- Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
- / ISBN・EAN: 9784579304547
作品紹介・あらすじ
雑誌愛好家のみならずマーケターからも熱い視線を集める、あの人気連載「能町みね子の雑誌の人格」をまとめた『雑誌の人格』の第二弾。「装苑」2013年6月号~2016年8月号に掲載した39媒体と描き下ろし特別付録付き!
感想・レビュー・書評
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1冊目に続き、今回もとても楽しく興味深く読んだ。時々買う雑誌、かつて愛読していた雑誌が割とあり、細かい分析に頷く箇所多数!遠い昔に買ったことがあった「CanCam」「mina」などは、自分が読者だった頃とは微妙にコンセプトや読者の傾向が変わったようで、時代は変わるのだなとしみじみしてしまった。そうやって時々マイナーチェンジしながらも、長い間読まれ続けてることはすごいよなと改めて思う。というのも、近年の雑誌の休刊・廃刊があまりにも多い!事実、本書に紹介されている雑誌も「休刊中」の文字がちらほら。発売後に休刊になったものもあり、哀しくなる。
前作に続き今回の「2冊目」でも、「こんな雑誌があったんだ…。」あるいは「こんな内容だったんだ…。」という新たな発見が沢山あった。実際に読んでみたくても一部の雑誌は休刊だったりして、あぁ、勿体ない!
ネットで気安く情報が手に入る今だから、雑誌を読みたいなと改めて思う。確かに私自身、昔ほど雑誌は買わなくなったけど、買えば隅から隅まで読むタチ。メインの記事は勿論だけど、カルチャーコーナーなどの小さなコラムも大好きなので、文化面の傾向も能町さんが分析してくれて嬉しかった。
個人的には、宝島社「mini」の「着飾ってなさそうに見せつつ、うまくモテるように演出できる女の子」という指摘、なるほど!!でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
スッカラさんの印象が母親に似ている!
面白い本 -
前作は2010~2013年。こちらは続編で2013~2016年。「もし雑誌の人格たちが同じ高校の同じ教室にいたら」なども付録としてついており、人間(あ、雑誌か)観察の深さに驚きかつ楽しめます。(コアラ)
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死にかけている雑誌を元気にしたいという思いで始まった連載。色々な雑誌の読者像を毎回カラフルなイラストとともに人格分析をしており、その分析が鋭く、褒めているというよりは皮肉になりがちで雑誌を元気付けてるのかなんなのかわからない。いいところついていて面白い。
続編が出たら全てを網羅したい。 -
『CanCam』は夢見がちで受動的、『mini』はナチュラルに見せて策略家、『VoCE』は自信のある努力家…。あらゆる雑誌をほめ殺す、独断と偏見のプロファイリング第2弾。『装苑』連載に加筆して単行本化。
良く考えつくものだと感心してしまう。
実際に読んだことある本では思わず納得。 -
やっぱりすきだw悪口みたいwっておもうけど、
自分の読んでる雑誌の部分よむと否定できない感がある。
実際愛情もってかかれているのがうれしい -
一見、偏見にも見える想像力に脱帽。
「いそう!」「わかる!」
と、つい唸ってしまう。
雑誌を読むのが好きなわたしは、ダ・ヴィンチさんとvikkaさんのあいだくらい。
カバーをはずしてもかわいい。凝ったデザインもさすがです。
あとがきから雑誌愛を感じました。 -
相変わらずプロファイリングが綿密すぎて脱帽。
読み進めつつ、前作を引っ張り出して読み比べてみたり……。
能町さんの興味の赴くままに取り上げる雑誌を決めているからか、意外とメジャーだけどまだ出てない雑誌もあるんだよね。
既に休刊となってるものは、今から取り上げることはなさそう……と思うと、惜しい雑誌が。。。
気になるのは、最後に収録されているのが誌面に掲載されたのは2016年8月。
最新記事が世に出てから本になるまで、一年以上かかる連載って珍しくないか? -
ここに紹介されている雑誌の出版社の方たちが、本当に能町さんが分析した通りの読者を想定して創刊し、雑誌を作り続けているのかどうか、いつか答え合わせをしてみたい。
そういう企画の対談があったら面白いのに!
是非聞いてみたい。