- Amazon.co.jp ・本 (158ページ)
- / ISBN・EAN: 9784579200313
感想・レビュー・書評
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点描画が凄くよい。一生座右に置いておいて時々パラパラめくってゆっくりした時間を過ごしたい。
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ざっくりと自給自足の生活をイメージできる一冊。
耕運機は馬に引かせるなどとてもノスタルジックというか・・・「フランダースの犬」のような生活感のある内容になっている。
ベースがない人にとっては余程の決心がない限り、いきなり実践しようと思ってもできるものではない。
少しずつ楽しめそうなものから取り組んでいくのが順当だろう。
土地の利用法、開墾の方法、家畜の育て方・締め方・さばき方
チーズ・パン・ソーセージなど多くの食材の作り方
自然農・狩猟など、メタンガスの製法なんていうのもある・・・
妙にリアルな挿絵が多数掲載されているので、ぼんやり眺めても楽しめる。
まあ、自給自足に憧れる人は、まず「買い!」の一冊。
幻想も打ち破れるだろうし、逆にますます燃える人もでそうな本。
目次(大項目のみ抜粋):大地をひらく/家畜を飼う/作物を育てる/野生の恵み/自然利用のエネルギー/手作りと手仕事/ -
5,000坪の土地の利用法やお酒の作り方など、日本では難しいものもあるが、まさに『自給自足の本』の決定版と感じる内容です。
庭の活用のアイディアとしては理想的な本でした。 -
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「DKの本を見る会」に行かれた方からのお勧め本をご紹介します。
本日は オムライス様からのご紹介です。
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DK 社の本を日本で出版する窓口、フォルトゥーナさんには棚1本に DK 社の本がギッシリ詰まっていました。どれもビジュアルと目の付け所が斬新なキラキラ本で、一度に一冊しか開いて見られないのがもどかしくてもどかしくて…そんな幸せな時間をすごさせていただきました。
私が紹介したい本は『自給自足の本』 ( 文化出版局 ) です。
この本は DK 社で作られた本の第 1 作目という記念品なのですが、今も尚一般的に流通している上、中身が色あせていません。
内容はまさに自給自足のためのすべて。土地活用の設計から始まり、開墾の仕方 ( 大岩をどけたら水はけについて考えます ) 、家畜は何をどれくらい飼うのか、どんな作物を植えるのか(土づくりから)、道具の作り方などなど。自給自足のためのチェックリストにもなりそうです。
特に私の好きなページは最初の土地活用のページ。 1000 坪と 5000 坪二種類の土地を例に俯瞰図描いており、利用方法を具体的に指南してあります。これを見ているともしかして本当に私にも自給自足できるのではないかしらと夢が広がります。
「大草原の小さな家」や「ロビンソン・クルーソ」「だれも知らないちいさな国」などとブックフェアをしてみるのもいいかなぁと、思います。
2017/12/15 更新 -
タイトル通り「自給自足」するための本。
土地の開墾、耕し方、灌漑、家畜の飼い方、柵の作り方、屠殺の仕方、燻製の仕方、どういう種類の作物をどういう順に植えたらいいか、収穫の仕方…などなど盛りだくさん。
現代人が忘れかけていること。というかそもそもこういうことを教わることがない。こんなことができるのか、と新鮮。
イラスト満載でわかりやすいし、絵本のように眺めるだけでも楽しい1冊。
もちろんこれ見ただけでできるわけじゃないけどね。作者の想いがあふれる本。 -
英国人の著者による、イラスト豊富な自己完結型の自給自足のノウハウを網羅した本。まぁこれを手に自給自足の生活に踏み出そうとは思いませんが、生きていくために必要なひとつひとつのことを自身で行うとするとどれだけ大変かということを再認識でき、日々の消費生活においても感謝の念が湧いてきます。
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「身の丈」が好き。自分でコントロールできる範囲。町の本屋には遠方からも本好きの人が集います。この『自給自足の本』は、車で一時間ほど離れた高原に住む人に教わった本。とてもビューティフルな本です。イラストがいっぱい。千坪の土地利用法、あるいは五千坪なら、と自分の生活の領土を工夫します。小川が流れ池もあります。悠久の時間をかけ手入れする方法も絵解きします。広いけど、なぜか身の丈…。
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豚のさばき方まで挿絵入り。なかなかリアル。自給自足と簡単に言っても、実際にやるならば、命をいただくことから考え体験しなきゃいけない。スーパーでパック入りの肉を買う私には植物で精一杯…。生きるということをあらためて考えられる一冊。
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著者はイギリスに暮らすイギリス人の方のため、実例に出る野菜など欧米よりに偏ってはいますが、自然エネルギーなどの実践法、バターやチーズ作り、ビール作り、麦を育てて収穫、脱穀、パン作りまでの工程など外国の絵本のように細かい写実とともに載っているので参考になりました
そのほか、家畜を飼育してさばく手順まで載っています。
農場を経営し、自給自足の生活方式を実践、追求中だそうです。
著書の中には
「自給自足の生活をめざす人は作物を育ててくれる大地に対していつも感謝の気持ちを忘れないようにしたい」
「人間も自然の一部だから、自然界のバランスを崩せばその報いは必ず人間に返ってくるに違いない」
「自給自足の生活とは原始の生活に戻ることでは決してない。今よりももっと豊かな生活へ向かって前進することを目指している」
などの言葉もあり、実際に実践されている方の生声を聞くようで心強い気持ちになります