〈単なる生〉の哲学: 生の思想のゆくえ (問いの再生 3)

著者 :
  • 平凡社
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  • Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582702552

作品紹介・あらすじ

生きさせ、あるいは死のなかに遺棄する権力のもとで、もっとも剥奪された状態たる「単なる生」、しかしそれはまた、かならず非知の要素を含む、充溢する生の様態を名指すものでもある。その両義性を手放すことなくそこに立脚するとき、新しい生の哲学が始まる。

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  • [ 内容 ]
    生きさせ、あるいは死のなかに遺棄する権力のもとで、もっとも剥奪された状態たる「単なる生」、しかしそれはまた、かならず非知の要素を含む、充溢する生の様態を名指すものでもある。
    その両義性を手放すことなくそこに立脚するとき、新しい生の哲学が始まる。

    [ 目次 ]
    第1章 生という奇妙な問い(生きること、生かされること;「生」という言葉 ほか)
    第2章 抵抗する生(生とアルトー;器官に対する闘い;雑踏の生;「彼女は生まれたことがなかった」)
    第3章 フーコーを読み改める(生物学への一瞥;生物の知の出現 ほか)
    第4章 みなぎる生の系譜(生物学的な身体感情;世界にみなぎる力の系譜;なぜ器官のない身体か;頭のないひと;還元できないもの)

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


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著者プロフィール

1948年生まれ。立教大学名誉教授。主な著書に、『意味の果てへの旅』『予定不調和』『D:死とイマージュ』『アルトー:思考と身体』『詩と権力のあいだ』『ドゥルーズ:流動の哲学』『ジャン・ジュネ:身振りと内在平面』『破局と渦の考察』『映像身体論』『ドゥルーズ:群れと結晶』『吉本隆明:煉獄の作法』『土方巽:衰弱体の思想』『政治的省察:政治の根底にあるもの』などがあり、訳書に、ドゥルーズ=ガタリ『カフカ:マイナー文学のために』『アンチ・オイディプス』『千のプラトー』(共訳)、ドゥルーズ『フランシス・ベーコン:感覚の論理学』『シネマ2』(共訳)『フーコー』『襞:ライプニッツとバロック』『ドゥルーズ:書簡とその他のテクスト』(共訳)、ベケット『モロイ』『マウロン死す』『名づけられないもの』、ジュネ『判決』『薔薇の奇跡』、アルトー『タラウマラ』などがある。

「2021年 『プルーストとシーニュ〈新訳〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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