ふくろうくん (ミセスこどもの本)

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  • Amazon.co.jp ・本 (64ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784579402557

作品紹介・あらすじ

おひとよしで、ちょっぴりまがぬけていて、善意あふれるふくろうくんの物語。見事な絵と語り口の、いぶし銀のような絵本です。読みきかせに最適。

感想・レビュー・書評

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  • ふくろうくん、なかなかナイスですね♪

    本の概要

    おひとよしで、ちょっぴりまがぬけていて、善意あふれるふくろうくんの物語。見事な絵と語り口の、いぶし銀のような絵本です。読みきかせに最適。

  • アーノルドローベルの絵もお話も大好きなんですが、このふくろうくんだけはコミカルさがちょっと怖い…。
    ふくろう君がベッドで見つけた”こんもりくん”(自分の足)の正体を探すお話とか、寝る前にこんなの読んだら自分のこんもりくんが気になって眠れなくなる…。

  • ちょっとした空き時間につい読み返したくなる、そんな本。
    アーノルド・ローベルさんのお話はたくさん出ているが、私は特にこの一冊が好きだ。
    見開き全ページに現れるやや渋めの彩色のふくろうくんが、ちょっとおトボケで可愛くて、不思議なことに、話が進むにつれ表情も豊かに見えてくる。
    そのお話というのが、起承転結らしきものは何もなくしかもちょっと「変」。
    「おきゃくさま」と「こんもりおやま」、「なみだのおちゃ」「うえとした」「おつきさま」の5編だが、どれも子ども時代に「ああ、こういうことやったなぁ」と懐かしい気持ちになる。
    よく考えればかなり奇妙な話なのに、本人はいたって真面目に悩んで行動し、答えが出るまでやめない。
    大人になった今それを読むと、「一人暮らしって、なんて豊かでクリエイティブなんだろう」と感心さえしてしまう。
    どれも出色のお話だが、特に身近に感じたのは「なみだのおちゃ」と「おつきさま」。
    そうそう、こういうことしていましたよ、とついつい微笑んでしまった。
    窓を開けておつきさまの光を浴びながら眠る最後の1ページなどは、詩的でさえある。
    幸せ者のふくろうくん、私もこうありたい。

    5,6歳くらいからかな。ただ、小さめのサイズなので大勢のお話し会には見えにくい可能性もあり。
    もちろん大人もどうぞ。子供向けにだけしておくのは、あまりに惜しい。
    いぶし銀のような、善意とユーモアのあふれる世界です。

  • 「おつきさま」
    おつきさまの ひかりは まどから ずっと
    さしこんで いました。
    ふくろうは ちっとも かなしくなんか ないのでした。

    ともだちってつかず、はなれず、そこにいてくれるだけで うれしい。
    そっかー、ひとりでさみしい夜は、おつきさまをともだちと思えば良いのか。

    ふくろうくん、ありがとう。

  • この本面白い

  • こうした毎日であることの幸せ。

    ”ぼく こんばん なみだで おちゃを いれようっと。”

  • 愛おしくてオジ臭い

  • 原題は OWL AT HOME 。コロナ禍の今まさに読みたい一冊。ひとりの達人ふくろうくんをお手本にして「さびしい」を乗りこなそう。

  • 大笑いして涙が止まらなかった息子との「ふくろうくん」を思い出しながら、クールな娘との「ふくろうくん」堪能。「馬鹿じゃないの?」を連発する娘が、お姉さんぶってて可愛かった。そのわりに、階段の話が気に入って、「私なら、うまくやれる」と言っていた。なんだ、あなたもふくろうくんと同じじゃない(笑)と、母、心の中でつぶやく。

  • 面白かった。

    山の中で一人暮らし(多分)のふくろうくん。
    “ひとり言”と“ひとり遊び”がとってもじょうず。

    幻想と涙の夜を越えて、今日も暮らすのであった。

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著者プロフィール

アメリカ・ロサンゼルス生まれ。プラット・インスティテュートで学び、1961年、ハーパー&ブラザーズ社の編集者と知り合ったことがきっかけで『かえってきた さけ』の挿絵で、絵本作家としてデビュー。翌年には、文と絵の両方を手がけた『マスターさんとどうぶつえん』を発表する。1970年『ふたりはともだち』が誕生し、そのシリーズで絵本作家としての不動の地位を築き、54歳で亡くなるまで、100冊以上の作品を残した。

「2023年 『ダッドリーくんの12のおはなし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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