- Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582620689
作品紹介・あらすじ
20世紀を代表する独裁的支配者、スターリン、ヒトラー、毛沢東の3人が行った宣伝とプロパガンダのデザインを紹介。独裁のなんたるかを知るための最良のテキスト。図版多数。
感想・レビュー・書評
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プロパガンダ
という言葉をひさしぶりに思い出した
この本に取り上げらているのは
ヒトラー、ムッソリーニ、
スターリン、毛沢東
言わずと知れた「独裁者」たち
その者たちが
政治的に扇動の手段として
使ったデザインを
取りまとめた 一冊
むろん
その時代を俯瞰して
見ることのできる私たちだから
ふむふむ と
見られる、考えられる
のであるが、
これらの「手法」は
確かに
「今」のこの世の中にも あるぞ!
と 読み替えていくと
なかなか ぞっとする
一冊にも なっている気がする詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
11
スターリンは周囲を粛清し過ぎて、自分もいつ殺されてもおかしくない状態になり、疑心暗鬼になりすぎて、悲惨な死に方をした。医者が粛清を恐れるあまり治療を拒んだ、という説もある。人徳のなさがあらわれている。
フランコ、毛沢東、カストロ、アミンのように長生きした独裁者もいるが
ヒトラー、チャウシェスク、フセイン、カダフィのように悲惨な最後を遂げた独裁者も多い。
30
18世紀末、社会にとっての効用を重視した功利主義者ジェリミー・ベンサムの発案による独房監視システム、パノプティコンというものがある。
中心に監視塔があり、そこから放射状に伸びたところに囚人棟を置く円形の建物のこと。
監視塔の監視窓は小さく、そこに看守がいるかどうか
は囚人棟からは確認できない。
囚人は、看守がいるいないにかかわらず、常に見られている感じを抱く。
さしずめ、今は、その中心の監視塔が、監視カメラ情報も含めたビッグデータなのだろう。 -
桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/634257 -
ヒトラーのメリハリの効いた演説の裏には、内緒でオペラ歌手に抑揚等のレクチャーを受けていた事が印象的だった。
内容はそれほど難しくないのに抑揚をつける事によって人々を魅了する演説が出来ていた。
話し方って大事なんだな。 -
★分析フレームの進化を見たかった★小口の部分に現れる人の顔が前からと後ろからで違って見えるなど、本自体のデザインが凝っていて面白い。独裁者がどのようにデザインを活用したかという視点もうまい。
ただ、分析の仕方が古いというか学生好みというか。ベンサムのパノプティコンを初めて知って喜ぶ30年前の大学生が好きそうな雰囲気といったらよいだろうか。もしかしたら学術書らしくしようとしたためなのか。何だかもったない。 -
6種類の〇〇の視線というタイトルでカテゴリー分け。正直良く分かりませんでしたが、独裁者になったら、試してみたいと思います!!
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<学生コメント>
ヒトラーやムッソリーニ・スターリンなどの独裁者たちがどのようにして独裁者となったのか。デザインという新しい切り口から紹介する作品。