アンパンマンVSアンパンマン 新装版

  • フレーベル館 (2024年8月9日発売)
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本 ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784577052808

作品紹介・あらすじ

『あんぱんまん』が刊行されてから半世紀。みんなに愛されているアンパンマンの生みの親・やなせたかしと、アンパンマン声優戸田恵子によるアンパンマン対談を、24年ぶりに新装版として復刊します。

感想・レビュー・書評

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  • 新図書コーナーで手に取った一冊。
    やなせたかしさんと戸田恵子さんの対談をまとめた本の、再版だそうで。アンパンマン誕生の秘話やキャラクターにまつわる話がざくざく。

    そもそもやなせさんは兵役の経験から、食という物に貪欲だったらしい。
    初期のアンパンマンの絵本を読んだことがあるんだけど、砂漠の中でさまよい力尽きそうな旅人の元へ、いまより頭身の長いシュっとしたアンパンマンが自分の顔を旅人に与える内容だったのを思い出した。
    アンパンマンはやなせさんから生まれた希望なんだろうなあ。

    アンパンマンは、でも、食べ物は何も食べないんだって。(この対談を読んで初めて知った...!)みんなが美味しくご飯を食べているときもニコニコ笑ってそばで見てる。
    食べない理由はやなせさんも「よくわからない」とのことで、この本では詳しく語ってなかった。
    案外そんな感じで、「なんでだろうねえ」「面白いと思って」「考えてなかったんだけど、そういうことにしたよ」みたいなゆるい回答も多く、やなせさんが楽しみながら、そしてアンパンマンを大好きな子どもたちを大事にしていることがよく伝わってくる内容でした。

  • 我らがアンパンマンの作者・やなせたかし氏と言わずもがなのアンパンマンの声優・戸田恵子氏が対談形式で紡ぐ、アンパンマンの全て。
    アンパンマンが出来るまでの歴史や作品への思い、アニメ化の苦難やキャラクター紹介など魅力がたくさん!!

    「やなせたかし」という名はもちろん聞いたことがあったが、どんな人なのか全然知らなかった。ドラマにもなるらしいし読んでみるか〜、と軽く広げてみたらあれよあれよと読み終わってしまった。面白い!
    2人の軽快なトークもそうだが、何より自分が子どもの頃触れていたアンパンマンが作られていく過程がわかることが嬉しい。作者や声優としての熱い思いもバシバシ伝わってくる。
    キャラクター紹介の時も作者は作った時の思いや現在の心境を、声優は同じ声優仲間の気持ちを語っていてバランスがいい。

    やなせたかし氏の原作アンパンマンの絵もこの本ではじめて見たが、味があって可愛いな。これはちゃんと絵本も読まなきゃ。

    アンパンマンを少しでも知っている人、アンパンマンの事を全く知らない人、どちらの人でも楽しめる一冊。

  • 2000年に出版された本の2024年の新装版だ。

    来年の朝ドラ あんぱん を意識した出版だと思う。

    でも読んで良かった。

    もう11年前に亡くなったやなせたかしさんが、
    今も生きているように話しかけてくる。
    戸田恵子さんのリアクションも良い。
    後半の方は、アンパンマンの登場キャラクターの紹介だけど、飽きないし、興味も尽きない。

    アンパンマンは、時代を超越している!!

  • 私が幼稚園の頃、先生がアンパンマンの絵本とか紙芝居を読んでくれました。アニメは娘たちと一緒に見ました。もう少ししたら孫と一緒にみれるといいです。あ、ずっとアンパンマンと一緒に生きてる。

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著者プロフィール

1919年生まれ、高知県出身。百貨店宣伝部にグラフィックデザイナーとして勤務の後、漫画家・絵本作家として活動を始める。絵本の作品に『やさしいライオン』『チリンのすず』『あんぱんまん』(フレーベル館)など多数。2013年永眠。

「2022年 『アンパンマンかみしばい③』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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