旅する蝶

  • 文化出版局 (2012年4月27日発売)
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感想 : 12
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  • 本 ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784579404506

作品紹介・あらすじ

カナダとメキシコを渡る蝶、オオカバマダラの旅を美しい絵で表現。著者の2度に渡るメキシコ取材により生まれた絵本。生命の神秘と力強さを鮮やかな色彩で描きます。

感想・レビュー・書評

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  • 彫刻家の新宮晋さんの絵本。
    オオカバマダラが3.4世代をかけてカナダやアメリカ北部からなんかを始め、メキシコの森に辿り着きそこで越冬したあと春には再び北上を始める、この輪廻を繰り返す美しい生命と共に、本書もまた始まりも終わりもありません。
    はっとする鮮やかな色使いとリズミカルで短くわかりやすい文章が印象的。アン B. ケーリさんの英訳も歯切れ良くて音読したくなります。

  • ポップアップ絵本。風の彫刻家として知られる新宮晋さんの描き方が素晴らしいです。絵本はこどもだけのものなんて、ずるい。大人だったこの素晴らしさを味わいたいよ。そんな気持ちになりました。

  • 体重0.5gのオオカバマダラ、2か月かけ4,000kmを渡る。

  • 英訳もついてます。オオカバマダラの生態の不思議。決められたルートを巡るのだけど、どこに属したかによって寿命が違うらしい。

  • 造形作家さんだけど、絵本も出版されているんですよね
    宇宙を感じる「いちご」がよく読まれています

    この本もやっぱり宇宙とか時間を感じます
    原色でまぶしいんだけど素敵です!

  • オオカバマダラの渡りの様子を描いた絵本。高学年向き。
    英訳はアン B. ケーリ。

    OH: Traveling Butterfly

  • 美しい蝶の輪廻。文と絵に惹きつけられる。

  • 詩的

  •  カナダやアメリカの北部からメキシコへ。旅をする蝶、オオカバマダラ。

  • オオカバマダラの旅。

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著者プロフィール

1937年豊中市生まれ。東京藝術大学絵画科卒業後、イタリア政府奨学生として1960年に渡伊。ローマ国立美術学校にてフランコ・ジェンティリーニに師事し絵画を学ぶ。ローマ滞在中に鉄線のフレームにキャンバスを縫い付けた立体作品を発表。帰国の翌年、1967 年に東京の日 比谷公園で開催した個展「風の造形」で注目を集め、大阪万博(1970) への出品作家に選出される。 以後、一貫して風や水などの自然エネルギーで動くサイト・スペシフィックな彫刻を制作し、国内外の各所に設置。恒久設置の作品制作と並 行し、「ウインドサーカス」(1987〜 90)、「ウインドキャラバン」(2000〜 01)など多くのプロジェクトやワークショップも世界各地で展開。
『Shingu 自然のリズム』(ブレーンセンター、1991)『WIND CARAVAN』(ブレーンセンター、2003)『ぼくの頭の中 Inside My Thinking』(ブレーンセンター、2013)を刊行。また、『いちご』(文化出版局、1975)ポップアップ絵本『サンダリーノ どこから 来たの?』(BL出版、2019)をはじめとする絵本の制作や演劇の企画・演出など、彫刻の世界に止まらない多彩な活動を繰り広げている。

第4回吉田五十八賞(1979)、第18 回日本芸術大賞(1986)、第43回毎日芸術賞特別賞(2002)、第20回現代日本彫刻展大賞(2003)、第4回円空大賞(2007)など受賞多数。

「2023年 『ぼくの頭の中 Ⅲ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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