ヘレーじいさんのうた (えほんのもり)

著者 :
  • 文研出版
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本棚登録 : 64
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784580824430

作品紹介・あらすじ

ヘレーじいさんが掘り当てたトルコ石。ウシと交換し、ウシをヤギと交換し、最後には歌と交換する。その歌はブータンの人々を幸せにした。ブータン民話。ブータンでは物の豊かさではなく、心の豊かさが幸せの基準です。どちらが本当の幸せなのでしょうか。絵本を読んで考えてみましょう。

感想・レビュー・書評

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  • ブータンという国民性を考えないと、この物語の良さは分からない(笑) だって逆わらしべ長者で、どんどん損してるし、最後も歌と引き換え…うん、私の心が貧しいのだな(笑)

  • 図書館本。次女に借りた絵本を長女がもれなく読む。ブータン民話。トルコ石を偶然掘り当てたおじいさん。より価値の低いものと交換していき…素朴な気持ちになれるお話です。

  • 幸せのとらえかたがかわるブータンの民話

    2022絵本50

  • 良かった

  • さすがブータン。
    しあわせって、目で見える物だけではないのかもしれませんね。
    クリスマスでプレゼントやお正月のお年玉をもらったあとに読むと、より考えさせられるかも…。

  • ヘレーじいさんが畑で見つけたトルコ石をウマと交換して、またそのウマをヤクと交換して、と、「藁しべ長者」のようではあっても、おじいさんどんどん損しちゃってない?最後はどうなるのかしらと他人事ながら心配して読み続けました。
    最後はとても素敵なものと交換して、これはブータンの民話なので国民性が表れているのでしょうね。素敵です。

    でも、ま、わたくしとしては、現実的にも豊かになりたいかな、なーんて思いましたけど(笑)

  • ブータンの昔話。大きなトルコ石を見つけたおじいさんが町に売りに行く途中で別のものとどんどん交換していく。わらしべ長者ではなく…その逆? 最後に得たものは…ブータンらしく感じました。

  • タンポー、ティンポーのおはなし。←ブータンの言葉で、むかし、むかし。

    ヘレーじいさんが畑にクワを入れると、何かがゴツンとあたりました。出てきたのはなんと、ヘレーじいさんの顔ほどもあるトルコ石!
    じいさん、売れば大金持ちになれるぞ~!と市場へ向かいます。
    途中、馬を連れた男に出会うと、じいさんはトルコ石と馬を交換してしまいました。
    でも、おじいさん、トルコ石のほうが馬より価値があるんだけど…。

    ブータン版わらしべ長者です。
    トルコ石から始まって、最後に何に交換されたのでしょうか?
    ブータン国らしい、大らかでスケールもでっかい昔話でした。

    ☆本を閉じるときにはきっと皆、笑顔になると思う。
    ☆交換相手、みんな悪い顔になってるわあ。
    ☆市場の様子がいい。豊かだ。
    ☆裏表紙にも描かれてますが、赤い全身の片足?の像は何かしら。気になる。

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著者プロフィール

作家。1941年、大阪府に生まれる。大阪薬科大学卒業。日本児童文学者協会会員。参議院議員、衆議院議員を歴任し、子どもの読書推進活動に尽力する。日本児童文学者協会会員。主な作品に、『ふしぎなおきゃく』(ひさかたチャイルド)、『子ども国会』『ゆずちゃん』『おーいタクヤくん』(ポプラ社)、『山のとしょかん』『森の本やさん』(文研出版)など多数ある。現在、文字・活字文化推進機構理事長、出版文化産業振興財団理事長。

「2021年 『ヘレーじいさんのうた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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