ふしぎなエレベーター 新装版

  • フレーベル館
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (76ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784577038703

感想・レビュー・書評

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  • エレベーターってふしぎな乗り物で、不思議の世界への入り口でもあるような気がする。

  • ロボットの、国が、くらしやすくなってよかった。

  • パパと50階建てのオリエントホテルの展望台で待ち合わせをしたたっちゃん。
    エレベーターの不思議な“Zボタン”に導かれてやって来たのはロボットのくに。ロボット工場の博士〈ロボットゼロ〉の相談を受けて、たっちゃんは目撃したロボットのくにの素直な感想を述べる。
    誤りはなかなか自分から気づけないもの。人間の子どもが元になって作られたロボットたちのくにから、いつの間に秩序やモラルが失われてしまったのだろう。さらっと読み終わるお話だったが、そこが気になってしまった。
    6歳。

  • 壊れたロボットを修理しなければ、ロボットのくにも、競争を繰り返した先にもっとシンプルな世界に辿りつけるのではないか。平和な解決方法で、選ばれたのが、たっちゃんで良かった。

  • 言葉は簡単で内容もわかりやすいからずんずん読めるのに、ハラハラしたりギョッとしたり、ホッとしたりで面白い。
    4歳の娘は読みきかせている間、ロボットの世界を楽しんでいたのか一言も発せず聞き入っていた。
    読み終わってから、「ちょっと怖かったね」とのこと。物語の状況をただ受け入れるだけでなく、自分の環境と違う状況に恐怖や不安を感じるようになってきてるんだな、と、娘の情緒が育ってきていることを感じられて興味深かった。

  • ロボットのくにを 無事に助けた たっちゃん。

  • 佐々木マキさんの絵に惹かれて。フレーベル館の幼年童話名作の復刻版。話の内容に昭和を感じるけれど、今でも充分楽しめました。『よりみちエレベーター』を思い出しました。ロボットのオリジナルが人間の子どもだったとは。ラストの手紙がよかったな。

  • 人間の子どもをもとにして作られたロボットの国―
    その世界は、イヤな世界ですね。多分読んだ子もそう思うでしょう。
    何というか…全てを説明していないところが、想像をかきたてられて、自由でいいなぁ、話を楽しめるなぁと思いました。

  • 幼年文学のSF!
    たつおはお母さんとホテルのレストランに行きました。エレベーターの順番待ちで、たつおは一人、エレベーターに乗ってしまった。50階ホテルの展望台、ボタンを見ると、50階の横にZのボタン。それを押すとロボットの国についたのです。
    テーマ的には「モモ」のような・・・。

  • ロボットの国へ行って、ロボットを作りたい。うちの掃除係と勉強家仮ロボットを作りたい。

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著者プロフィール

1939年宮城県生まれ。東京女子大学日本文学科卒業。「はなはなみんみ物語シリーズ・全3巻」(岩崎書店)で産経児童出版文化賞、『もりのおとぶくろ』(のら書店)で産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を受賞。その他、絵本に『いちごばたけのちいさなおばあさん』『こよみともだち』『てんさらばさらてんさらばさら』(以上福音館書店)など多数。東京都在住。

「2021年 『こうさぎとおちばおくりのうた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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