- Amazon.co.jp ・本 (29ページ)
- / ISBN・EAN: 9784580813953
作品紹介・あらすじ
「しーん、もこもこ、にょきにょき」とふくれあがったものは、みるまに大きくなってパチンとはじけた。詩人と異色の画家がおりなす不思議でおかしな世界の絵本。
感想・レビュー・書評
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「もこ もこもこ」元永さんの絵が語っている。谷川俊太郎さんの言葉と ともに、「もこ もこもこ」の世界が立ち上がる。すごいなぁ…。世界中の人に伝わるなあ。
こどもが生まれたときに 仲のよい いとこからの贈り物。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
谷川俊太郎さんのご冥福をお祈りいたします
もこもこもこ
とてもとても大好きな絵本です。
子供が小さい頃、毎日のように読んで、たくさん笑っていました。
幸せの思い出がたくさん詰まった絵本です。
ありがとうございました。 -
何度読んだことか。
文字が上がったり下がったりしてるから、それに合わせてイントネーションを変えて読んだり、色んな読み方ができて、その度に笑ってくれて、嬉しくて楽しい思い出の一冊。 -
幼児向けの絵本として☆10個くらい進呈したい。
一歳くらいの子から高学年まで不動の人気を獲得している一冊。
ところが、大人が読むとどこが面白いのかさっぱり。
視覚に訴える明るい色彩で、絵は「抽象画」そのもの。しかも大胆。
そして最初から最後まで擬態語しか登場しない。
ところが、これが子どもたちの心をとらえて放さない。
子どもって理屈を超えた感覚の世界に生きているのだと、よーく分かる。
おはなし会でこの本を出すときの、子どもたちの顔の輝きといったら!
知ってる、知ってる!昔読んだ!小さい時読んだ!
果ては、懐かしい~!という声。
言っておくが、三歳にして上のセリフなのよ。
いやはや、吹き出しそうでアリマス。
表紙を見るとひとつめの「もこ」とふたつめの「もこ」が少し離れている。
なので、「もこ」と読んでからわずかの間をおいて「もこもこ」と読むと良い。
ひとつめの「もこ」の「こ」を、ちょっぴり声を上げてね。
大きな字(ひらがなしかありません・笑)は、ちょっと大きな声で。
ページの上の方に書いてある字は、ちょっと声を上げて。
ゆっくりゆっくり、絵を見せながら読んで約3分。
表紙をめくるとすぐ左側に現れる谷川さんの文章を、後で笑いながら読むという素敵なお楽しみ付き。-
nejidonさん、こんばんは♪
地元の美術館で毎年夏休みになると、
絵本中心のこどもの本の企画展があるのですが、
何年か前の展示...nejidonさん、こんばんは♪
地元の美術館で毎年夏休みになると、
絵本中心のこどもの本の企画展があるのですが、
何年か前の展示でこの作品の展示がありました。
大きなパネルで展示されると、すご~くインパクトがありましたよ!
まるで図形のような絵にはっきりした色彩、内容は無くて擬態語ばかり。
しかも谷川俊太郎さん!
すごくビックリしましたし、nejidonさんが書かれていらっしゃるように
面白さがよくわからないし(^▽^;)
いや、形とか音とか面白いんですけど、丸一冊となると、
大人の頭では「?」のほうが多くなっちゃうんですよね、きっと。
(書いていてなんだか悲しい…)
でもちっちゃいお子さんは好きそうだな、と思ったんですが、
やはり大好評なんですねー。
しかし3歳くらいで「懐かしい!」のセリフは確かに思わず
笑ってしまいますね(^m^) 可愛い~♪2013/03/14 -
こんにちは!
息子がまだ0歳の頃、本好きの友人に勧められて張り切ってこの絵本を図書館から借りてきました。
絵本コーナーなんて足を踏み...こんにちは!
息子がまだ0歳の頃、本好きの友人に勧められて張り切ってこの絵本を図書館から借りてきました。
絵本コーナーなんて足を踏み入れた事がなかったから司書さんにわざわざ「もこもこ」どこですか?なんて聞きながら(笑)
鼻息荒く読みましたよ、息子に向かって。
結果・・・、無反応。撃沈です。
確かまだ10ヶ月位だったでしょうか、まだ早すぎたんだと言い聞かせました。
そして満を持して1歳半位に再度チャレンジ。やはり無反応。
友人の娘さんは1歳位の頃この本を読むとキャッキャ、キャッキャ大喜びだったそうです。
私の読み方が悪いんでしょうか?
ただ単に息子の感性に合わなかったんでしょうか。
ちなみにいまだに本でもテレビでも見ている時聞いている時はじーっとしているタイプで終わってから一言「面白かった」などと言うポーカーフェイスなので「もこもこ」が面白かったのかどうかは謎ですが・・・。
3歳となってしまった今でも「もこもこもこ」、遅くないでしょうか?
懲りずにチャレンジしようかな、ふふふ。
個人的には最後のページの、小さな“もこ”の部分が好きです(^_-)-☆2013/03/15 -
nejidonさん、こんばんは☆
そして横から、vilureefさん、こんばんは!
わたしにはこどもはいないのですけど、自分が小さい...nejidonさん、こんばんは☆
そして横から、vilureefさん、こんばんは!
わたしにはこどもはいないのですけど、自分が小さい頃がまさにその「無反応」タイプでした。
おもしろくないわけではなくて、お話してくださる方とかをじいぃぃい~っと観察してしまうので表面上の反応がない、という。
お二人のお話を聞いてなんだか当時の保育園・幼稚園の先生に懺悔したくなっちゃいました(汗)
うちの母親はお二人のように読み聞かせしてくれるような良い母親ではなかったのですが、先生たちは不安だったかもしれませんねぇ(汗)
vilureefさんの息子さんの感覚にあうものが見つかりますように!!
ってホント横からごめんなさいです>nejidonさん2013/03/15
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不思議な絵本。
幼いこどもが、読み聞かせをするたびにゲラゲラ笑っていたことを思い出した。なにもないところから「もこ」っとでてきて、最後まで読んだらまた最初にもどる。エンドレスな感じで読まされていた。なにがそんなにおもしろいのだろうと、不思議だった。けれども、こどもにしかわからないおもしろさがあるのだと思う。こどもの頃に読んでいたら、私も大笑いできたのかな。
「かぜをひかないようにきをつけてよんでね。」とカバーのそでに書かれた谷川俊太郎さんの言葉に、優しさを感じた。 -
「しーん」とした空間に、元永定正さん描く何だか可愛げのあるカラフルなものが「もこ」「にょき」と生えて(?)きて、谷川俊太郎さんの絶妙なオノマトペでそれらのシュールな関係(?)が繰り広げられます。何回見ても、何歳になっても、笑えて、肩の力が抜けて、楽しくなります。
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2才の子にノンタンを読んであげようと意気込んだけど、読み切るまえにページをめくるめくる。
あっ!絵をさして…めくる。笑
お話しきいて〜笑
これじゃ読めない。
スピード終了。
はい次〜と、回ってきたのがこちら”もこもこもこ”
よく見かけるけど見たのは初めてで、
ちらっと見ると もこ にょき ぱく…
んーすぐ終わるなと思っていたけれど、子供のくいつきがすごかった。ちゃんと絵本見てる~!さっきはあまり興味なさそうでページめくって遊んでたのに!
にょき とか ぱく とか…笑ってる関心持ってる…なんなのだろうかこの絵本。
不思議だ。笑
面白さは分からなかったけど、反応がとても良いのでこちらもつられて楽しくなる一冊。
また読む機会があればいいな〜 -
子どもが赤ちゃん時代からボロボロになるまで読みました。間を大切に、子どもと目を合わせながら、どうなるんだろうね、びっくりするね、という表情で読むと、楽しそうだったかも。んぐまーま、も同じかんじで、よく読みました。
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何度読んでもって言うか、眺めても良い本。
谷川俊太郎が亡くなって、本屋さんには入荷しているに違いないと思って覗いたら、ありました、ありました。「もこ もこもこ」だけではありません。「ぐりとぐら」「いないいないばあ」・・・亡くなった作家たちの本が平積みになって、そこにありました。一番小さい孫に一冊購入して帰りました。表紙を眺めながら、そういえば、何年か前にもこの同じ本を、その時一番小さい孫に買って帰ったのを思い出しました。 -
生後半年ほどして買ってきた一冊。
まだ生まれていないうちに買い揃えた絵本は、子の年齢(てか月齢)にそぐわないものが多く、いったんしまい込まれて数年後まで出番がなかったものばかりでした。
一方で生後は、何よりも子の様子を見て想像していたような「読み聞かせ」は絶対に無理だと理解したことや、「0歳児に」読み聞かせができる絵本の紹介が自治体のパパママ教室などであったこと、そしてEテレ「すくすく子育て」や子育て支援センターなどでの観察の結果などから、「0歳児に」与えるべき絵本が少しわかってきたため、この頃に買ってきた絵本なら読み聞かせができるようになってきました。
これもそんな一冊。
鮮やかな黄色の表紙に大きな判型でとても目立ちます。
子育て支援センターや児童館の絵本コーナーにはほぼ必ず置いてありますし、「すくすく子育て」で見る子育て中のよそのお家のリビングで本当によく見かけます。
単純な線とはっきりした(派手な)色遣いで描かれた絵は、単純化抽象化されすぎて、それだけ見ていては何なのかわかりませんが、「しましまぐるぐる(https://booklog.jp/users/hanemitsuru/archives/1/4052031113)」や「あかあかくろくろ(https://booklog.jp/users/hanemitsuru/archives/1/4052033027)」がそうであるように、視力が未完成の子供にはちょうど良いのかもしれません。
谷川俊太郎の文も、オノマトペ(らしきもの)ばかり。きれいな色と大好きなパパママの声だけで赤ちゃんは満足なのでしょう。
実際に読んでやると、きょとんとした顔をしながら膝の上で聞き入ってくれました。
でも、大人の目でには、ちゃんとストーリーがあって、絵も何かの表象であるように見え(てしまい)ます。弱肉強食の世界と、体の小ささをカバーするために工夫を凝らして生き抜く生き物(植物)を思い浮かべてしまうのです。
(てか、今この時代に読むと、相手の体に取り込まれて体内で増殖して咳やクシャミに乗じて体外に大拡散する某ウィルスを連想してしまいます…)
色と音だけで十分楽しい赤ちゃんほど純粋ではいられないのです…。ああ、汚れてしまった自分…。汚れつちまつた悲しみに今日も小雪の降りかかる。
…そんなことを考える余地があるからこそ45年を超えるロングセラーになっているのかもしれませんね。
ちなみに、谷川俊太郎さんご本人の読み聞かせがyoutubeにあります。
https://www.youtube.com/watch?v=n_B8iJXNbbM
※「読み聞かせ」については、「声色を使わない」「抑揚をつけない」のが正しいという主張をとてもよく見かけます。
https://select.mamastar.jp/82907
https://benesse.jp/kosodate/202105/20210520-2.html
「読み聞かせの主役は読み手ではなく、絵本です。自然な声で、子どもと一緒に物語を楽しみながら読みましょう」なんて言われて、なんだかもやもやすることが多かったのですが、これ見てすっきりしました。
声色も、大袈裟な抑揚もつけまくりです。
てか、この本ってこれ以外に読み聞かせようがないと思いませんか…?
著者プロフィール
谷川俊太郎の作品





