中世の愛と従属: 絵巻の中の肉体 (イメージ・リーディング叢書)

著者 :
  • 平凡社
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  • Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582284560

作品紹介・あらすじ

本書は、表題を『中世の愛と従属』としたように、中世の絵巻における「愛」と「従属」の表現を分析したものである。個人の感情に根ざす「愛」と、社会的関係の中での「従属」は、何ら関係のないものと見ることもできる。しかし、絵巻を見るかぎり、中世の「愛」と「従属」は、どちらも直接に人間の生身の「肉体」に深く関わる世界であり、その点で、共通する姿をもっていた。

感想・レビュー・書評

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  • 主に卑賤身分の人たちの研究書。面白かったのが後半になるにつれて「ヤダ何?中世ってヤクザばっかじゃん!私はヤクザの研究なんてしたくないのYO!」と著者が取り乱し始めたこと。落ち着いて先生。
    人売りとか中世のおんぶとかも書いてありました。

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著者プロフィール

1948年東京生まれ。専攻は日本史。国際基督教大学教養学部卒業。東京都立大学大学院人文科学研究科修了。東京大学史料編纂所元所長。現在、同大学名誉教授。主な著書に、『平安王朝』『歴史のなかの大地動乱』(岩波新書)、『平安時代』(岩波ジュニア新書)、『かぐや姫と王権神話』(洋泉社新書)、『物語の中世 神話・説話・民話の歴史学』(講談社学術文庫)がある。

「2018年 『現代語訳 老子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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