- Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582287363
作品紹介・あらすじ
あなたの夢は有罪ですか?漂流する宇宙船、月面に埋もれた石板、洞窟に消えた兄弟、跋扈する夢警察、どこまでも晴れ渡った草原の青空と、そして反転し続けるふたりの記憶…。夢から現へ、現から夢へ。ループする終わりなき悪夢の果ては?傑作ディストピア・コミック。
感想・レビュー・書評
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フジモトマサル氏の元々シュールな世界観が夢という舞台にぴったり。
相変わらずの、小洒落た展開、アングル、色合いを楽しめる良作。
初めて氏の本を読む人に勧めたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
あなたが見ている夢は本当に夢?私たちがいるこの世界は現実?夢?
読んでいる間中、別な世界にトリップした気分になれる。
こういうシュールな話、好きです。フジモトマサルさんの本全て欲しくなる。-
キリコさん
コメントとフォローをありがとうございます。
フジモトマサルさんの描く世界はシュールでとても好きなんです。20年前からアメリカ...キリコさん
コメントとフォローをありがとうございます。
フジモトマサルさんの描く世界はシュールでとても好きなんです。20年前からアメリカに住んでいるのですが幸い図書館にも日本語本コーナーがありいつもそこから借りていますが、フジモトマサルさん等、自分が読みたいと思うものはなかなか無いので年に1度の帰省時に探して買って帰っています。
キリコさんの本棚も私にとってとても興味深いです。自分は同じような系統の本を選びがちなので、いつも他の人の本棚を見て「こういう本があるのか!読みたい!」と新しい発見をし嬉しくなります。キリコさんの本棚も私にとって新しい発見がいっぱいでフォローさせて頂きました。これからもよろしくお願いします。2020/11/17
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マトリョーシカ人形のように誰かの夢が続く。
ストーリーはすごくリアルなのに現実的ではない。
動物が人間のように振る舞う。絵が可愛いらしくストーリーが奇妙で面白い。
『この世のすべては夢まぼろし』
実はほんとは私の人生はすべて夢でまぼろしではないかと考えたことがある。それを知る術はない。まぼろしのように儚い人生、その間にただ誰かと一緒に美味しくご飯を食べていく、できるだけの幸福を感じながら。それができれば十分だと思った。 -
それぞれの夢が独立しつつ、ゆるやかに繋がっていて、頁を繰ろうとする度に「次はどんな夢?」と思う。それこそ「夢みごごち」になって、永遠に続いていくと思い込んでいるところで突然終わりがくる。最後の夢はきちんと「まとめ」になってはいるけれど、このあとはご自由に夢を紡いでいってね、と言われているようだった。
実際、この本を読みながら寝て見た夢はなんだか奇妙な夢だった。 -
て、哲学漫画だったのかもしれない…。
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2022.7.17市立図書館
「フジモトマサル傑作集」を読み終えて、もっと読みたくなって借りた。
初出は「WEB平凡」(2007〜2010)、加筆・修正(第一話から第十七話)+最終話。
閉じ込められたり危機一髪だったりという悪夢から覚めたはずがまた別の夢の中のような入れ子構造で、おなじみの動物キャラクターが夢か現かそれともあの世なのか、次から次へと転生していく(後半はその設定は消えてふつうの連作短編ぽい感じだけど)SF的物語。「第一話 すばらしき解放感」「第二話 夢警察」は「フジモトマサルの仕事」で、「第十一話 田舎暮らし」は「フジモトマサル傑作集」で既読。彼らははたして榮造と志保なのか、スピカとカロンなのか、11話ぐらいからはかなり不穏/スリリングな展開に拍車がかかってディストピアもいいところだけれど、絵のタッチに騙されてこちらまでふわふわした気持ちでついていけてしまうのがなかなかすごい。「第14話 穴」はせつなく、「第15話 月の光」にちょっとぐっときた。
これもいつか、いずれ、手元にほしいかも…
わりとよく夢を覚えていてその話をしてくれる(&ディストピア小説好き)娘にも読んでもらえた。 -
なんだこの本最高なんだけど表現出来ない
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タイトルがふわふわしてるし、フジモトさんのアニマルイラストで和もうと思ったら…悪夢と孤独で今の不安が増す内容だった。もっと心穏やかなときに読めば良かった。
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"「お前、中学に行ってすぐ、用水路に落ちて死んじゃっただろ。
どうしたんだよ今ごろ。」
「宝物のことが気になってさ。」"[p.52_再開]
連想ゲームのような夢の続き。 -
いろんな夢がつながって物語が進む。なんというか会話が面白い。普通の会話なのになんかずれてるというか、不思議な感じがある…