そうじきのなかのボンボン

  • フレーベル館 (2024年2月9日発売)
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本棚登録 : 150
感想 : 8
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  • 本 ・本 (34ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784577051788

作品紹介・あらすじ

古い掃除機の中で暮らす、ボンボンとボンボンパパ。掃除機が吸い込んだ「おもしろいもの」を使っておうちを作ります。ところがついに掃除機が壊れてしまいます。どこかへ運ばれるボンボンたち。突然、光が差しこんできたその先には…。
世界にはまだ、誰も知らない不思議とすてきがいっぱい! スペインで絵本作家デビューした著者による、日本初作品。

感想・レビュー・書評

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  • セピア色やわらかいタッチで、掃除機の中の世界をふんわりと描いている。

    ボンボンとボンボンパパは掃除機の中で暮らしながら楽しい発明をしています。
    そんな狭い世界でちょっと孤独に見える2人にも新しい扉が...

    掃除機の中にこんな楽しい世界があるかも?と思うとお掃除するのも楽しくなるような気がします。
    2024.3

  • 古い掃除機の中で暮らす、謎の生き物(なのか?)ボンボンとボンボンパパ。う〜、日頃なるべく見ないようにしている世界だ! そこにあるものを工夫して、ささやかに穏やかに生きているのはいじらしく微笑ましいですね。そしてついに訪れた、掃除機がぶっ壊れた日…ボンボン親子にとっては、お家が広がりステキになったにすぎないのでした。

  • 〝古い掃除機の中で、<ボンボン>と<ボンボンパパ>は暮らしている。掃除機が吸い込んだものには「面白いもの」がいっぱいあって、<ボンボン>と<ボンボンパパ>は、自分たちのための部屋づくりをしている。ところがある日、掃除機が壊れてしまい、家の人に何処かに運ばれ行くボンボンたち・・・。突然、光が差し込んできたその先には…⁉〟 誰も想像しなかった、不思議な世界が広がる絵本です。

  • 主人公は古い掃除機の中に住んでいるボンボンとボンボンパパ。
    綿ぼこりってことかなと思いながら読み始めたら、8歳息子も「ほこりか…」と察していたw
    ボンボンパパが何でも工夫して活用する親子の暮らしは微笑ましいけど、掃除機が稼働する度にほこりが辿る運命が頭をよぎってドキドキ。
    暗い場所から明るい場所へ。行き着く先は一見希望がなさそうな場所でも、おもしろいものや素敵なことを見つけた二人の胸踊る平和な新生活の始まりが描かれ、新たな門出の春を思わせる。

  • 図書館で息子が手に取った1冊。

    古いそうじきの中で暮らしいてる
    ボンボンとボンボンパパ。
    そうじきの中をこんな風に描くとは…!!!
    なかなか夢がある。
    わたしたちにとってはゴミでもボンボンたちに
    とっては面白いものになるんだね。
    古いそうじきが壊れたときはどうなるかと…。
    ボンボンたちが新しいおうちに移ってからの
    ストーリーも気になるからシリーズ化希望。

  • 安寧を得られてよかったけど不法投棄かな…?
    増えた家族の詳細ほしい!

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著者プロフィール

2012年 日本学術振興会特別研究員(DC2)
     九州大学大学院比較社会文化研究院博士後期課程単位取得退学
2015年 九州大学百年史編集室テクニカルスタッフ(~2017年)
2019年 博士(学術、九州大学)
     九州大学大学院比較社会文化研究院特別研究者(~現在)
2020年 九州国際大学 非常勤講師(~現在)

主要論文:「樺太先住民の国籍:無国籍から日本臣民ヘ」(『北海道・東北史研究』第8号、2012年)
主要著書:「『樺太庁報』にみるサハリン先住民」(E.A.イカニカワ、A. A.ステパネンコ編『文学と定期
      刊行物におけるサハリンとクリル諸島 研究論文集成』サハリン総合大学、分担執筆、2013年)

「2022年 『帝国法制秩序と樺太先住民』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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