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本 ・本 (216ページ) / ISBN・EAN: 9784580826182
作品紹介・あらすじ
《白石さんって、鉄道好きなの?》
羽ヶ崎理斗から届いた、あまりに端的で直球ストレートすぎるメッセージ。
わたしは、ヘッドライトがパッと消えて視界が暗転するかのような、そんな心地になった。
この世の終わりだ……!
感想・レビュー・書評
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結局のところ、自分が自分を一番決めつけてきた。
自分を守るためにキャラクターを作ってきた。
自分に選択肢はなくて、誰かに決められることが当たり前と思ってきた。
こういう子、多いんじゃないかなぁ。
自分と重なって主人公に共感できる部分も少なくないと思う。
好きなことを、好き!と言えた瞬間から自分を認められるようになって、ついでに相手のことも認められるようになる。
自分の本当の居場所を見つけられる人生でありたいですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
みんなが“かわいい”と認める中学1年生の白石菜摘は、じつは鉄道好き
オンラインストレージに“Fe(鉄)”と名づけたフォルダを内緒でつくり、撮った写真を保存している
そのフォルダがクラスの地味系メガネ男子の羽ケ崎理斗に見つかってしまう
《白石さんって、鉄道好きなの?》
キャラ崩壊
あぁもう、この世の終わりだ。
菜摘に“かわいい”キャラを押しつける母のミツミ
かわいい菜摘が好きなクラスのムードメーカー大宮
母の束縛からのがれたい菜摘は……
《人生短いし、好きなことやった方がいい》
「恋ポテ」シリーズで第45回「日本児童文芸家協会賞」(2021年)、『笹森くんのスカート』で第65回「児童福祉文化賞」(2023年)を受賞した神戸遥真の書き下ろし新作は隠れ鉄オタ女子の青春物語
このところ元気な「文研じゅべにーる」に続く「文研じゅべにーるYA」レーベルから、2024年6月刊
千葉モノレールに千葉駅、都賀駅、五井駅などが登場
春爛漫のカバーイラストには養老渓谷の石神の菜の花畑と小湊鐵道のキハ200形があしらわれるなど、千葉愛にあふれた一冊 -
「人生短いし、好きなことやった方がいい」
「好きならいいんじゃない」青春のいろいろな要素と絡み合いながらも、行きていくことの楽しさを教えてくれる、爽やかな物語。 -
好きなことを好きと言えるようになる中学生の物語。まわりからどう思われるか、家族の期待などを考えて、自分の好きなことを秘密にしていた菜摘。みんながそれぞれお互いの想いを伝え合い、知っていくことで成長していくのが、とても面白かった。
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俗にいうキラキラ女子(本当は鉄オタ)と地味で目立たないクラスメイトの鉄オタ男子のひょんなことからはじまる恋ではない友情の物語。好きなものを好きといえるようになっていく主人公の成長が見える作品。
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母親に反発できずにかわいいを演じている菜摘は、ずっと撮り鉄だということを隠していた。しかし、委員会の連絡で、理斗に誤って電車の写真ホルダを送ってしまう。秘密にしてほしいと頼んだところ、実は彼も撮り鉄だとわかった。理斗の前では、素の自分でいられる菜摘だった。
著者プロフィール
神戸遥真の作品





