ふたりはきょうも (ミセスこどもの本)

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感想 : 118
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  • Amazon.co.jp ・本 (64ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784579400942

感想・レビュー・書評

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  •  かえるくんとがまくんの、ユーモアが溢れるお話。読む前は、文が多めで子どもが退屈するかもしれないと思いましたが、挿絵が各ページにあるのと5つの短編で構成されており、3歳と5歳でも飽きずに一気読みできる内容でした。

     私は「がたがた」というお話がお気に入りです。2匹の会話のテンポがクセになります。
    --------------------------------
    「かえるくん。」
    と、がまくんは たずねました。
    「これ ほんとに あったことかい?」
    「そうかもしれないし ちがうかもしれない。」
    と、かえるくんは いいました。
    --------------------------------

    【目次】
    あしたするよ p.4
    たこ p.16
    がたがた p.28
    ぼうし p.42
    (帽子を被ったがまくん、可愛くて必見です!)
    ひとりきり p.52

    Arnold Lobel「The Frog and Toad」
    NY,USA

  • 企画展 がまくんとかえるくん誕生50周年記念「アーノルド・ローベル」展|PLAY! MUSEUMとPARK
    https://play2020.jp/article/arnoldlobel/

    ふたりは きょうも(アーノルドローベル 作/三木卓 訳)【文化出版局】
    http://books.bunka.ac.jp/np/isbn/9784579400942/

    • goya626さん
      がまくんとかえるくんの「ふたりはともだち」は2年生の教科書に出てきますね。いい話です。
      倭寇について、私のブブログのコメントにも載せておき...
      がまくんとかえるくんの「ふたりはともだち」は2年生の教科書に出てきますね。いい話です。
      倭寇について、私のブブログのコメントにも載せておきましたが念のため。
      小学校6年生の社会の教科書、歴史編(こんなのができています)を見せてもらったら、倭寇は扱っていませんでした。6年の担任にも倭寇が教科書には出てこないのを確認しました。扱うのは中学校からですかね。
      2020/11/25
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      goya626さん
      このふたりのようなペースだと良いですよね。でも学年が上がると、そうはいかないのかな、、、

      倭寇の件有難う御座います。覗...
      goya626さん
      このふたりのようなペースだと良いですよね。でも学年が上がると、そうはいかないのかな、、、

      倭寇の件有難う御座います。覗きに伺いますね!
      2020/11/25
  • このシリーズ好きです

  • あいかわらず、かえるくんとガマくんの友情は素敵です。

    わりとマイナス思考のガマ君にたいし、かえるくんがアメリカ的なポジティブさで励まし、最後は二人が仲良くする。

    それが、きれいごとではなく、すこし拍子抜けな雰囲気もはさみつつ、展開されるので、ある意味理想的なお話しが、すーっと心に入り込んでくる。

    子どものころに同世代の話として読まされたら、すこし嫌だったかもしれない。道徳的な押し付けと考えたかも。

    このような純粋な気持ちを手放しで肯定できなくなっている大人にこそ、心に響く物語なんでしょう。

    水にぬれてしまったサンドイッチを仲良く食べるガマくんとかえるくんの後ろ姿にきゅんとしました。

  • さりげなく前向きに。

  • T図書館
    シリーズ4作目/4

    あしたするよ
    たこ
    がたがた
    ぼうし
    ひとりきり

    《感想》
    今回は大人が読んでも刺さる内容で「あしたするよ」はよかった

    今日は寝て、何もかも面倒だから明日に延ばしたい
    だけど明日を考えると憂鬱になると言うがまくん
    私)気持ちわかるわー
    すぐやれば明日しなくていいと気づくがまくん
    私)憂鬱にもならないしね
    それで明日は寝てたいというオチ
    私)とってもわかるわー

  • かえるくんとがまくん、2匹は親友。
    やさしいお話ばかりで、読み終わった後は心がほっこりします。
    「ぼうし」というお話がとってもほほえましいです。
    純粋に相手を思いやる気持ちを感じて、幸せな気分になりました。

  • 次男は小学校の図書の時間に自分の好きな本ではなく、私の好きな本を借りて来てくれることがある。
    今回の本も、教科書に載っていた「手紙」のことを「とても好き」と話していた私のために借りて来てくれた。
    「僕はもう読んだから、返す日まで母が読んでいていいよ」なんていう気遣い付きだった。
    なんというのか、かわいい奴め、と思う。
    そんな気持ちで読んだこの本も、やっぱり「かわいいやつらめ」と思った。
    ちょっと困ったところのある、でもどこまでも素直ながま君。落ち着きがあって、さらりとものがごとの様子を許せる、そしてだらこそがま君の在り方を心から尊重し、彼との友情をとても大切にしているかえる君。
    ふたりのおだやかで、一種閉じているような気持にさえなる二人の日々。鮮やかというよりも、ゆっくりと変化していくから移り変わりがどれだけ激しくても分からないような、そういう世界のはやさが今回も好きだった。

    「あしたするよ」
    「たこ」
    「がたがた」
    「ぼうし」
    「ひとりきり」

    「がたがた」の、ちょっと意地悪なストーリーテラーじみたかえる君と、「ひとりきり」でひとりになって友人のかけがえのなさを噛み締めているかえる君に唯一の友情を叫んじゃうがま君がとくに好きだった。

  • かえるくんとがまくんの関係が素敵すぎる。
    自分の考えと相手の考えにゆっくりと寄り添っている様が微笑ましい。
    途中叫ぶ描写があるのも良い。素直に感情を爆発させた後、変わらない様子で接するのは2人の絆の強さだと思う。許容してくれるはずだという信頼があるのだろう。

  • このシリーズが好きです。クスっと微笑んでしまいます。

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著者プロフィール

アメリカ・ロサンゼルス生まれ。プラット・インスティテュートで学び、1961年、ハーパー&ブラザーズ社の編集者と知り合ったことがきっかけで『かえってきた さけ』の挿絵で、絵本作家としてデビュー。翌年には、文と絵の両方を手がけた『マスターさんとどうぶつえん』を発表する。1970年『ふたりはともだち』が誕生し、そのシリーズで絵本作家としての不動の地位を築き、54歳で亡くなるまで、100冊以上の作品を残した。

「2023年 『ダッドリーくんの12のおはなし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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