陽子 (荒木経惟写真全集)

著者 :
  • 平凡社
4.18
  • (49)
  • (27)
  • (30)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 192
レビュー : 31
  • Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582664034

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • この写真は超えられないと思うのです
    天才の廂

  • ヌード写真をたくさん撮ってる
    アラーキーの奥さまって、どんな女性なんだろうと。

    物憂げな表情がたくさん。
    そこが美しいとレンズを向けられるのが、
    夫の眼差しで、良い写真集。

    デートでのアラーキーのエスコートも
    愉しくて、優しくて、わたしもきっと惚れます。

    陽子さんのエッセイがこれまたすっばらしい。
    しょっぱなから、涙でした。
    センチメンタルで愛情たっぷりで。

    アラーキーのパートナーだからって、
    こんなに書けるものなのかと思ったけど、
    電通出身でなおかつエッセイストさんだったんですね。

    出逢いから、遺影まで。


    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    物を見る目が彼には確かにあって、
    それも今までにどこかで見かけたようないわゆる「良い趣味の物」ではない。(中略)だから彼からの贈り物、贈り物だけでなく、彼から借りた映画の本や、写真集など、それらによってわたしの感覚が少しずつ磨かれていったのかもしれない。だいたい彼とつきあいを重ねて来たワケというのは、自分の心の中では明白なのだ。それは、わたしのミーハー的ロマンチシズムを受け止めてくれる、ということ。ツマンナイ物や事柄に執着する、そのフワフワとしたとりとめない心を彼は見抜いているようだった。 p13


    女が男を想う、その想い方にも色々あるだろうが、私の場合は火や水を欲するが如く、ごく単純に彼を求めているようだ。それは絶対に無くなってもらっては困る物なのである。つまり彼は私の中では絶対な存在で、ある日は予言者出会ったり、街角の易者であったり、心理学者であったりする。ピタリと私の心を読み当てて、方向を定める。p79



    わたしがいま生きて、わたしのかくまんがに値段がつけられ、おカネをはらってそれを読んでくださる人たちがいることが、うれしく、もったいないような、そしてその対象がそもそもぶきっちょな自分の手が作り出したささやかなおはなしだということが、やっぱりすこし恥ずかしいことだと思う。 p188

  • 新婚旅行の光景を淡々と綴った『センチメンタルな旅』以来、妻・陽子は荒木にとって最高のモデルだった。未発表カラー作品に加え、陽子が残したエッセイも多数収録した決定版。

  • この写真全集の最高傑作だと思います。
    生と死、エロスとタナトス。
    「写真生活」「写真時代」のころから、荒木さんの写真を見始めたが、圧倒的なパワーとそのエロスで、私を魅了する。
    1990年1月29日の棺桶の中で生花に囲まれて、眠る死に顔が傷ましい。

  • 松本などを舞台とした作品です。

  • 切なくも心がとてもあたたかくなる写真集。

  • ドストライクのポートレイト
    私とおんなじ名前のタイトル
    おまけに解説が岡崎京子。

    買うしかなかったー


    どれだけアラーキーが奥さんを愛していたのかが切ないくらい伝わってきた

    黒がすごくかっこいい。
    でもやっぱ表紙の写真が一番すき

  • 愛ですよ

    これが

    愛ですよ

    すごいい写真集です

    写真集とかで

    いいと思ったのは初めてです

    やっぱりね

    景色よりも

    人が撮りたいんです

    僕は

    この写真集は

    アラーキーが

    奥さんを

    結婚前から

    死ぬまで撮り続けた

    写真集

    きっと

    アラーキーにしか

    こんな表情見せないんだろうな

    って顔がたくさん出てきます。

    やっぱり

    いいな

    顔っていいな

    人っていいな

    人撮りたいな

    最近人と

    遊んでないな

  • えぇ、立ち読みで泣きましたよ。
    アラーキーの陽子に対する愛情がぁぁぁ!
    なんで、こんなに。。。
    是非、一度はめくってみて!

  • 愛、でした。

全31件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1940年東京都生まれ。千葉大学工学部写真印刷工学科卒業後、電通に入社し写真部に所属する。1964 年「さっちん」で第1回太陽賞を受賞。1971年、妻陽子との新婚旅行を写した『センチメンタルな旅』を限定1000部で自費出版。以降、妖艶な花々、緊縛ヌード、空景、食事、東京の街、愛猫、様々な被写体から強烈なエロスとタナトスが漂う独特の写真世界を確立し、日本を代表する写真家として内外で高い評価を受けている。

「2017年 『荒木経惟 センチメンタルな旅 1971-2017-』 で使われていた紹介文から引用しています。」

荒木経惟の作品

ツイートする