- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582535235
感想・レビュー・書評
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森や林の中を歩いた昔、「なんだこの気持ち悪い模様!?、うわーっ!」っと思ったこと何度も有った。
実は結構なケースが粘菌の仕業だったのかな?と思わされた。
改めて見てみると、特にやっぱりルーペの視点で見ると面白い!
妙に学術的で敷居が高かったり、読んでいる内に眠くなったりするような構成・説明じゃなくって、とても楽しめます!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
図書館の新刊コーナーで「変形菌」「伊沢正名」の文字に惹かれて手に取れば、やっぱり粘菌の本!
さっそく借りてみました。
ページ数も120ページ少々ととてもコンパクト。
しかし、まず変形菌(粘菌)って何?から始まって、その一生、形態の変化や生態、探し方、採取の仕方、飼育の仕方、必要な道具、そして様々な変形菌たちの図鑑ページ、さらには松本淳さんや伊沢正名さんを含む変形菌マニア(?)たちのコメントから関連のブックレビューまで、とにかく変形菌初心者にもその魅力が簡単に伝わるような工夫満載。
コラムもいくつかあり、熊楠や昭和天皇の功績、イグノーベル賞の中垣教授の研究も紹介と至れり尽くせり。教授の研究もかなりわかりやすく紹介されているのでここだけ読んでも粘菌の面白さが伝わってくる。
図鑑ページでは、何のクラフト商品かアクセサリーかと思うようなかわいらしい粘菌に金属のような光沢を放つ粘菌、何やら怪しい造形物を思わせる粘菌など、魅力的な(時にキモカワ系の)写真がいっぱい。
表現も平易で、興味があれば小学校高学年くらいからでも充分楽しめる。
もう夏休みも終わっちゃうけど、粘菌飼育(飼育、っていうんだな~)を自由研究にするのもいいかも。
粘菌はバクテリアやカビ、キノコなどを食べるが反対にカビや虫に食べられることもあるという。土壌中の原生生物の半分は粘菌類だそうで、こんなミクロの世界でもちゃんと食物連鎖が成り立っているんだな~と妙に感心してしまった。
そして以前から、なんで〇〇ホコリという名前なのかと思っていたが、子実体から飛んでいく胞子がホコリのように見えるからなのだそう。
う~ん、私も粘菌探しに行きたくなったぞ。 -
変形菌はアメーバ状になり移動する変形体とキノコのように胞子を作る子実体という2つの形態を持っている。形態が変化する点も面白いが、多様な色の変形菌が存在する点も魅力的である。
本書では、様々な種類の変形菌が写真と共に紹介されており、まるで芸術作品を見ているようである。本書を読めば、森の楽しみ方の幅が広がるだろう。 -
変形菌とは粘菌と同じ。写真で見ると気持ち悪い。
見た記憶がないのだが、森にいるのかな。 -
この本は凄いです。
変形菌になど全く興味が無かった私に、本を手に取らせ、中身を読ませ、家でじっくり読もうと思わせてしまったのですから。
こんな美しいキノコのようなものが、世の中に存在していて、それを知らなかったなんて驚きです。
知った今も、自分で見つけられる自信はない(笑)
内容が、真剣なのにどことなくユルくてすごく良い。
「変形菌と似ている物を並べてみました。さて、どっちがどっち?」みたいなページがあるのですが、次のページを開くと「回答編」となっていて、いや、確かに似てるけど、さすがに解説してくれなくてもわかるよ!!!(笑)
なんとも言えない、ちょっとシュールな可愛らしさがあります。 -
変形する菌の図鑑です。
変形菌とはどういうものかという説明、見つけ方、採集方法、保管の仕方も載っていて、森に探しに行けます。
写真で見て、気持ち悪いものもあるけど、綺麗なものや、何かに似ているものもあって、見ていて面白い。 -
変形菌好きには、たまらない菌たちのグラビアが好きです
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★★★★★
変形菌と粘菌は違う。
今まで虫の卵とかカビだとか思っていたのは変形菌だったものがありそう…
形と色がとてもユニーク。
標本作ってみたい。
変形菌の動く様子の写真あり。
巻末のクイズは食事前は避けたほうが。
変形菌マニアアンケートが面白かった!
(まっきー) -
変形菌!粘菌!!
イグノーベル賞をとった粘菌の仲間たちの写真集でした。ルリホコリは本当に可愛いと思います。どのくらい可愛いかをご確認下さい。子実体もいいですが、変形体もいいですね!
ちょっと見方によってはショッキングな粘菌もいますのでご注意下さい。