きみの声がききたくて (文研ブックランド)

  • 文研出版
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (136ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784580824218

作品紹介・あらすじ

心に深い傷をおった子犬は、ほえることができなくなってしまう。
子犬に「オズ」と名付け、その心に向き合った少年パトリック。ようやく仲良くなれたふたり。
でも、今度は彼が、声を出すことをやめてしまった。
心を閉ざしたパトリックのために奮闘するオズ。声を取り戻すために、自分に何ができるかを考え……。

感想・レビュー・書評

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  • 月刊児童文学翻訳2019年07月号
    ★2019年チルドレンズ・ブック賞(低学年向け部門賞)受賞作品
    "The Dog Who Lost His Bark" 『ほえてもいいんだよ』(仮題)
    http://www.yamaneko.org/mgzn/dtp/2019/07.htm#myomi

    P J Lynch | illustrator
    http://www.pjlynchgallery.com/

    きみの声がききたくて | 文研出版 - 新興出版社啓林館
    https://shinko-bunken.shinko-keirin.co.jp/bunken/book/9784580824218/

  •  心に深い傷を負い、吠えることができなくなった子犬を引き取った少年。子犬は少年と心を通わせるようになるが、今度は少年が心を閉ざしてしまう。
     アイルランドの物語。動物虐待は洋の東西を問わず、家族の問題もまたしかり。誰にでも居場所があってほしい。

  • 最初は悲しかったけれど、最後はハッピーでうれしかった。(11歳)

  • オズの気持ちの変化が面白い。(小3)

  • 少年と子犬の間の友情。

  • 横書きの本はどうにも読みにくくて少し苦手なのだけど、これは読みにくさはあったけど結構よかった。元の飼い主に捨てられ保護センターにいた犬と犬を引き取った少年の話。人間を信用できなくなっていた犬と時間をかけて向き合っていく少年が、やがて犬に助けられる。

  • ブリーダーからひどい扱いを受け、買われた家族に捨てられほえることができなくなった犬。父親に会えない理由に納得できないパトリックは、保護センターで見たとき自分に通じるものを感じて飼いたいと頼んだ。

    オズと名付けた子犬の世話を献身的に行ったおかげでオズは元気を取り戻す。だがその後、今度はパトリックの方が深い悲しみから話さなくなってしまった。

    オズとパトリック、お互いの一生懸命さに心打たれる。

    横書きでスケッチ調の挿絵もたくさんあって読みやすい。

    生き物を大切にする気持ちも自然に理解できる。

    4年生ぐらいからおすすめ。


  • 犬との絆もの。犬を助けるだけじゃなく、助けてもらうのがいいな。オズのつぶらな瞳がとってもかわいい。

    離婚家庭のあり方っていろいろあると思うんだけど、子どもにちゃんと説明しないで実家に戻るってありなのか? ていうか、息子とメッセをやりとりしながら、きちんと説明することから逃げているお父さん! アカンでしょー。

  • ブリーダーにも飼い主にも虐待されて捨てられた子犬
    ほえることをやめたその子犬をオズと名付けて引き取った少年パトリック

    パトリックの献身的な世話によりキャリーケースを出たオズは、再びほえることができるようになる

    しかし、オズとパトリック、母と祖父のしあわせな時間もつかの間
    パトリックはあることのためにオズを保護センターに戻す決断をする

    そしてパトリックは自室に引きこもってしまう……

    少年と子犬の心あたたまる交流を描いたアイルランドの児童書
    中学年から読める良書がたくさんラインナップされている「文研ブックランド」レーベルから、2020年刊
    (原題は“THE DOG WHO LOST HIS BARK”2018年)

    著者は「アルテミス・ファウル」シリーズが世界的ベストセラーになった児童文学作家

    少年と子犬の繊細な表情を描き出す鉛筆画を活かすため、邦訳もオリジナルと同じ横組みレイアウト

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著者プロフィール

アイルランド生まれ。本シリーズで世界的ベストセラー作家に。

「2008年 『アルテミス・ファウル 永遠の暗号』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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