ドグマ人類学総説: 西洋のドグマ的諸問題

  • 平凡社
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  • Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582702460

作品紹介・あらすじ

「話す動物」はいかにして組み立てられるか?人間と社会そして生命までが経営・管理の対象となる時代に、人間の成立ち、ことば、儀礼、コミュニケーション、法と宗教を根本から問う。科学主義の呪縛をとく「ドグマ的次元」への招待。

感想・レビュー・書評

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  • 著者は「ローマ法」が専門。
    訳者がまえがきで言うように「現在通用している一般的な知の枠組みやその方法、とりわけ科学主義的な発想を逆なでするその論理をたどるのは、」とても大変で、なかなか読み進められない。

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著者プロフィール

1930年、ノルマンディー生まれ。法制史家・精神分析家。1957年パリ大学法学部で博士号を取得。民間企業、ついで国連の派遣職員としてアフリカ諸国で活動したのち、リール大学、パリ第10大学を経て、パリ第一大学教授と高等研究実習院研究主任を96年まで兼任。分析家としてはラカン派に属し、同派の解散以降はフリーランスとなる。中世法ならびにフランス近代行政史についての多数の研究を発表したのち、とくに70年代以降、主体形成と規範性の関係を問いながら、西洋的制度世界の特異性と産業社会におけるその帰結を考察する作業をつづけている。既訳書に『ロルティ伍長の犯罪』(西谷修訳、人文書院、1998年)、『ドグマ人類学総説』(西谷修監訳、平凡社、2003年)、『西洋が西洋について見ないでいること』(森元庸介訳、以文社、2000年)、『真理の帝国』(西谷修・橋本一径訳、人文書院、2006年)、『ルジャンドルとの対話』(森元庸介訳、2010年)、『西洋をエンジン・テストする』(森元庸介訳、以文社、2012年)。

「2012年 『同一性の謎 知ることと主体の闇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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