言い難くなってきた年の)我が身に沁みるお話でした。
私のおばあちゃん(99歳)にも読んであげたいなぁ!
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読んでる本人がおばあさんなので、
でも、このおんなじ場所で、読んだわ。その時は初めてだったけど。
これで2回目。同居の猫ちゃんがろうそくをってかわいい。
それにのって、元気になるおばあちゃんもかわいい・・・
かわいいおばあちゃんには多分なれない… -
タイトルにある、だってだって。
言い訳するときの文句なので、そんなイメージをもちながら読み始めました。
“だってだって”は
99歳になるおばあさんの言い訳文句ではあったのですが、いい意味で期待を裏切られこのお話しの虜になりました。
おばあさんのジャンプ、是非みて下さい。
99歳には思えないような少女のような軽やかさがある大ジャンプ、パワーを感じました。
着地のことを思うと少し心配になるくらい。笑
最後のネコくんの一言が、また良い。笑
100万回生きたねこもそうですが、さのようこさんの絵本はとってもすてきだなとしみじみ。
ネタバレしてしまっても、期待を裏切らない一冊だと思うので、気になる方はぜひ。
きっと、読み終えたあとはお顔が綻んでいると思います^^ -
98歳のおばあちゃんといっぴきのねこ。
げんきなねこは、毎日まいにちおばあちゃんを魚釣りに誘います。
だけど・・・
だってわたしは98だもの。といってばかりのおばあちゃん。
99さいの誕生日に。
ねこは頼まれたろうそくを落としてしまいます。
のこった5本のろうそくに火をつけてお祝い。
5才の誕生日おめでと~。
次の日から
だって5さいだもの。あらそうね。5さいだった。
と、いろんなことにチャレンジ!
楽しいお話。
最後のおちもよかった。
99才で94年ぶりに かわを跳び越す絵は最高!
ブラボー!!! -
敬老の日にちなんで、おじいちゃんやおばあちゃんの登場する話を読んでいる今日この頃。
さのようこさんの手にかかると、かくも楽しくなるという一冊。
高学年から大人向け。約10分。
これはもうとにかく面白いの。
タイトルだけ見ると、いつも言い分けばかりしている往生際の悪いおばあちゃんを連想する。
序盤は確かにそうなのだが、後半は大変貌を遂げる。
それは誕生日のケーキに飾るろうそくが、99本から5本になってしまったからだ。
お遣いに行った猫が、94本もあわてて落としてしまったというわけ。
5本のろうそくを立てて数え、おばあちゃんが言った言葉が笑ってしまう。
【ことし わたし 5さいに なったのよ】!!!
さぁ、ここからおばあちゃんんのぶっとびの人生の幕開け。
前半はずうっと下を向いても物悲しげだった表情までが、すっかり明るく変わっている。
そして身体までが軽くなっている。
そんな、バカな。。と思いながら爆笑である。
ラストの一ページの猫との会話まで洒落てて、読んだ後の爽快感がたまらない。
そう、何事も気の持ちよう。
やりたいことがあるなら、年なんて気にしないでどんどんやっておきましょう。
さのさんの、そんなメッセージがしっかり伝わってくる。
【あとがき】も笑えるので、ここも読み飛ばさずにね。
脇役の猫が、それはそれは良い味をかもし出している。
毎日帽子をかぶって長靴はいて、釣竿もって釣りに行く5歳の猫。私も欲しいぞ。
一緒にケーキを食べる猫ならいるけど。 -
だっておばあちゃんだから…と、諦めてしまわずに生きていきたいです。大人が読んでも、素敵な絵本です。もしかしたら、大人にこそ読んでほしいと思っていたかな、佐野さんは。
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絵が温かい。
発想の転換。-
2021/04/25
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2021/04/25
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ストーリーの広がり方が大好き!
おばあさん、どんどん花開いていく姿が読んでいて爽快だった。
息子と一緒にページめくるたび大笑い。
魚のくだりではげらげら笑った。
ねこくんやおばあさんの表情もとても魅力的。
だって、もこんな文脈で使われたら、十分魔法の言葉になれることを知った。
著者プロフィール
佐野洋子の作品





