- Amazon.co.jp ・本 (87ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582206753
感想・レビュー・書評
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ふと手に取ったこの本、深くうなずかされ、
考えさせられます。本文は全てひらがなです。
子どもたちの気付きになればと思いましたが、まず大人の自分が気付かされます。
何度でも確認したくなります。
現代美術って難しいと思っていましたが、一気に身近になる感じがします。そんな矢先、
小4息子が本に載っている美術作品の写真だけを見て、「なにこれ?!こんなの小学生でも作れそう!」なんて言うもんですから、いやいや何を仰るウサギさん。
「だからと言って、コレを思い付ける?
そして、コレにこれだけの想いや意味を持たせられる?」
と思わず口をついて出ました。
本当は、少し前までの私も息子と同じ発想だったとは絶対に言えません。
この本のおかげで、一気に私が美術作品に近付けた瞬間なのでした。
現代アートは哲学なんだと、改めて認識しました。
言葉にするのは野暮なのかもしれません、感じ取ることができるようになればなお良しなのか。。
奥が深い。誰しもアーティストになれるんだろうな、心を開放して心の目で現実を見て、感じて、伝えたくなります。そう思っていたら、
『げいじゅつの かみさまは、あなたを みすてません。』
という、著者の力強い言葉がありました、背中を押される気分でした。
そして、作品【何もすることがない】は壮観です。
どんくさい私は著者である森村氏の情報を見て思い出しました!
数年前のフェルメール展での特別講演で、牛乳を注ぐ女になってた人だ!と。こんな素敵な教えをくださる方だったとは。。驚愕!無知な私は、正直なところコスプレイヤーに近いのかと思ってしまっていました。
最後のページの言葉、
『だから いっぽずつ。いっぽずつ。』に
子ども達への想いをを重ねました。
歩、歩詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
よくわからない現代美術とのわかりやすい向き合い方を提示してくれる内容。
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2015年8月9日
デザイン/有山達也+中島美佳(アリヤマデザインストア)
表紙の絵:カジミール・マレーヴィチ《シュプレマティズムの素描(断片)》