しょうぼうねこ (ミセスこどもの本)

  • 文化出版局
3.90
  • (15)
  • (14)
  • (20)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 234
感想 : 24
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (63ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784579402526

作品紹介・あらすじ

ピックルズという、黒い斑点のある黄色いのらねこが、消防署に入り活躍します。ねこと人間の心の通い合いが楽しく描かれています。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 野良猫のピックルズ、アパートの裏庭の樽を寝床にし、裏庭に入ってくる子猫たちを追いかけまわすしかないつまらない日々。ある時、木に登って降りられなくなり消防士さんに助けられそのまま消防署に連れて来られ…。

    アパートに住むグッドカインドおくさんはピックルズに言います。「おまえは悪い猫ではない。でもいい猫でもないね‥」と。
    とても愛情を感じる一文だった。
    ピックルズは見守られながら沢山勉強し、頑張って訓練し、少しずつ消防猫として成長していきます。

    受容し見守る事の大切さや自分の居場所やすべき事が定まった時、素直に自らを振り返り反省し前に進めるものなのだと思いました。

  • 2020.9
    評判が悪くてもいたずらっ子でもピックルズそのものを信じて認めてくれる人がいる。半人前は見守って一人前はちゃんと認めて。閉じ込めず命令せず。おおらかなそういう環境がいい。好きなことをやればいい。

  • 『改訂新版 私たちの選んだ子どもの本』で知り、図書館で借りた。

    もくじ
    ピックルズ
    しょうぼう ねこ
    おおきな き

    これは、おはなしですね。
    きいろい体に黒い点がぽつぽつついている猫・ピックルズ。
    まずそれが、とても印象的。
    てのひらをみるピックルズはかわいいけれど、ときどき悪い顔をしていた。笑
    55年も前から、アメリカの消防士は木からおりられなくなった猫を助けていたんだなぁ。
    ピックルズが消防署で訓練し始めるあたりから、おもしろくなってきた。
    「なあに これからですよ。」、終わり方もかわいい。

  • 読友さんたちご紹介読みもの。
    このサイズと表紙は読まずにはいられません!
    たま駅長を思わせるような、いやそれ以上の活躍ぶりのねこのピックルズ。
    もと不良猫がこんなに立派な姿になれたのも、周りから理解され必要とされたからこそ。
    自尊感情って大切だなぁと改めて思います。
    他の猫をいじめてばかりだったピックルズが言ったラストのセリフに思わずじぃ~んときてしまいました。
    楽しく読了。オススメ。

  • ピックルズの活躍は見守り褒めることで、思った以上に大きく成長していく。グッドカインド奥さんが喜んだのも信じ続けたから

    • はこちゃんさん
      この絵本好きです~(*^_^*) 私も早速登録しよ♪
      この絵本好きです~(*^_^*) 私も早速登録しよ♪
      2013/09/04
  • グッドカインドおくさんのアパートの裏庭に住む、猫のピックルズが、消防署に貰われていき、消防猫としての働きをあげるまでの話。

  • 毎日退屈なノラネコ、ピックルズ。
    ジョーという消防士と消防署で暮らすことになった。
    ピックルズは立派な消防猫へと成長する。

    猫のピックルズもグッドカインドおくさんも、消防士さんも、登場人物がみんな素敵。名前もいい。元気と勇気が湧くお話、絵も多く読みやすい。

  • ねこ大活躍

  • 「黒ネコジェニーのおはなし」に登場するぶちネコ、ピックルズは、ジェニーやキャット・クラブの面々のような飼いネコとはちがい、消防署に住んでいて消防士の仕事をしているたくましいネコ。ジェニー視点での初対面での印象は「声も体も大きいらんぼうもの」だったが、そのあと互いに認め合い、頼りがいある親友になる。そんなピックルズが、消防ネコになる前と、なるまでと、なってすぐのおはなし。
    ジェニーにとってのキャプテン・ティンカー然り、ピックルズにとってのグッドカインドおくさん然り、まわりの大人(人間)の見守り方がとてもいい。信じていて、守ってくれて、そして余計な干渉はしない。

  • さいしょいたずらだったピックルズがいいこになって、かわいいなとおもいました。
    1ばんすきなのはピックルズで、人げんで1ばんすきなのはジョンです。すっごいかっこいいから。(小2)

全24件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

エスター・アベリル エスター・アベリル(Esther Averill)1902年、アメリカ合衆国コネチカット州に生まれた。ヴァッサー大学を卒業後、ファッション関係の新聞の編集に携わる。その後、パリに渡り、児童書の出版社を設立。帰国後も出版業を続けながら、ニューヨーク公共図書館の児童部に勤務。黒ネコジェニーの数々の話をはじめ、多くの著書がある。1992年没。

「2012年 『ジェニーときょうだい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

エスター・アベリルの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
トミー ウンゲラ...
ドロシー・マリノ
ばーじにあ・りー...
ユリー・シュルヴ...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×