作家の珈琲 (202) (コロナ・ブックス)

  • 平凡社 (2015年6月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (136ページ) / ISBN・EAN: 9784582634990

作品紹介・あらすじ

喫茶店でいただくいつもの珈琲。おいしいお菓子をお茶請けに――。作家と珈琲の深い関係は愛すべきエピソードが満載。三島由紀夫、井上ひさし、鴨居羊子、古今亭志ん朝、茨木のり子ほか多数。

みんなの感想まとめ

作家と珈琲の深い関係を描いた本は、甘いおやつと共に楽しむ珈琲の魅力を存分に伝えています。著名な作家たちのエピソードが豊富に盛り込まれており、彼らの個性や思い出が珈琲を通じて浮かび上がります。特に、鴨居...

感想・レビュー・書評

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  • 甘いおやつが好きな人は珈琲も好きだよね、と納得のラインナップ。池波正太郎、茨木のり子、久世光彦、植草甚一、古川緑波など、「作家のおやつ」に登場した作家さんが「作家の珈琲」にも掲載されている。珈琲からの一面と、おやつからの一面をそれぞれ覗けて興味深い。

    ほかにも、鴨居羊子や石井好子、安西水丸といった著書を持っていて好ましく思っていた作家さん、高山なおみさんの日記エッセイでお名前を目にしていた高田渡さんも載っていて、「こんな方なんだなぁ」としみじみした。

    鴨居羊子さんや石井好子さんは結構読んだから、本からの印象と違った一面があるかなと思って読んだけれど、想像のままだった。本当に素のまま文章を書かれているってことだよね。安西水丸さんは、お嬢さんが書いた「珈琲の風景」というお父さんの思い出を描いたエッセイがとても素敵だった。
    巻末には、作家に愛された喫茶店の紹介や「ネスカフェゴールドブレンド」の“違いがわかる男”シリーズの歴代の方々が載っていて、懐かしさがすごい。それから、若いころの茨木のり子さんがたばこを吸っているスナップ写真3枚が美しくて素敵だった。高倉健さんもいたりして、豆知識もりもりの本。

  • 作家の珈琲愛。
    写真も多く、店の佇まいも、コーヒーとそれとともに
    味わわれたであろうメニューも、みているだけで楽しい。

    コーヒーとの、そして店とのエピソードも楽しく。

    美味しいコーヒーを飲みながら、何度も開いてみたい一冊。

  • 作家さんや、編集者さん、家族、親戚など、様々な方の文章が楽しめる。
    珈琲好き、甘いもの好きな話、
    是非喫茶店で珈琲片手に読みたい。
    行ってみたい喫茶店がたくさんできました。

  • パラ見楽しい。東京と京都のお店多め。行ってみたくなるので都会の人はより楽しめる本ですね。

  • 作家を中心に昭和を彩った名士の珈琲に纏わる逸話を編纂。名店での諸氏の過ごされ方だけで無く、日常のありふれた珈琲との一コマも多く、大袈裟でない日常に好感が持てる一冊となっています。
    ライフスタイルと珈琲とでも言いましょうか、諸氏に近しい方々からの視点も多く付されていて、日常が客観的にかつ愛情深く知ることが出来ました。写真も多いので見て楽しかったです。

  • ふむ

  • これで松本清張が北九州出身なのを知って或る小倉日記伝を読んでみた

  • コーヒーがハイカラな時代から、日常になった時代から、美味しさはもちろんだが、雰囲気も大切なんです。

  • 今は亡き作家たちの、コーヒーに関する話です。彼らが通った古き良き時代の喫茶店がいくつも出てきて、読みながら自分もコーヒーを飲みたくなりました。チェーン店もいいけれど、地元の人に愛される個人の喫茶店に本を片手に行ってみたいと思いました。
    コロナ・ブックスの作家シリーズはこの本の他にも何冊か出ているようなので、これから読んでみたいと思います。

  • サブカル臭。

  • カフェより喫茶店が好きだ。作家達が愛した色々な珈琲とおやつ、空間について、多くの写真と共に紹介している本。
    ウィンナコーヒー、アフォガード、ロシアチョコレート、珈琲を飲みながら読書したい!自分時間を満喫したいと思った。

  • すき、写真も、構成も、手になじむ感じも、文章も。

    ぜひ珈琲を飲みながら、ゆっくりしながら、読んでいきたい本。。雑誌?

  • 「活字にしたどれひとつとして喫茶店以外で書いたものはない」中上健次の言葉にガツンとやられた。物を書くときは新宿の喫茶店にこもり、飯も酒も受けつけず、周囲との連絡も完全に絶って催眠状態でひたすら書いた中上。よく眠るために珈琲を飲んだ安岡章太郎。イノダにあの娘に逢いに、と歌った高田渡。サウナのあとに喫茶店が定番だった高倉健。人妻との逢瀬のために苦い珈琲を飲んだ高校時代の久世光彦。作家の酒にまつわる逸話も楽しいが、黙って珈琲を味わう姿も凛々しくていい。久世の妻が書く思い出が素晴らしく官能的で極上の香りだった。

  • 喫茶店は文化だ。

  • それぞれの好みを読んで楽しめる一冊。

  • 名作の影に「珈琲」あり。主に昭和を駆け抜けた作家たちの「珈琲」にまつわるのエピソード集。135ページという決して多くないページ数の中に詰め込まれた情報量の多さが宝探しのような感覚だ。行きつけだった「喫茶店」。愛用のデスクやマグカップ。関係者が明かす「珈琲秘話」。「珈琲」にこだわりがあった作家もいれば、こだわりの無かった作家もいる。とにかく必要なのは「珈琲」のある時間と場所。開けば「珈琲」の香り立つような本。この本を片手に文豪気取りで「喫茶店巡り」の散歩に出てみたい。

  • 画像を見るだけでも十分コーヒーの雰囲気を楽しめるが、小説家ならその作品や交友関係など、エピソードが洒落た文章で付いている。何度も読みたくなる感じ。

  • 資料番号:011652708
    請求記号:910.2/サ

  • よく通った喫茶店の紹介だけでなく、作家の中には書斎の風景を写したものがある。写真が多く、とても味わい深い本。

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著者プロフィール

坪内 祐三(つぼうち・ゆうぞう):1958年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、同大学院修士課程修了。編集者を経て文筆家へ。1997年『ストリートワイズ』でデビュー。2001年『慶応三年生まれ 七人の旋毛曲り』で講談社エッセイ賞受賞。著書に『靖国』『『別れる理由』が気になって』『探訪記者 松崎天民』『文庫本を狙え!』など多数。2020年逝去。

「2024年 『新版 禁酒宣言 上林暁・酒場小説集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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