ロングセラー・デザイン-文房具から椅子まで (コロナ・ブックス)

  • 平凡社
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本棚登録 : 72
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (125ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582634051

作品紹介・あらすじ

何十年にもわたって、製造・販売され続けている「ロングセラー商品」の中で、デザイナーのスピリッツやメーカーの情熱が宿り、デザイン性の高いものを「ロングセラー・デザイン」と呼ぶ。本書では、基本的に1970年代以前につくられ、現在も購入できるプロダクトを取り上げる。どれも、現代人のライフスタイルに欠かせない傑作ぞろいだ。

感想・レビュー・書評

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  • 後半の食べ物のパッケージのデザインや、文房具のデザインについてなどは身近なものばかりで「なるほど!」と思うことが多かったです。この形にはそう言う工夫があったのか、と納得させられました。
    前半は椅子や机の紹介がかなり多かったですが、同じ椅子や机でもそれぞれに込められている思いが違うのだな、と分かりました。
    他の方も言うようにちょっと内容に偏りがありましたが、デザイン系初心者の私にはためになる本でした。

  • 文房具からといいつつその辺は量があまりありません。
    大半が椅子・テーブルなのですが、照明器具やカトラリー、食品パッケージなども載っているのでこのサブタイトルなんでしょうね。
    前半の構成がちょっと見づらかったかな。
    わーっと写真が続いて解説が後なので、「えっとどれのこと?」と前のページに戻るのがまだるっこしい。

    装幀・レイアウト / 寺内 佐知子(東京デザイン)
    カバー表 / ル・コルビュジエ LC6 テーブル 1928 Copyright 古田陽子
    写真撮影 / 古田 陽子, ART5
    取材・文 / 古田 陽子, 布施 快

  • うーん、どういう観点から選んだか・・・偏りがありはしないかとちょっと思うところはありますが、さらっと読むにはいい感じかな。

    アルネ・ヤコブセンの「エッグ・チェア」「アント・チェア」
    柳宋理の「角型食器シリーズ」
    アキッレ・カステリオーニの「アルコ」(ランプ)
    イサム・ノグチのコーヒーテーブル
    ミヒャエル・トーネットの「ロッキングチェア」(ピカソも使用していたとのこと)

    イッタラのグラス「カルティオ」が素敵
    ティーマのカップ&ソーサー。どちらもカイ・フランクのデザイン

    いつか訪れたい。studio’m。 カフェオレボールの色合いにほれ込む。しかし残念ながらわたしはカフェオレボールなど使用する習慣がない。

    Momaで見た箱を積み上げた収納器具のデザインはイームスのものだったんだと気付く。あの発想は見込んでしまう。

     ブルーノ・ムナーリの照明のアイディアも素敵。

    ちょっとずつ、デザイン方面にも明るくなりたい。

  • 掲載内容自体は、ロングセラー・デザインの名に恥じないものだと思います。
    ただ、10年近く前の本なので、デザインがやや古いのは仕方がないですが、
    前半の構成がちょっとうーん……。

    後半はプロダクトの写真ページと解説ページが隣接していますが、
    前半は写真ページと解説ページが分離していて、
    何ページも戻らないと写真が確認できないのがもどかしい。

    それと、唐突に挟み込まれるエッセイの位置も謎過ぎる。
    なぜそこに?カラーとモノクロの印刷の関係にしても、
    もう少し考えて欲しかった気がします。

  • やっぱりブランドによって雰囲気って違うものなんですね。デザイナーの出発点に影響されているように感じたのが興味深かった。お気に入りのグラスブランドイッタラの「タピオ」を発掘できたのはラッキー♪

  • 何度でも眺めたくなる本。こんなもの達に囲まれて暮らしたい。

  • ロングセラーになる物ってすごくシンプルな物ばかり 柳宗理のやかんとエンツォ・マリのティモールが欲しくなった

  • 飲むヤクルトのデザインも芸術品だったのかあ。

  • ロングセラー・デザインに囲まれて生きたい。

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著者プロフィール

1946年生まれ。武蔵野美術大学卒業。デザイン評論家。武蔵野美術大学教授。近代デザイン専攻。著書には『20世紀を作った日用品』(晶文社)、『モダンデザイン批評』(岩波書店)、『探偵小説の室内』(白水社)、『「しきり」の文化論』(講談社)など多数がある。

「2013年 『わたしの家 痕跡としての住まい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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