- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582544374
作品紹介・あらすじ
人気Webサイト「東京カフェマニア」著者が訪ねた厳選57軒・東京カフェの現在形。ジャズ喫茶から2010年へ。歴史をたどる「東京カフェ年表」掲載。
感想・レビュー・書評
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川口葉子さんのカフェ本が他と違う理由。
何冊かカフェ本をまとめて読むと、改めて
他の本と川口さんが書いたカフェ本との違いが浮き彫りになりました。
川口葉子さんは30年に渡ってカフェを訪ねている、
と帯裏のプロフィール欄に書かれています。
日本のカフェの歴史を、カフェの中で感じていた人が書くといいうこと。
そのカフェの物語、に加えて
そのカフェが日本のカフェに与えたもの、であったり
そのお店の時間軸での変化、
そのカフェにまつわる人間のカフェ人生、
そしてその人におけるそのカフェの位置、意味合い。
カフェ、人、そしてその他の芸術的、文化的造詣といった
幅広い土台、素養の中から紡がれる言葉の、とっておきの部分を
抽出したような一冊になっているので、
ずっしりと濃厚な本になるのだと思います。
川口さんがおすすめしているのであれば、
ぜひ行きたいなと思ってしまいます。
カフェを探したいな、という方には
手に取って頂きたい一冊です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
50年代純喫茶・名曲喫茶、60年代ジャズ喫茶、70年代喫茶店全盛期(1972年、ガロの学生街の喫茶店)、80年代喫茶店受難の時代・・・。川口葉子さんの「東京カフェ」(2010.7)、よくわからなかったです。タバコを吸ってた時(20~55歳)は「喫茶店と共に」の日々でした。個性的で落ち着いた佇まいの店が多く、マッチ箱が灰皿と共に、あるいはレジ横の籠に準備されていました。今も散歩の途中で、そんな店を見つけると「パブロフの犬」になってしまいます(^-^)
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2016/3/10読了
行きたい店がたくさん見つかった。さあどこから訪問しようか。 -
東京のカフェ文化の歴史を含めて、丁寧にカフェが紹介されている。各オーナーのエッセイもあり、その目指すところがわかり、楽しめる。
気の利いたカフェはエリアが特定されることからも、カフェは街と一体化した文化なのだろう。 -
東京カフェの歴史と、筆者に厳選されたカフェの紹介文が綴られている。
有名カフェのオーナーのエッセイも収録されていて、
一口にカフェといっても、そこにどんな存在意義を作ろうとしているのかや、何を目指しているかは様々で面白い。 -
おしゃれなカフェばかり載っている。いつか行ってみたい!
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これを読むと、自分の考えは間違っていないんだなと思う。
それが、正当に評価されるかどうかは別として。
でもそれが、ちゃんと正当に評価されるように、努力しなくちゃならないと思う。 -
あの「カフェの扉を開ける100の理由」の川口葉子さん著。
彼女は頭がいいんだろうけど、話が固すぎる。
たかがと言っちゃあ悪いけど、カフェなんだからさぁ。
あぁ行ってみたいなぁと思うカフェを楽しく紹介してくれる方が読み甲斐はある。ま、単なる感想です。 -
カフェについての、おされ写真とおされエッセイの塊。しゃんとしたい時とか格好つけたい時にちょっとづつ読むといい感じ。読むとすごくコーヒーが飲みたくなるので何か手元に置いてからだとなおいい。
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川口葉子さんのカフェ本って、雑誌のカフェ特集や他のカフェ本とは違い、そのお店のストーリーやオーナーの想いなどキチンと取材されているので、お店の思想がストレートに入ってきます。逆にこのへんは好みが分かれるところかもしれませんね。
ちょっとしたカフェの歴史や「このお店とこのお店にはこういう関係性があるんだ」などがわかるので、ちょっと深く東京のカフェについて知りたい人におすすめです。