勇気の花がひらくとき: やなせたかしとアンパンマンの物語 (ジュニア・ノンフィクション)

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  • フレーベル館
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  • Amazon.co.jp ・本 (136ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784577043059

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  • アンパンマン、侮るなかれ。
    親が子どもに道徳や人生を教えるには持ってこいの教材と化していることが分かった。

    テーマソング歌詞
    「そうだ うれしいんだ
     生きるよろこび
     たとえ 胸の傷がいたんでも」

    この歌詞の部分は、
    学校で嫌なことがあったり、家が嫌になったりと"胸が痛む"ことがあっても、生きているだけで幸せなんだよ、楽しいことは他にもたくさんあるんだよ、

    と子どもに伝えられる良い例。



    また自分の子どもには、困ってる人がいたら手を差し伸べてあげるような人になってほしい。
    それにはアンパンマンを例に伝えることが分かりやすく、良い題材を手に入れた気分。既に0〜1歳児からアンパンマンを通して道徳に触れられていたことに驚いた。


    本の前半部分は、戦時中の話が多いが、
    暗くて悲しいだけの戦争本よりも、戦争のむごさ、寂しさ、悲しさ、怖さが伝わりやすいと思う。

著者プロフィール

ノンフィクション作家。1961(昭和36)年、熊本市生まれ。北海道大学文学部卒業後、編集者を経て文筆業に。2005年のデビュー作『散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。同書は米、英、仏、伊など世界8か国で翻訳出版されている。著書に『昭和二十年夏、僕は兵士だった』、『狂うひと 「死の棘」の妻・島尾ミホ』(読売文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞、講談社ノンフィクション賞受賞)、『原民喜 死と愛と孤独の肖像』、『この父ありて 娘たちの歳月』などがある。

「2023年 『サガレン 樺太/サハリン 境界を旅する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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