春に訪れる少女 (文研じゅべにーる)

著者 :
  • 文研出版
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本棚登録 : 10
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784580822801

作品紹介・あらすじ

かおりは、大正時代の作家森川春水の大ファン。同級生の中野くんは春水の子孫だった。二人は春水の住んでいた屋敷でタイムスリップして、春水と出会ってしまう。その後の歴史が変わり、子孫の中野くんは…。歴史は元どおりになるか?

感想・レビュー・書評

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  • 少女や女性に関しての研究をされている今田絵里香先生の児童文学デビュー作。この後の児童文学作品の発表はないようなので、読めるのは今のところ今作のみ。

    古い郷土の作家を愛する女の子が、その作家の子孫の男の子と出会い、不思議な体験をする…と言うお話。
    甘酸っぱいボーイミーツガールの形式をとりながら、読書の楽しさ、読書を愛する喜びを、読者として想定される子供達へ届ける名作。
    「大好きな物語の中へ入りこめたら」は、文学少女の誰もが一度は願うこと。一人でも多くの女の子がかおりちゃんのような文学少女になってくれますように。

  •  中1のかおりは、郷土の出身の大正時代の作家 森川春水の大ファン。特に好きなのは、「春に訪れる少女」という小説。小説に出てくる屋敷のモデルとなった春水の別荘を探しに行ったかおりは、隣りのクラスの中野くんに会う。実は、中野くんは春水の孫で、せっかくだからと家の中を見せてもらうことになる。春水の書斎のあった二階に行く途中で・・・。

  • 昔の作家の大ファンの中学生の女の子と、その作家の子孫の同級生の男の子。ふたりがその作家の生きた時代へタイムスリップしたせいで、歴史が変わってしまった。さて、もとにもどさなくては…というお話。

    児童書らしくとてもわかりやすいタイムトラベルもので、展開もわかってしまうのに、読んでるうちに物語のなかにぐいぐいひきこまれていく。王道ではあるけど、「ある作家とその作品」が鍵になっているところは、本好きにはとても楽しめるポイント。作中作がすてき。

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著者プロフィール

*2019年9月現在
成蹊大学文学部現代社会学科准教授

「2019年 『「少年」「少女」の誕生』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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