有元葉子 私の住まい考:家と暮らしのこと

著者 :
  • 平凡社
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本棚登録 : 109
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582544572

感想・レビュー・書評

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  • 有元さんの、まさしく住まい考。
    こだわり抜いて建てたおうちも、こだわり抜いたインテリアや生活用品も、洗練されていて生活感なく感じられるけど、あくまでも「住む人」が主役なんだってことが端々から感じられます。
    「暮らす」ということにこだわり抜いた結果がこの住まい考なのだな、と。
    あとは自然に抗わないこと、人には人が必要なのだということ…有元さんが大事にしていることがよくわかります。
    こういう繊細なアンテナ持ちたい( ˘-˘ )

  • 東京、野尻湖、イタリアと3件の家を持つ有元葉子さんの、住まいへの愛と丁寧な想いがぎっしりつまった一冊。
    住まいに対するこだわり、そしてその地に住むことになる経緯をたどりながら、時間、自然、人間関係を大事に想う気持ちの深い想いが込められている。
    美的センスの良さは、周知のとおり。そしてそのセンスは、用いる言葉にも溢れ顕れていて、ぶれのない考えが品格ある言葉で語られている。美しい写真とともに言葉にも惹かれました。
    他の著書でも頻繁に出てくるのが、
    "「できない」と頭から否定せずに、どうやったらできるかを考えたほうが楽しい"、というポジティブな行動力。インテリアや調理器具など、住まいや料理・・・すべてにおいて、発想の豊かさが、素敵すぎ♪

  • 写真や情報が部分的で普通に素人のブログ読んでるような気に('・ω・')

  • 住まいについての本といえば、昨今、人気ブログの書籍化が非常に目につくので、本屋さんで思わず手に取って見てみるのですが、もともと素人の方が書いているせいか、やけに横並びというか、同じようなアイテムばっかり出てくる。ルイスポールセンのペンダントランプ、とか、オマジオの花瓶、とか、ティーカップはアラビアパラティッシ、グラスはイッタラのカステルヘルミ~。
    もうアンタ達お揃いの話はいいから!と言いたくなります。(笑)
    ライトとか椅子とか、高価かつ使用感が重要なものが定番に行くのは分かるけど、花瓶とかちょっとした小物とかまでが、どうしていつも誰かと同じなの?って不思議です。
    やっぱバラエティを求めるなら、資本豊富な有名人モノよね!ってことで、この本を手に。特にイタリアの家に興味しんしんで読みました。

    3つの家の中ではイタリアの家はやっぱりだんとつでステキだなぁ。
    実際の住み心地はどうなんだろう。古い家っていうと、メンテナンスで地獄を見るんじゃ、と庶民の私には近づいてはいけないとても怖ろしいものに思えるけれど、読み物としては目の保養でとても楽しい。
    リビングからも台所からも使えるツーウェイの暖炉は本当にステキ。
    片づけるとき灰とか舞い飛びそうだけど、どうなの?などと細かい使用感をもっと聞いてみたい感じ。

    こういう本は目で読むに限る。
    田舎の近所づきあいがあったかいとかいう、たまにしか来ない人のおいしいとこどりなコメントとか、建築家の娘夫婦がインドに行ってリフレッシュとか言う部分は、正直、陳腐でイラっとしたので(庶民ってすぐ嫉妬して嫌ですわね、ホホホ)、文章は飛ばし読みです。

  • このかたの家に対する考え方が徹底しててすごい!!

    家は使うもので、持つものじゃない。

    使いたい時に使いたい場所にあるから使うだけ。

    っていう徹底した考えで、一番最初に買った家はイタリア。っていう。東京、長野と家を持っているけど、自分の家じゃなくてもいい。っていう発想。

    長野行きたいなー

    で、長野のに住んで、イタリアにしようかなー?で、イタリアに住む。仕事のために東京に住む。それぞれあるけど、誰がきて誰が住んでも構いません。っていうスタイルらしいく、今後は誰がいてもいい開放型の家を手に入れようとしているらしいです。

    すごいな。

    家は、持つんじゃなくて、使うもの。っていう発想。

  • 有元さんのセンスの良さは「住」でも変わらず。
    土地を選ぶときは何と言っても眺めが大事だとか(こればかりは後から変えられない)、住居の中は色味を茶~白(ベージュなどの色も含まれる)押さえるとか。真似したいなあと思う。

    古いものと新しいものを合わせるというのもいいな。年季の入った味わい深い木のテーブルに、モダンな椅子を合わせてみたり。家を建てるときの木材も、古いものと新しいものを組み合わせてみたり。重くなりすぎず、軽くなりすぎず、新たな魅力が生まれる。これも真似したい。

  • 有元さんは家を3軒持っている。イタリア、信州、東京。
    この3つの家と東京のスタジオがどのように作られたかというプロセスと、それぞれのコンセプトについて語られた本。

    これから家を建てる人が「家の作り方を知りたい」と思って読んでも、あまり参考にはならないかもしれない(イタリアの家は修道院のリノベーションだし、信州の家は「崖に建てる」というすごい条件)。
    暮らし方も「有元さんが何を優先し、何を削ぎ落としたか」を知りたいと思って読めば楽しいが、ふつうの人の暮らしのヒントになるようなことはあまりないので。


    長年有元さんの本を読んで、イタリアや信州の家がどんな作りなのか知りたいと思ってきた私には楽しかった。
    ただ、間取りも載っていないし、食器や家具の話が出てきても、くわしく紹介されているわけでもない(写真はたくさんあるのだが、どれがそれなのかわかりにくい)。
    「お家紹介」の一般的なフォーマットを期待して読むとちょっとがっかり。
    「有元さんのファンブック」と思った方がいいかもしれない。


    面白かったのは、「イタリアで家具を買うと、アンティークでも新しいものでも、家具屋さんが家まで来てチェックする」というエピソード。
    家・家庭を大事にするイタリアならではだと思った。

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著者プロフィール

料理研究家。料理の基本を大切にしながら、自由な発想と抜群のセンスのよさで、おいしく美しくヘルシーな料理を提案、多くのファンを持つ。キッチン道具の人気シリーズ「ラバーゼ」のプロデュースを長年務めるなど、使う側からの視点で“もの作り”にも取り組んでいる。『はじめが肝心 有元葉子の「下ごしらえ」』『りんご、レモン、いちご、栗のお菓子と料理』(共に文化出版局)など100冊以上の著書を持つ。

「2020年 『光るサラダ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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