ピエリアの薔薇: ギリシア詩華集選 (平凡社ライブラリー く 3-1 詩のコレクション)

著者 :
  • 平凡社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784582760675

作品紹介・あらすじ

恋愛詩の清艶、飲酒詩の飄逸、追懐詩の哀切、諷刺詩の辛竦…サッフォーからヘレニズム期詩人まで、古のヘラスの苑生に咲いた詞華の数々を玲瓏たる和語の器に移した類のないアンソロジー。収録総数209篇。詩人略伝を付す。

感想・レビュー・書評

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  • その生は蜜のごとし(ピンタロス)。かぶきたまえや(パルラダース)。

  • 現代日本人が日本語でうたった詩すら解釈できない自分です。
    そんなやつが古代ギリシャ語の情緒を理解しきれるとはすこしも思いませんが、それでも興味深かった・・・

    ここまで残ってくれた奇跡と残してくれた人々と、日本語訳してくださった、その積み重ったすべてに感謝を。
    原文が読めたら韻とかもわかるのですかね。
    しかし情熱的ですね。
    「離し得ぬもの」がすきです。

  • 諸神讃歌の訳でも有名な沓掛良彦さんの古代ギリシアの訳詩集です。猥雑なものから崇高なものまで、素晴らしい言葉で綴られています。

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著者プロフィール

1941年長野県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。文学博士。東京外国語大学名誉教授。専門は西洋古典文学。
主な著訳書
『サッフォー—詩と生涯』(平凡社、後に水声社)、『讃酒詩話』、『和泉式部幻想』(以上、岩波書店)、『陶淵明私記—詩酒の世界逍遥』(大修館書店)、『西行弾奏』(中央公論新社)、『エラスムス—人文主義の王者』(岩波現代全書)、『式子内親王私抄—清冽・ほのかな美の歌』、『人間とは何ぞ—酔翁東西古典詩話』(以上、ミネルヴァ書房)、『古代西洋万華鏡—ギリシア・エピグラムにみる人々の生』(法政大学出版局)、『ギリシアの抒惰詩人たち』(京都大学学術出版会)、『ピエリアの薔薇—ギリシア詞華集選』(水声社、後に平凡社ライブラリー)、『ホメーロスの諸神讃歌』(ちくま学芸文庫)、エラスムス『痴愚神礼讃—ラテン語原典訳』 (中公文庫)、オウィデイウス『恋愛指南—アルス・アマトリア』(岩波文庫)、『黄金の竪琴—沓掛良彦訳詩選』 (思潮社、読売文学賞受賞)、『ギリシア詞華集』全4冊(西洋古典叢書、京都大学学術出版会)、など

「2021年 『オルフェウス変幻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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