雑誌の人格

著者 :
制作 : 能町 みね子 
  • 文化出版局
3.72
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本棚登録 : 844
レビュー : 77
  • Amazon.co.jp ・本 (164ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784579304455

作品紹介・あらすじ

『装苑』の人気連載がとうとう書籍になって発売!
多彩な顔を持つ漫画家、能町みね子さんの独断と偏見でプロファイリングされた雑誌は数多。
再編集されたそれぞれのページは連載時の数倍のパワーを放っています。雑誌を愛するすべてのひとは必見です!!

感想・レビュー・書評

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  • 女性ファッション誌を中心に、雑誌の(読者)の人格を想像している本。
    楽しい。
    青文字系とか赤文字系とか初めて知りました。

    著者の想像が合っているのかは不明だけど、ファッション誌を読む人が少し身近に感じられるようになった。
    出来たらどういうきっかけでその雑誌を読むことにしたのか、また読まなくなる理由(他の雑誌に移るのかな?)とかが知りたい。
    なんでこんなことに興味があるのか自分でも不思議だけど、お気に入りの雑誌を定期購読することによく分からない憧れがある。
    毎月好きな雑誌を読めたら絶対楽しいはず。

    今回は読んでみたいなと思う雑誌は見つからなかったけど、いろんなジャンルがあることは分かったしお気に入りに出会える日も近いかもしれない。

  • 数多ある雑誌から毎回一誌をピックアップし、そこから読者像を独断と偏見で想像し、分析した「装苑」人気の連載「雑誌の人格」。いや~~~さすが能町さんらしい目の付けどころ!!!最初は蛍光色を多用したページに目がチカチカしたけど、次第にPOPに感じられるように。
    俎上に載せられた雑誌は、“小悪魔ageha”、“美的”、“nicola”、“ポポロ”、“LEON”などなど、ティーン誌から男性誌まで幅広い。たとえば“VERY”なんて、「千葉県浦安市在住の専業主婦35歳、家族という基盤を大事にする『ママ』文化の中心的存在、セレブに憧れつつ、下世話さも捨てきれない」といった感じで、設定が細かい上に的確!!隅々まで「雑誌あるある」が溢れています。雑誌によっては、編集側が設定している読者層より、実際の購買層は若いのではないかといった鋭い指摘も。チョイ上の世界に憧れるといった意味で、確かにそうかも…と激しく同意。
    目次の雑誌ロゴが能町さんの手描きというのもツボでした。
    最近の雑誌業界は売上げ的にも厳しく、休刊も相次ぎ、付録頼りな状況ではあるけど…何とかそういった閉塞感を打破し、生きのいい雑誌が出てきてくれないかなと、一「雑誌好き」人間として思うわけです。本書を読んで、結構面白い雑誌が色々あるじゃないかと再発見できてよかったよ。

  • 装苑で連載してるときおもしろかったから購入
    うーん、まとめて読むと胃もたれするタイプだね…一ヶ月一雑誌だからよかったのかな
    雑誌に人格付与するのはいいとして、その居住地まで決定してる根拠ってなんだろう…能町さん、日本のいろんな市町村詳しいの?
    そして書き下ろし(かな?)で装苑もやってるけどもっと斬り込んじゃえばいいのに!もっと装苑読者をバカにしてほしい!お洒落ファシストたちを!

    そういやわたし能町さんの文字がゴチャゴチャしてるの全然好きじゃなかったんだった…
    そもそもこういう風にカテゴライズがするの好きじゃなかった

    (くまざわ書店で購入)

  • 職業柄手にしたことはあっても中を開いたこともないような雑誌について、能町さんの切り口で知ることができたのがおもしろかった。すごいよこの人。これを読んでしばらくは、街行く男女を、あの人何系かしら…という楽しい目で観ることができます。

  • 雑誌自体がどんな性格なのかって本。
    こう、女の一生を雑誌から読み解く感もあったなー。
    様々の女達の生き様・・みたいな生々しさにウッとなったりもしたけど。

    でも、見下すとか強い口調とかの書き方ではないので楽しく読めます。
    どこから読んでも楽しい。

    自分のよく読む雑誌の性格がまんま私だったことに対して失笑したりもして。
    真剣に読み込むというよりはパラパラと時間のあるときに気になったところだけ読むような本。
    デザインが可愛いので電子書籍ではなくて本で買うことをオススメされましたがまさしく。

    気軽に読めて長く楽しむ本でした。

  • 能町みね子さんの雑誌をとおした人格が的を得ていておもしろいー。

  • 雑誌

  •  さまざまな雑誌の「平均的読者像」を想像で創り出し、その架空人格を紹介することを通じて雑誌の魅力をあぶり出すという、卓抜な企画のイラスト・コラム集。
     祖父江慎およびコズフィッシュによるデザインも凝りに凝っているし、一冊の本としてクオリティが高い。

     惜しむらくは、取り上げられている雑誌の8割方が女性誌・少女誌・婦人誌であるため、私にはどういう雑誌なのかがよくわからないこと。
     当の雑誌のことがわからなければ、著者が文章とイラストに込めた細かいくすぐりも十分理解できないわけで、たぶん私には本書の面白さの半分くらいはわかっていないと思う。
     登場する雑誌のうち、私が愛読していたことがあるのは『SPA!』だけ。さすがに、そのページは隅から隅まで笑えた。

     それでも、雑誌好きの1人としては十分に楽しめた。女性誌にくわしい読者ならもっと面白く読めるだろう(元になっているのは『装苑』の連載コラム)。
     次はオジサン雑誌を中心に取り上げた続編が読みたいところだ。

     随所に感じられる著者の観察眼の鋭さ、皮肉の毒としなやかな批評性は、往年のナンシー関を彷彿とさせる。

     ただ、ナンシーの消しゴム版画が似顔絵としても高度だったのに比べ、能町みね子は似顔絵はヘタだな。イラストとしてはすごくいいんだけど、有名人の似顔絵を描かせるとまるで似ていない(佐藤浩市の似顔絵を見てデヴィ夫人かと思ったほど)。その点だけが玉にキズ。
     まあ、著者としては、ナンシー関と比べられたら迷惑かもしれないが……。

  • 数々の雑誌を、独断と偏見と愛をもって各誌の人格を妄想。イラスト半分。面白いページも、だから何やねんというページもあり。

  • おもしろい
    暇潰しに最高
    暇潰しのわりによくできてて芸術性を感じる結晶のようです。

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著者プロフィール

北海道出身、茨城県育ち。文章やイラストの仕事のほうが多い漫画家。他称好角家。雑誌やネット媒体でコラムなどの連載多数。2006年、イラストエッセイ『オカマだけどOLやってます。』(竹書房)でデビュー。著書に『くすぶれ!モテない系』(文春文庫)、『ドリカム層とモテない系』(ブックマン社)、『逃北〜つかれた時は北へ逃げます』(文春文庫)、『「能町みね子のときめきデートスポット」略して能スポ』(講談社文庫)、『雑誌の人格 2冊目』(文化出版局)、『うっかり鉄道』(幻冬者文庫)など。『「能町みね子のときめきサッカーうどんサポーター」、略して能スポ』(講談社文庫)がサッカー本大賞2017の大賞を受賞。ラジオやテレビなどでも活躍している。

「2018年 『中野の森BAND』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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