マンガ伝: マンガ伝巨人の星から美味しんぼまで

著者 :
  • 平凡社
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  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582742060

作品紹介・あらすじ

1970年より現在までをジャンルごとに詳述した"わかりやすいマンガ史"。200点以上の図版、年表、受賞、索引を収めて完全版。

感想・レビュー・書評

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  • 1987年刊行。つまり刊行時はまだ昭和である。

     タイトルどおり、戦後マンガ、中でも手塚マンガより後、さらに言えば、1970年以降のマンガの状況を、少年・青年・少女・レディコミ・マイナー・新聞週刊誌系・ギャグ・SF・エロスなどに分別して解説する書である。
     70年を画期とし、そこから20年弱ということになれば、「劇画」の隆盛とその後の絵的な影響になるとは思うのだが、切れ味は鋭くはないかも。
     そういう意味で、網羅的という意味以外は特徴は見出しがたく、良く言えば広範、悪く言えば総花で深みなしか。
     
     ところで、「マンガ伝」なのに、アニメに一章を割いている。流石に宇宙戦艦ヤマトの後である以上、マンガとアニメーションの区別をつけられなかったということはないだろうから、マンガとアニメーションのコラボレーションが外せない時代に来ていた点と、それが主流の時代だったからだろう。

     ところで、手塚治虫が広範なジャンルで第一線にいた事実とそれがこの時代にも継続していた点と、この時期に始まった大人向けマンガのうち、今なお存続しているものがある点には驚かされる。
     ただし、後者は、キャラクターや舞台設定といった箱に無時代性を付与できた場合、逆に時代に即応した物語を紡げるのだということを雄弁に語っていそう(「ゴルゴ13」「総務部総務課山口六平太」ほか)。

  • 2009/11/23購入

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著者プロフィール

村上智彦(むらかみ・ともひこ)
合同会社ジーニアスラボ代表。中小企業・新規事業立ち上げのマーケティングパートナー。1983年生まれ、愛知県名古屋市出身。早稲田大学理工学部3年次より、ベンチャー雑誌広告代理店の株式会社RGBにて完全歩合制営業職を経験。年商4千万円の事業部を統括し、12ヶ月で年商4億円に成長させる。米国大学院留学を経て帰国後、フリーのマーケティングパートナーとして、中小企業のWEB集客やオンライン販売の仕組みづくりをサポート。2021年1月時点で、34業種109社を支援、約239億円の売上貢献、累計5100名以上への研修実績。約8000名の経営者・幹部層に月刊マーケティング戦略レポート『PROFIT ENGINE』を発行。

「2021年 『事業復活メソッド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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