- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784580821057
感想・レビュー・書評
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パリでエジプト旅行に挑戦する二人。
実地と調査を取り混ぜて、調べることが楽しくなっていく過程が良い。 -
“ジジは夏休みに家族旅行へ行かないのに、クラスで「エジプトに行きます!」と、うそをついてしまった。おまけに、エジプト旅行について、みんなの前で発表することになった。ジジ、ピンチ!
クラスの悪友モーにもちかけられて、とんでもない計画をたてた。ジジのエジプト旅行はどうなるか?”(表紙裏より)
最初なかなか話に入り込めずに退屈だったが、段々と面白くなっていき、最終的にはよくできた話だなぁと思った。
主人公の破天荒で適当な性格も嫌ではないが、何より悪友のモーの存在が素敵すぎる!ジジがモーと仲良くなっていく友情ストーリーとしても普通に面白い。
何より、ジジがどうやってエジプトに行くのか、ということの解決法が意外で面白かった。
ジジとモーは共に教室でいたずらなどをして怒られる常習犯だが、実際のところモーはとても聡明な少年だと思う。
まったく予期せず、この本が図書館学習や調べ学習への導きとなっているところに驚きを覚えたし、この本を読んでいたら、自分でもエジプトに行ってみたく(調べ学習をしてみたく)なってくるところがすごい。その調べ学習へと自然と導いてくれるモーの存在が卓越。(しかも全然押しつけがましくない。)
そのモーが実は…という最後の謎明かしも、思いもよらない展開だったし、現代のフランスの状況をリアルに表していて、なるほどな、という感じ。
大泣きしてしまったジジには可哀そうだったけれど、“古代のエジプト”と“現代のエジプト”と振り分けたモーの機転はやはりウィットに富んでいる。
読者はエジプトのことを調べながら、フランスのことも知ることが出来るのでよいと思う。 -
友達に見栄をはってエジプトに行くと言い出したところから台無し。全部がインチキかと思うとがっかり
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ジジは予定がなんにもない夏休みにがっかり。でも先生に当てられて、つい「エジプトに旅行する」なんて言ってしまう。しかもその結果を発表しなくちゃいけないなんて。引っ込みがつかなくなり、同じく中国に行くと言ってしまったモーと奮闘するのですが…。(?)
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フランスの児童文学ではプチ・ニコラみたいな子が好まれているのだろうかと思うくらいやんちゃな女の子の話で面白かった。
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うまいなぁ、この展開。夏休みに図書館で調べ学習をするって…(感動!)
こんな自主性のある学習って、ある意味理想的な、本来あるべき図書館の使い方じぁないかなぁ。 -
とんでもなく、おっきな嘘をついちゃったよね……。と驚いたら、その嘘がバレないように奮闘しちゃうのが、すごいです。
調べることの基本とか、ひろがっていくものとか、発表資料とか、本のストーリーを楽しむと同時に、調べものの流れが自然と頭に入ってくるという本は、今まで読んだことない……。
押しつけがましくなく、すーっと。
夏休み、読むといいんじゃないかなー。 -
フランスの小説
夏休みにエジプトに行くっていっちゃって、クラスで発表もすることになっちゃった女の子と、
まきぞえくっちゃった男の子の話
なんとかして、本当にエジプト行くのかと思ったら
パリならではで、
なんとかエジプト旅行行った感じに写真をとり、
図書館で本かりてきたりして
立派なものをしあげる
男の子とも仲良くなる
でも男の子は、実はエジプト人とのハーフで
本当にエジプトに行くんだ、と打ち明ける
でもふたりでしたエジプト旅行が最高だよね!って話
パリに住んでるこは面白いと思う
日本の小学生は、ルーブルもみたことないし、
エジプトとは縁が薄いからな~
そのへんをのりこえて、異文化とか調べることとかの
楽しさを感じらられるとよいですね^^