アラン、ロンドン、フェアアイル 編みもの修学旅行

著者 :
制作 : スタイリング 岡尾美代子  アートディレクション 有山達也 
  • 文化出版局
3.90
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本棚登録 : 188
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (135ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784579115075

作品紹介・あらすじ

シェットランド諸島、アラン諸島、ガンジー島、ロンドン。ニットの聖地各所を巡って、三國さんが見てきて感じたことを作品にアウトプットしました。手編みファンがいつかは訪れたい土地の旅行ガイドとして、
三國さん独自の視点で捉えられた紀行文として、手編みの作品集としても、楽しめる一冊です。
新作ニットは10点掲載。全編み方つき。

感想・レビュー・書評

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  • 以前から三國さんの作品が好きで、本をパラパラと見ているのだが、未だ実践には至らず。その三國さんによる、いわば聖地巡礼ですね。現地の作家や工場の方に話を聞き、博物館で古い作品を見たりニットの歴史を学んでいて、現地で初めて知ったことなどがあり、現地の現状が一通り網羅されている。確かにこれは修学旅行だ。
    そしてやはり現地では、編み物で身を立てるのは難しいとのこと。以前読んだ『気仙沼ニッティング物語』は手編みのセーターを製作販売する会社を起業する物語だった(三國さんはこの会社のデザイナー)。この会社はまだ頑張っている様子だが、セーターやカーディガン1枚が結構なお値段ですからね。
    編み込みの多いセーターは野暮ったくなりがちでオシャレに着こなすのが難しいのだが、最近の既製品のセーターはお上品なんだが似たり寄ったりで少々退屈。アランセーター、ガーンジーセーターの再?流行もあるのではないかと思っている。丁寧に作られた質のいいセーターは長く着られるし、エコだよね。とりあえず自分で編んでみたいんだけど、いつになるか。質のいい毛糸は高いし。

  • うーむ、眺めているだけで楽しい。素敵、かわいい。
    三國さんも訪れてから知ったそうだけど、アラン諸島におけるハンドニットは産業としての役割を終えていたとのこと。

  • アラン模様の本を探していて見つけた一冊。まさに修学旅行。行ったことはないけれど、眺めていると、羊臭さや、その土地の香りが漂ってくるような気分になれる。機械化の波に押され、手仕事があまり残っていないところもあり、何処も同じなんだなぁと、ちょっと寂しい気分も。でも、眺めていると、ムクムクと編みたい気持ちが湧いてくる。私は編物好きなんだと、再認識。図書館から借りた本だけど、購入を検討中

  • 最近本読みが進まないのは編み物をしているせいです。読書マニアの皆さん、趣味を共有できなくてすみません。三國さんの編み図はわたしには難しくてわたしにはさっぱりやけど、この本はよかった。みんなの編むときの手が写ってたページがいちばん楽しかった。

  • 有名な編み物作家が編み物の聖地を巡る旅行記
    編み物のレシピは少ないが、古くから冬の夜が長い国々で
    愛されてきた編み物の歴史が分かって面白かった。

    アラン模様は家紋のようなもので、それぞれの家で柄が決まっていると聞いたことがあるが、色々な編み方が先祖代々伝承され、また新たに生み出されている。
    読み物として紀行文として面白かった

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著者プロフィール

ニットデザイナー。書籍やキットでの作品発表で活躍する一方、プロダクトデザイン、ヴィンテージの洋服や雑貨のバイイング、スタイリング、エッセーの連載なども手がける。気仙沼ニッティングデザイナー。
著書に『編みものこもの』、『編みものワードローブ』、『きょうの編みもの』、『冬の日の編みもの』、『編みものともだち』、『アラン、ロンドン、フェアアイル 編みもの修学旅行』(以上文化出版局)、『うれしいセーター』、『I PLAY KNIT.』(以上ほぼ日ブックス)がある。

「2020年 『ミクニッツ 大物編+小物編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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