- Amazon.co.jp ・本 (71ページ)
- / ISBN・EAN: 9784579112791
感想・レビュー・書評
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今までの子ども服にはなかったシックな中間色、それがフランス色。あいまいで魅力的な色で、着せると確実におしゃれに見える。今はまだ扱うブランドが少ないが大人気。そのうち無視できない潮流になっていくはずである。
しかし万能ではない。まず、ふつうの市販の服とコーディネートしにくい。うっかりそこら辺で買ってきた服と合わせたらすべてが台無し。印象的な色だけに合わせる色も選ぶ。小物にいたるまで注意を払う必要があるのに、なかなか手に入らない。
が、これはがんばればなんとかなること。そんなことより問題は、フランス色が日本の子どもに似合う色ではないような気がするところだ。一般的に思い描くフランスの子ども(実際には人種のるつぼらしいが)とは髪の色も肌の色も違う。うちの3人娘(←美人揃い)でも、紫を着てくすまないのはひとりだけだ。
そう、「きれいな色」とか「服として完成度が高い」とか「おしゃれに見える」とかいうことと「着る人を引きたてる」ということは、実際にはあまり関係がない。そしてそんなことは、自分の服選びであればとっくに承知しているのだ。今はみなフランス色の新鮮さに目がくらんでいるが、もうちょっと子ども服の選択肢が増えてきたら、冷静に選べるようになるだろう。もちろん、「やあね、うちの子にはとても似合いますのよ」ということであれば、それはたいへんけっこうなことだと思う。
さてここまでが前置きだ。長っ!写真がきれいで、フランス顔のモデルたちがフランス色を見事に着こなしている。タイツや靴の色など、フランス色の着こなしの見本にもなる。ワンピースが多いのは布の柄・色を存分に生かすためであろう。残念ながら、この布は全部とっくに売り切れているが。作り方説明は、著者の以前の本よりずいぶん丁寧になった。テクニック的には難しくないので初心者でも作れそう。用尺が多いのはあいかわらずだ。夏になったらボウカラーのブラウスを作ってみようかなと思っている。 -
普通のワンピースの初心者本を買おうとしたのに可愛すぎて買ってしまった本。子どもいないのに・・・