サラリーマン転覆隊門前払い

著者 :
  • フレーベル館
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  • Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784577701836

作品紹介・あらすじ

会社を背負って、家庭を背負って、サラリーマン達がカヌーをすれば、当然…コッパミジンなのである。ご存じサラリーマン転覆隊が、日本の川に飽きたらず、今度はカムチャツカにまで遠征してしまった。富士山でも滑落してしまった。またしても、おかしな顛末の連続だ。これは、轟沈と鍋の向こう側で巻き起こるさわやかな笑いのドキュメントなのである。

感想・レビュー・書評

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  • 「轟沈なくして、何の人生ぞや!」 隊長むふふふ、その通りです。でも、ま、程ほどに、良い子は真似しないように。「人生は川である」隊長に頂いた、檄文調サイン文川どころか、まだ、湖沼でうろうろしてますが・・・最近カヌー乗っていないなぁ〜水面を駆ける風、きらきらと眩しい波の背そして、やっぱりビール!さぁ 出掛けましょうか!

  • 超多忙で超不健康、高ストレスのサラリーマンたちからなる転覆隊がカヌーで川を下り転覆ばかりするというお話。超タイトなスケジュールで荒天濁流ものともせず超無謀な挑戦をし、ヘロヘロぼろぼろ状態で肉食って蟹食って焼酎飲んで悪書なんか広げちゃったりする。『無理をしなければドラマもなければ感動も生まれない』は金言。

  • なんでバカで素敵な大人たち。失敗こそ一番の思い出。こんな風になれているのだろうか。

  •  軟弱カヌーチーム顛末記の第3巻目。 なんとも信じられないことをやる連中だ。 第2巻から凝ってきている川原料理のメニューに、どうしても鮎が必要だと言うことで、スーパーで探すが無い。 アンパンマン渡鍋隊員いわくの「鮎の養殖場」なる場所へ買いに行った。そこでの押し問答。 お店:「未だ解禁されてねえから、うちのおとり鮎は売れねえ!」 転覆隊:「おとり ってなんだよ! なんか特別なワザを仕込んだ鮎なのかよぉ?」 おいおい、そこは「養殖場」ではなくて「おとり鮎屋」さんだろうが!(隊員たちはなんと 鮎の友釣り を知らないのであった) しかし転覆隊はとうとうその おとり鮎を一匹500円で12匹も買って、焼いて食っちまったんだ。ヒエー絶句!夢枕とかに知れると陰陽術で呪い殺されるぞ。 今巻ではなんとロシア カムチャッカ半島の川下りにも出かけている。シャケと熊と噛みつき蝿で盛り上がっている。これはちょっと普通のサラリーマンでは、そう簡単には真似出来ない。 マウンテンバイクにも挑戦。無謀にも富士山を滑降している。良く遣るよホント。 そして、またまたでました。サラリーマン作者の悲しき限界。語彙が少ないというか、辞書持ってねえのかよう というか、やはり編集者もチェックしてねぇ っていうか…。 転覆隊の秘書=女性派遣社員が会社を休んだ理由を比喩して 「知恵熱」を出して休んで云々、と書いてある。気持ちはわからないでもないけどなあ。 懲りずにもう一度の発言。東大出エリートの新入隊員佐々木くんを迎えて。「オレなんかなぁ、東大出と聞いただけで知恵熱出ちゃうんだぞ…」 トドメである。 これじゃあ「後藤テツ語録」に近くないですか? さらに最終章でも思考が停止する。 カヌーを終えて富士川の川原から上がったら、そこで偶然小学生達が草野球をやっていた。その光景をみて イヤー良いあそびだ、と感想を述べるところなのだけど、ひとりひとりの子供の名前が全部漢字で出てくる。 健二、昭彦、良夫…。 おいおいあんたは偶然会ったその見知らぬ子供達に取材でもしたのかよ。 呼び合う名前が聞こえただけなら普通はカタカナで書くよ。というか、それしか書けない筈なのだ。だって知らないのだもの。 どうして漢字で書けるの? まさかホントに取材したの? 「君の名前はどういう字を書くの?」って。なんかうそ臭いなぁ〜。(この本小説ではなくノンフィクションだよな。 ホントか? かなり怪しいゾ) 編集の人。こういう本だから どうでもイイヤ、とか思っているでしょう。でも活字は怖いよ。そういう手抜きがその先で思わぬ展開のキッカケになったりするよ。 と、ダメ出し大好きなわたしにとっては素材がタップリと有っていつも読み応えのある本で大変に嬉しいのです。 もちろん面白い!  さらに 「読むとなんだかとても元気になります」という読者の感想がたくさん来る、と後書きには書いてあった。 わたしも同感です。同じサラリーマンとして元気がでます。少しくらいのダメ出しはゆるせ ホンダ隊長くん。 次は、あれ?次は何だっけどれだっけ? ここらで少し調べなければならない様子です。 ではまた。

  • 愛読書サラリーマン転覆隊の3冊目。笑えます。

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著者プロフィール

1953年、東京生まれ。1974年に日大芸術学部を卒業後、電通にCMプランナーとして入社。以後、「ピカピカの1年生」など数多くのヒットCMをつくり、国内外の広告賞を200本以上を受賞する。1990年に環境マンガ「エコノザウルス」を立ち上げ、環境啓蒙活動を始める。1997年にアウトドア雑誌「ビーパル」にてカヌーによる冒険旅の連載を始める。2011年にエグゼクティブクリエーティブディレクターとして東日本大震災時のAC広告を多数制作した後に電通を早期退社。以後はフリーランスとして、様々なクリエーティブ制作と講演活動を続けている。

「2020年 『エコかるた―楽しく学べる環境絵本―』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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