水の名前

著者 :
  • 平凡社
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本棚登録 : 123
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582277623

作品紹介・あらすじ

水のある風景と、四季をあらわす水の言葉のコラボレーション。

感想・レビュー・書評

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  • 淡水に特化した写真家さんの著書です。
    海とその生き物を撮る人は多いけど、川は珍しいですよね。
    でも、川は海にはない魅力がある。。

    本書は「水の名前」を季語などから選びつつ、イメージに合った写真と共に紹介されています。
    水の豊かな国で育った私達日本人は独特の自然観を持ち、水から季節を楽しめる感性を持っているんだ、そしてそれは日本人の共通言語なんだ、と改めて認識し、感慨深い気持ちになりました。

    春の小川、水草、夏の水鞠、蛍、淵、秋の月、落鮎、冬の霧氷、樹氷・・・
    どれもときめく~

  • 「淡水は地上の生命が息づく場所。川や田んぼなど日本の水環境を見つめてきた著者が、四季折々の水に関する言葉を写真とともに解説。」

    内容説明
    水のある風景と、四季をあらわす水の言葉のコラボレーション。

    目次
    春(薄氷;氷解く ほか)
    夏(水浅葱;水の綾 ほか)
    秋(霧;紅葉 ほか)
    冬(霜;霜柱 ほか)

    著者等紹介
    内山りゅう[ウチヤマリュウ]
    1962年東京生まれ。写真家。東海大学海洋学部水産学科卒業。淡水魚をはじめ両生・爬虫類、水生昆虫類など「水」に関わる生物とその環境の撮影をライフワークとしている。1999年より和歌山県白浜町在住

  • タイトルの通り、日本語の水に関する名前を写真つきで紹介している本。
    何か知らない美しい日本語が見つからないかと思って読んだが、あまりめぼしいものはなかった。
    でも真新しさはなくとも写真はきれい。

    紹介されている言葉で好きなものは「薄氷」、「花筏」、「水浅葱」「水花火」、「水鞠」、「樹氷」かな。

  •  水の風景が綺麗。水主体の文章なのに地球を丸ごと意識させる、感じさせる写真と言葉の本。

  • 水に関する言葉が数多く紹介されています。その言葉に関連した写真も綺麗でイメージが広がります。透明な水のイメージが大好きな人におすすめ。

  • 資料のために買いました。

  • 美しい水のある風景写真とともにその情景にぴったりの言葉を綴ってある本。聞いたこともないような言葉があり、日本人ならぜひ知っておきたい美しい言葉満載。水の豊かな国「日本」っていいなぁ・・と思わせてくれる本です。

  •  見てるだけで良い。
     そんなもののリストがあるとするなら、日本語も追加したい。
     
     余計な言葉つけたくないシリーズ。
     どれをとってもハズレはない。

  • 参考書(笑)

  • 季節を感じさせる言葉と、その言葉をイメージさせる写真とで
    構成された写真集です。
    言葉は季語だけでなく、風物詩などからもセレクトされていますが、
    添えられた写真の中のさまざまな水の姿に、日本の四季と水との
    密接なかかわりを感じさせられます。
    雨、川、雲、氷、霧、雪、霜、海、……
    そして、それら水の恩恵に与って生きている動植物。

    水のある風景の美しさを堪能しながら、その水の貴重さについても
    考えさせられました.

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著者プロフィール

1962年東京生まれ。東海大学海洋学部水産学科卒業。淡水世界をフィールドとし、そこに生息する生き物とそれらを取り巻く環境の撮影をライフワークとする。1999年、和歌山に移住。写真集や図鑑、写真絵本などの創作活動を続けている。テレビ番組の制作・出演も多く、環境学習会、講演などの活動もしている。
主な著書に『大山椒魚』(ビブロス)『水のコレクション』(フレーベル館)『田んぼの生き物図鑑』(山と渓谷社)『新人諸君! 弱い雄の戦略に学べ!』(プレジデント社)

「2017年 『水のこと 水の国、わかやま。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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