- Amazon.co.jp ・本 (447ページ)
- / ISBN・EAN: 9784582705096
作品紹介・あらすじ
国際貢献と国益重視というかけ声ばかりが響くこの国で、戦争反対の声はかき消されようとしています。日本国憲法の下で抑制されてきた国外紛争地への自衛隊派兵も、小泉政権はあっさりと実現してしまいました。しかし-それでも私たちは戦争に反対します。なぜ?どんな根拠で?そしていま、私たちに何ができるのか?四十五通りの試みが、ここにあります。あなた自身の四十六番目の答えを見つけだしてください。創作、手紙、エッセイで描く「二十一世紀戦争」のリアリティ。
感想・レビュー・書評
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人事ではすまない。
多分気付かないところで、
戦はどんどん近づいてきている。
大切な人が戦場に行かなくていい様に、
大切な人が誰かの大切な人に殺されなうように、
大切な人が誰かの大切な人を殺さないように、
わたしにできることをしよう、と思うね。
だから、わたしは戦争に反対します。 -
日本ペンクラブ。45人ほどの著者による、イラク戦争時の原稿。
著者によってレベル感がマチマチで、一般化まで落とし込んでいる人と、単に当時の個別事象への批判(小泉批判・ブッシュ批判等々)をしている人とが混在。冒頭に来る阿刀田高や浅田次郎は流石というか今読んでも納得感があるが、多くは既に読んでも賞味期限切れの読後感しかなかった。迫力ある「戦争反対」を期待したんだけど… -
対テロ戦が始まってすぐに緊急出版、そして緊急購入して読んだ本w
まぁ事態が事態だったので、自分としても急いで買ってきて読んだような感じで
その時はそこそこ価値ある「活動」として受け止めた。
その「対テロ戦」の全体像がまとまってきた今もう一度読んでみたいと思う。 -
反対というネガティヴ・メッセージは、多様性を持つことでポジティヴ・メッセージの側面を持つ可能性があります。どこからでも読める1冊。
戦争を経験した世代が居なくなって、金儲けのためなら何でもOKと言う人が増えて、その人達に甘い水の匂...
戦争を経験した世代が居なくなって、金儲けのためなら何でもOKと言う人が増えて、その人達に甘い水の匂いを嗅がされた人達が、憲法を改正しようとしている。どうやったら止められるの?