雑誌の人格

著者 :
制作 : 能町 みね子 
  • 文化出版局
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本棚登録 : 845
レビュー : 77
  • Amazon.co.jp ・本 (164ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784579304455

感想・レビュー・書評

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  • 女性ファッション誌を中心に、雑誌の(読者)の人格を想像している本。
    楽しい。
    青文字系とか赤文字系とか初めて知りました。

    著者の想像が合っているのかは不明だけど、ファッション誌を読む人が少し身近に感じられるようになった。
    出来たらどういうきっかけでその雑誌を読むことにしたのか、また読まなくなる理由(他の雑誌に移るのかな?)とかが知りたい。
    なんでこんなことに興味があるのか自分でも不思議だけど、お気に入りの雑誌を定期購読することによく分からない憧れがある。
    毎月好きな雑誌を読めたら絶対楽しいはず。

    今回は読んでみたいなと思う雑誌は見つからなかったけど、いろんなジャンルがあることは分かったしお気に入りに出会える日も近いかもしれない。

  • 能町みね子さんの雑誌をとおした人格が的を得ていておもしろいー。

  •  さまざまな雑誌の「平均的読者像」を想像で創り出し、その架空人格を紹介することを通じて雑誌の魅力をあぶり出すという、卓抜な企画のイラスト・コラム集。
     祖父江慎およびコズフィッシュによるデザインも凝りに凝っているし、一冊の本としてクオリティが高い。

     惜しむらくは、取り上げられている雑誌の8割方が女性誌・少女誌・婦人誌であるため、私にはどういう雑誌なのかがよくわからないこと。
     当の雑誌のことがわからなければ、著者が文章とイラストに込めた細かいくすぐりも十分理解できないわけで、たぶん私には本書の面白さの半分くらいはわかっていないと思う。
     登場する雑誌のうち、私が愛読していたことがあるのは『SPA!』だけ。さすがに、そのページは隅から隅まで笑えた。

     それでも、雑誌好きの1人としては十分に楽しめた。女性誌にくわしい読者ならもっと面白く読めるだろう(元になっているのは『装苑』の連載コラム)。
     次はオジサン雑誌を中心に取り上げた続編が読みたいところだ。

     随所に感じられる著者の観察眼の鋭さ、皮肉の毒としなやかな批評性は、往年のナンシー関を彷彿とさせる。

     ただ、ナンシーの消しゴム版画が似顔絵としても高度だったのに比べ、能町みね子は似顔絵はヘタだな。イラストとしてはすごくいいんだけど、有名人の似顔絵を描かせるとまるで似ていない(佐藤浩市の似顔絵を見てデヴィ夫人かと思ったほど)。その点だけが玉にキズ。
     まあ、著者としては、ナンシー関と比べられたら迷惑かもしれないが……。

  • 数々の雑誌を、独断と偏見と愛をもって各誌の人格を妄想。イラスト半分。面白いページも、だから何やねんというページもあり。

  • 連載時よりもかなり毒は少なめ。寂しい…

  • 途中で飽きる

  • 設定が面白かったけど、途中から飽きちゃった感が。でも、こーいう切り口は好きです

  • なるほど。私は『レオン』ではないのだよなあ。SPAの人がおもしろい。いかにも。

  • 雑誌の人格か…。面白い。

  • 下世話と言ってしまえばそれまでな気もするけれど。
    雑誌を擬人化、ファッション誌を中心に数多ある雑誌の読者を想像・妄想で、家庭環境から収入から休日の過ごし方などなどまでを解析してしまう、能町みね子。その分析があたっているのかいないのか、読者ではない私には判らないけれど、ゆるい味のある絵に反して、その妄想力にエネルギィを感じる。(物欲から逃れられない)暮らし、生々しい現実、エトセトラエトセトラを立脚点に浮き彫りにされる人物像。

    あと、「女の子」と呼ばれるほど未熟で非自立的ではなく、「女性」と呼ばれるほど老成してはいない、という自覚のある女たち、それが「女子」(ばばーんっ)みたいなのが数カ所でてきた。そうなんだ。

著者プロフィール

北海道出身、茨城県育ち。文章やイラストの仕事のほうが多い漫画家。他称好角家。雑誌やネット媒体でコラムなどの連載多数。2006年、イラストエッセイ『オカマだけどOLやってます。』(竹書房)でデビュー。著書に『くすぶれ!モテない系』(文春文庫)、『ドリカム層とモテない系』(ブックマン社)、『逃北〜つかれた時は北へ逃げます』(文春文庫)、『「能町みね子のときめきデートスポット」略して能スポ』(講談社文庫)、『雑誌の人格 2冊目』(文化出版局)、『うっかり鉄道』(幻冬者文庫)など。『「能町みね子のときめきサッカーうどんサポーター」、略して能スポ』(講談社文庫)がサッカー本大賞2017の大賞を受賞。ラジオやテレビなどでも活躍している。

「2018年 『中野の森BAND』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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